こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
今回は、
・なぜダブルトップが形成されるとその後レートが下落するのか?その理由を知りたい
・ダブルトップ・ダブルボトムができる時の大衆心理を把握した上でエントリーしたい
という方へ向けての記事となります。
ダブルトップ・ダブルボトムと言えば、誰もが知るチャートパターンではありますが、
「なぜそうなるのか?」
「なぜあのような形になるのか?」
という背景(=大衆心理)まで理解している人は非常に少ないです。
多くの人は、
ダブルトップのネックラインを割ったら、売り
というような機械的・画一的な見方でしかダブルトップ・ダブルボトムを理解していませんが(そういったことしか書いていないFX本・FXサイトが多過ぎるので仕方ないと言えば仕方ないですね…)、その程度の理解レベルでは実際の相場で安定して勝ち続けていくことは難しいでしょう。
例えば、なぜネックラインを抜けたら売りなのか?他人を納得させられる説明ができますか?
できないということはまだ理解が浅いということなので、それがトレードの勝敗に影響しているかもしれませんね!
今回の記事では、
「ダブルトップ・ダブルボトム形成の裏側で起こっている投資家心理と注文の状況」
について詳しく解説していきますので、より深い理解ができると思います。
この記事を読めば、ダブルトップ・ダブルボトムが形成されていく過程で、
- 他のトレーダー達は何を考えていて、
- どのような注文を彼らは出してくるのか?
そして、
- それを受けてあなたは何をすればいいのか?
が分かるようになりますので、根拠と自信を持ってエントリーすることができるようなるでしょう。
根拠と自信をもったトレードをしたい方は、是非今回の記事をご覧頂ければと思います。
今回は「ダブルトップ」を使ってその投資家心理を解説していきますが、「ダブルボトム」も考え方は全く同じとなりますので、今回の解説を参考にご自身でダブルボトム形成時の大衆心理について考えてみてください。
ちなみに、私がダブルトップ形成時の大衆心理について簡単に纏めた図解はこちらから見れます
ダブルトップ形成の裏側で起こっている投資家心理を知る前に
これから、
「ダブルトップ形成の裏側で起こっている投資家心理(及び注文の状況)」
を解説していきますが、その前に1つだけお伝えしておくことがあります。
それは、ダブルトップ形成時の大衆心理を理解したとしても、それがあらわれた時の相場環境を把握していなければ(=上位足相場環境の把握)、いわゆるダマしにあう可能性がありますので、ダブルトップ形成時の相場環境を必ず把握する必要がある、ということです。
個人的に「ダマし」という言葉は好きではありませんが、多くの人が理解しやすいように敢えて「ダマし」という言葉を使っています。
ダマしダマしと言いますが、ただ単純に相場環境を見抜く能力がないだけであり、ダマしでも何でもないと個人的には思います。
例えば、下記のようにダブルトップが形成されようかという局面があったとします。
こういった局面を見て、
よし高値圏でダブルトップ完成だ!ネックライン割れで売っていこう
と判断してネックライン割れに売り注文を入れてくるトレーダーは多いです。
そして、彼らの期待通りネックラインを下抜け、レートは下げていきました。
が、
少し下げただけで急に下げ止まり反転、そして上昇していきました。
ネックライン割れで売っていたトレーダー達はあえなく損切りとなり、そしてこう言います。
ダマしだ!
と。。
ですが、これは「ダマし」でも何でもありません。
レートが下げ止まり反転、そして上昇を開始したポイントには、上位足レベルのサポートラインがあり、かつ上昇中の上位足移動平均線が下から受けてきているような局面でした。
そう、ここは上位足レベルの押し目買いポイントだった訳です。
だからレートは下げ止まり、上昇していったのです
つまり、ダマしでも何でもなく、より上位足から押し目買いが入るようなポイントだということを把握せずに、安易にダブルトップネックライン割れで売り注文を入れてしまった彼らの能力の無さに原因があるのです。
ですので、ダブルトップ形成時の大衆心理の理解だけに留まらず、それがあらわれた時の相場環境の把握を必ず行うようにしましょう。
『ダブルトップ形成時の大衆心理の理解』
と
『それがあらわれた時の相場環境の把握』
という2つが分かって始めて、そのダブルトップが有効に機能するかどうかが分かるようになります。
なお、相場環境の把握の仕方は、こちらの無料レポート(PDF256ページ)↓↓↓
と、
【FX】チャートパターンを覚えても絶対に勝てない理由にて詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
ダブルトップ形成の裏側で起こっている投資家心理(及び注文の状況)
それではここから、ダブルトップが形成されていくプロセスを順に追いながら、その裏側にある投資家心理と注文状況について見ていきたいと思います。
なお、シンプルに考えるために(まずは基本的な考え方を理解してもらうために)、
- 上位足相場環境
- ダブルトップが形成されたときの相場状況
などは無視して、ダブルトップ形成の裏側で起こっている投資家心理及び注文の状況のみに特化して解説していきます。
ダブルトップ形成時の心理を解説しているサイトはたくさんありますが、【注文の状況】まで解説しているサイトは私くらいですので、かなり参考になると思いますよ
Step1.安値切り上げ・高値更新で上昇トレンド継続中
下記の図は上昇トレンド中の動きを表しています。
この局面は、既にAから買いポジションを持っているトレーダー達はウハウハで、上昇しているレートを眺めながら、
めちゃくちゃ含み益が増えてきたぞ、ヒッヒッヒ。どこで利確しようかなぁ
とニヤニヤしたり、押し目を付けてきたBの局面で【追加の買い注文】を入れてきたりしてきています。
また、AからCまでの上昇を取れずに指を加えて眺めていただけのトレーダーも、Bで押し目をつけてきたことにより、
よし、やっと押し目が来た!買っていこう!
ということで、押し目Bで【新規の買い注文】を入れてきます。
これらの買い注文によりレートは前回高値のCを越え、上昇トレンドを継続させています。
これらの買い注文にプラスして売り方の損切り注文(=買い注文)も入る
更にはこれらに加え、売り方の損切り注文(=買い注文)なども合わさってレートが伸びていきます。
相場の世界には様々な考えを持った人がいるので、高値Cを天井だと判断して、Cから売ってくるトレーダーも数多くいます。
だからCからBにかけてレートが下落しています。
もちろんAから買いポジションを持っていたトレーダー達の利益確定の売り注文や、上昇トレンドだと分かっていながらも短期的な下落をサクッと獲りにいきたい逆張り系トレーダーの新規の売り注文も入っています
そしてCから売ったトレーダー達の損切り注文(=買い注文)は、Cの直上に設定されています。
ということは、レートが高値Cを超えていけば、売り方の損切り注文(=買い注文)を巻き込み、先ほど説明した買い方の買い注文と合わさってレートが伸びていくことになります。
これが押し目BからDまでの上昇で起こっている注文の状況です。
この時点での注文の集中ポイント
Aから買いポジションを持っているトレーダーは、押し目Bをつけてきたことで、Bの直下に決済ライン(=売り注文)を移動してきます。
更に押し目Bから新規に買っていったトレーダーも、その損切り注文をBの直下に入れてきます。
よって、この時点で押し目Bのライン直下には、
・Bから新規で買いポジションをもったトレーダーの【損切りの売り注文】
という2つの売り注文が溜まることになります。
Step2.押し目を付け再上昇、高値更新して上昇トレンド継続か?
高値Cを更新した後、レートは伸びていきましたが過去から引ける節目ラインに到達し、高値Dをつけ一旦下落してきました。
この下落を見て、含み益が減ることを嫌がり利益確定の売り注文を出してくるトレーダーも一部はいますが、依然として上昇トレンド継続中であり上方向への優位性が強いため、殆どのトレーダーは何もせずに静観している状態です。
【高値Dで一旦下げてくる理由】
①過去から引ける節目ラインなので、既にこのライン直下には機関投資家等の大口の大量の売り注文が入っている
②AやBで買っていったトレーダー達が目標利確ラインとして売り注文を入れている
③下げ始めたのを見て売り注文を入れてくる逆張り系トレーダーがいる
そして、前回高値のC付近でサポートされ押し目を付けた後に、直近高値であるDを超え、上昇トレンドを継続させてくることを期待しています。
その後、彼らの期待通り前回高値のC付近でサポートされ、押し目Eを付けて再上昇していきました。
AやBから買いポジションを持っているトレーダー達の心理としては、
よしよしいいぞ!このまま高値Dを更新していってくれ!
と思っています。
また、押し目Eから新規で買っていったトレーダー達も、
やっと押し目で買えた。このまま高値を超えていってくれよ
と思っている状態です。
この後レートは高値Dを超えて上昇トレンドを継続させてくるのか?それとも高値Dを超えることなくWトップ、もしくは高値切り下げを見せてくるのか?
全ての相場参加者がレートの行く末を見守っています。
なお、押し目Eの所に引ける水平ラインをネックラインと呼び、後ほど説明しますがこのライン直下には大量の売り注文が溜まることになります
この時点での注文の集中ポイント
まず、Aから買いポジションを持っているトレーダーは、新しい押し目Eをつけてきましたので、押し目BからEへと決済ライン(=利益確定の売り注文)を引き上げてきます。
押し目Bから買っていたトレーダーも、押し目Eをつけて再上昇していくのを見て、押し目Eの直下に決済ライン(=利益確定の売り注文)を引き上げてきます。
更に、押し目Eから新規に買っていったトレーダーも、その損切り注文をEの直下に入れてきます。
よって、この時点で押し目Eのライン直下には、
②:Bから買いポジションを保有していたトレーダーの【利益確定の売り注文】
③:Eから新規で買いポジションをもったトレーダーの【損切りの売り注文】
という3つの売り注文が溜まっているということになります。
Step3.高値更新に失敗!トレンド継続への不信感が芽生え始める
押し目Eから再上昇していったレートは、買いポジションを保有しているトレーダー達の期待とは裏腹に、前回高値のDを超えることなく、反転・下落してきました。
この時点で、買いポジションを保有しているトレーダー達にトレンド継続への「不信感」が芽生え、
高値更新に失敗した。。もうこれ以上、上がらないかも
とか、
あ、ダメだ、高値更新できない。ちょっと嫌だな
といったことを感じ始めます。
それを受けて、買いポジションを保有していたトレーダーの一部は、含み益が減ってしまうことを避けるため、
もう上がりそうにないから、一旦この辺で利確しておくか。。
といった感じで、慌てて利益確定の売り注文を出してきます。
もちろん、ネックラインを抜けない限り上昇トレンド継続には変わりありませんので、多くのトレーダーは再度反転・上昇してくることを期待しながら、何もせずに静観している状態です。
また、前回高値Dを超えずに、反転・下落してきたのを見て、
高値更新に失敗した!ここから下げるかもしれないな
と判断して、新規で売り注文を入れてくるトレーダーも数多く出てきます。
ですので、高値Dを更新できなかったレートは、
- 買い勢力の利益確定の売り注文
と
- 売り勢力の新規の売り注文
というダブルの売り圧力により、どんどん下げていきます。
そしてその下げていくレートを見て、更に決済と新規の売り注文が出てきますので、売りが売りを呼びレートはネックライン付近まで下げてきました。
Step4.ネックラインを抜けてダブルトップ完成
ネックライン付近まで下げてきたレートは、そのままネックラインを下抜けてしまいました。
このネックライン直下には、
②:Bから買いポジションを保有していたトレーダーの【利益確定の売り注文】
③:Eから新規で買いポジションをもったトレーダーの【損切りの売り注文】
の3つの売り注文が入っていましたね。
更にこれらの売り注文に加えて、このネックラインを割ってくることでダブルトップが確定し、短期的に下降トレンドへ転換してくることになりますので、ネックライン割れの所に新規の売り注文を仕掛けているトレーダーもたくさんいます。
まとめると、このネックライン直下には、
②:Bから買いポジションを保有していたトレーダーの【利益確定の売り注文】
③:Eから新規で買いポジションをもったトレーダーの【損切りの売り注文】
④:ネックライン割れで売りを狙っていたトレーダーの【新規の売り注文】
という4つの【売り注文】が集中していることになるので、このネックラインを割ってくるとこれらの「売り注文」を一気に巻き込み、レートは大きく下落していくことになります。
そしてその下落を見て、
「新規で売ってくるトレーダー」
や、
「ネックライン直下に損切りを入れずにまだ買いポジションを保有していたトレーダーの損切りの売り注文」
が更に入ってくるので、レートは次の節目をめがけてもう一段下落していくこととなります。
Step5.押し安値付近でもう一度買われ、再上昇してくる
とは言え、押し安値Bを割っている訳ではなく、大きなトレンドではまだ上昇トレンド継続中であるため、押し安値付近Gまでレートが近づくと、
よし、安く買えるチャンス!ここで押し目買いだ!
と、買ってくる勢力が存在します。
また、高値Fからの下落で売りポジションを保有していたトレーダーの一部が利益確定の買い注文を入れてきます。
これらの「押し目買い勢力による買い注文」と「売りポジションを持っていたトレーダーによる利益確定の買い注文」といった2つの買い注文により、ネックラインを割ってきたレートは、Gの所で一旦反発していくのです。
Step6.高値切り下げを見せ、遂に下降トレンド転換か!?
Gで反転・上昇してきたレートですが、前回の高値Fに全く届きすらせずに、そのずいぶん手前(Eのネックライン付近)で反転してきて高値を切り下げる値動き(H)を見せてきました。
ちなみに、Eのネックライン付近で反転してくる理由は、買い勢力が既に弱っていてレートを上に押し上げる力がないというのはもちろんですが、Eの押し目から買っていたトレーダーでまだ損切りをしていなかった人達の建値逃げの売り注文が入るからです。
彼らはGの時点で大きな含み損を抱えて、ポジションを切るに切れない状況になっていましたが、運よくレートが買った辺りまで戻ってきたので、
ふぅー、良かった。。
一時はどうなるかと思ったがこれでプラスマイナスゼロで逃げられる
ということで、建値逃げの売り注文を出してきます。
こういった建値逃げの売り注文が多く入るので、Eのネックライン付近でレートは反転してくるのです。
この高値切り下げの動きを見て、まだしつこく買いポジションを保有していたトレーダーや、Gから新規に買っていったトレーダー達が完全に負けを認めて、
これはもう上がらないわ。降参。負けました
ということで、持っていたポジションを投げ売り始めます。
また、これに加えて高値切り下げを見せ明らかに買い勢力の力が弱ってきていると判断した人達が【新規の売り注文】を入れてきます。
更に、前回高値のFから売っていたトレーダー達も、高値を切り下げる動きを見せてきたことで、
もうこれ以上、上がらないな
と確信し始めるので、追加の売り注文を入れてきます。
つまり、この高値切り下げポイントになるHでは、
②:GからHへ上昇する過程で買っていったトレーダーの【決済&損切りの売り注文】
③:高値切り下げを見て新規で売ってきたトレーダーの【新規の売り注文】
④:高値切り下げを見て追加で売ってきたトレーダーの【追加の売り注文】
という4つの売り注文が重なっているので、かなりの売り圧力となってここから本格下落していくのです。
更に、下げていくのを見て新規で売ってくるトレーダーも数多く現れますので、売りが売りを呼び大きく下落していきます
そして、直近安値のG、押し安値のBを割ることで完全に下降トレンドへと転換し、それを受けて更なる売り注文が入ってくるので、下記チャートの□部分のように大幅に下落していくのです。
…
これが、
「ダブルトップ形成の裏側で起こっている投資家心理と注文の状況」
の基本的な解説です。
高値更新に失敗してダブルトップを形成し始めかけると、それを見たトレーダー達がどのような心理状態になり、そしてそれを受けてどのような注文を入れてくるのか?が理解できましたか。
▼実際のチャートだとこんな感じになります
(※図中のアルファベットは前章まで説明に使用してきた概念図に対応)
今回、シンプルに考える為に単一時間足でのダブルトップの投資家心理及び注文状況を解説してきましたが、実際の相場ではこれにプラスして、
『ダブルトップが形成されたときの相場環境(=上位足相場環境)』
などを加味してエントリーチャンスを伺っていく必要があります。
例えば、今回の例ではGを割った後に大幅下落していっていますが、もし下記図のように↓↓
直下に上昇中の日足移動平均線と日足レベルのサポートライン(※ちょうど押し安値Bのライン)が走っており、そこが日足レベルの安値切り上げポイントになろうかという局面であれば、Gを割って少し下げたとしてもすぐに切り返されて、再上昇していくシナリオも考えられます。
そのような場合は、一旦下げてもすぐに切り返されて損切りにあう可能性が高くなると分かるので、ダブルトップのネックラインを割ってきたとしても「売りはエントリーしない」と判断できます。
もしくは売りエントリーしても、短期的にサクッと利確しようという判断ができます
このように、ダブルトップの投資家心理及び注文状況だけではなく、
『ダブルトップが形成されたときの相場環境(=上位足相場環境)』
を把握しておくことが、安定して勝ち続ける為には必ず必要になってきます。
ダブルトップのエントリーポイント
次にダブルトップのエントリーポイントを簡単に説明します。
多くのFX本・サイトでは、下記の3つのポイントがエントリーポイントとして説明されていますが、これは半分間違いで半分正解です。
半分間違いである理由は、どの時間軸で形成されたダブルトップであるのか?を無視して一律に考えられているからです。
ダブルトップのエントリーポイントはどの時間軸で形成されたかによって変わる
ダブルトップのエントリーポイントは、
2.自分がどの時間軸の波を獲りにいっているか?
によって変わります。
例えば、多くのFXサイトで紹介されている下記の3つのエントリーポイントは、
そのダブルトップが5分足や15分足といった小さな時間足で形成されたものならば、正しいです。
ですが、ダブルトップが4時間足・1時間足といった大きな時間足で形成されたものであるならば、上記図のエントリーポイントは完全に遅すぎます。
では、4時間足・1時間足といった大きな時間足で形成されたダブルトップの場合どこでエントリーすればいいのかと言うと、下記の図の高値Fの中で下位足がダブルトップ、もしくは高値切り下げを築いてネックラインを割ってきたポイントです。
相場というのはフラクタル構造になっていますから、基本的には4時間足・1時間足レベルの大きなダブルトップの中に、15分足・5分足レベルの小さなダブルトップが形成されています。
ですから、4時間足・1時間足レベルの大きなダブルトップのネックライン割れでエントリーするのではなく、その中にある15分足・5分足レベルの小さなダブルトップのネックライン割れでエントリーするのが優秀なトレーダーのやっていることです。
もちろん、4時間足・1時間足レベルのネックラインを割っていませんから、仮に下げてもそのネックラインから買い注文が入って再度上昇し、高値を更新していくシナリオ・リスクも考えられます。
が、
仮にそうなった場合でも、高値Fの中の15分足・5分足レベルの小さなダブルトップネックライン割れで売っておけば、4時間足・1時間足レベルのネックライン(Eのライン)で反転してきても、薄利か建値・薄損で逃げることができますし↓↓↓
最低でも4時間足・1時間足レベルのダブルトップネックライン(Eのライン)まではリワードが見込めますので、リスクリワードは悪くありません。
もし、運よく4時間足・1時間足レベルのダブルトップネックラインを割り、レートが大幅下落してGまで下がることになれば、かなりの値幅を獲れることになりますから、一気に利益を獲得することができます。
要するに、15分足・5分足レベルの損切り幅で、4時間足・1時間足レベルのリワードを獲りにいけるリスクリワード1:5くらいの効率の良いトレードができるということです
高値切り下げポイントのHから売る時も同じ考え方
これは、高値切り下げポイントのHからGを割る時の売りエントリーの位置も同じ考えで、決して多くのFXサイトに書いてあるような下記のポイントで売ってはいけません。
売るのであれば、高値切り下げポイントHの中で下位足である15分足・5分足レベルの小さなダブルトップ(もしくは高値切り下げ)のネックライン割れから売りエントリーしていくべきです。
そうすると、最低でもGか押し安値Bまでのリワードは見込めますし↓↓↓
上手くいけばG及びBを割りレートが大幅に下落していってくれるので、その下げを全て獲れてしまうトレードができます。
ダブルトップ形成時の投資家心理まとめ
いかがでしたでしょうか。
誰もが知るチャートパターンであるダブルトップについて、その背景にある投資家心理と注文の状況を考えながら、ダブルトップが形成されていくプロセスを見てきました。
今回の記事をしっかりと読んでくれた方は、
あぁ、ダブルトップが形成されている裏ではこのようなことが起こっていたんだ
ということが深いレベルで理解できたかと思います。
このレベルでダブルトップを理解していれば、
ダブルトップのネックラインを割ったら、売り
といった画一的な見方でしかダブルトップを見れていない未熟なトレーダー達よりも、かなり正確にチャート分析ができるようになるでしょう。
但し、この記事の冒頭でもお伝えしましたが、ダブルトップ形成時の大衆心理を理解したとしても、それがあらわれた時の相場環境を把握していなければ、いわゆる「ダマし」にあう可能性もありますので、ダブルトップ形成時の相場環境(=上位足相場環境)を必ず把握するようにしてください。
ダブルトップが形成された時の「相場環境」とそこにあらわれる「大衆心理」という2つを理解できるようになれば、
- どうなったら売っていけるのか(買っていけるのか)
- 売った(買った)場合のリスクはどこにあるのか
- どこに注文が集中しているのか
などをチャートから判断できるようになりますので、面白いように稼げるようになります。
ということで、今回は以上となります。
本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
それでは!
PS.
重要なことなので何度も言いますが、ダブルトップ形成時の大衆心理を理解したとしても、
2.節目ライン一本の位置
によってそのダブルトップの有効性・リスクは全く違ったものになりますので、必ず上位足相場環境の把握を怠らないようにしましょう。
詳しくは、
と
という記事にて解説していますので、是非ご覧ください。
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