国内FX業者は”呑み行為”という利益相反行為をしているので要注意【私は絶対に使わない】

FX初心者向け

こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら

今回は、

 

国内FX業者は呑み行為をやっていると聞いたけど、呑み行為ってなに?

 

呑み行為はイケナイことなの?

 

トレーダーにとってメリットやデメリットは?

 

という疑問に答えます。

FXトレードをする上で業者選びは重要な要素ですが、多くの人は、

「国内FX=安心・安全、海外FX=怪しい・怖い」

というように、国内FXと海外FXの違いや特徴などを特に調べもせずにイメージだけで国内FX業者を選んでいるように見受けられます。

ですが、国内FX業者は”呑み行為”という、ある意味詐欺に近いようなことを平気でやっていて(金融庁もそれを見て見ぬふりをして黙認しています)、呑み行為をしている国内FX業者とトレーダーとの関係性は、

「トレーダーが儲けると業者は損失を出し、トレーダーが損失を出すとは業者は利益となる」

という【利益相反関係】になっているのです。

 

この辺の話は後ほど詳しく解説します。

 

呑み行為は競馬や競艇などのギャンブルなどでは違法行為として禁止されていますが、なぜかFXでは合法になっています苦笑

 

金融庁も表向きは投資家保護を謳っていますが、実際はFX業者側の利益保全の方に重きを置いていることが分かりますね

 

ということで、本記事では国内FX業者がやっている呑み行為について詳しくお伝えするとともに、呑み行為が我々トレーダーに及ぼすメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

本記事を読んで、国内FX業者のやっていることを理解し、

「国内FX=安心・安全、海外FX=怪しい・怖い」

という思い込みを改めるキッカケにして欲しいと思います。

【本記事を読んで分かること】

・呑み行為とは?
・国内FX業者がやっている呑み行為とは?
・呑み行為をしている国内FX業者を使うメリット・デメリットとは?

FX取引の流れ

国内FX業者のやっている呑み行為の説明に入る前に、まず簡単にFX取引の流れを解説します。

FXは、

・トレーダー
・FX業者
・インターバンク市場

という3つが関係することによって成り立っています。

概念図でいうと下記のような感じです。

インターバンク市場とは、世界中の金融機関同士が為替取引をしている市場のことを指し、このインターバンク市場に我々個人トレーダーが直接参加することはできません。

FX業者が仲介として入ることによって我々個人トレーダーが為替取引をすることができます。

FX業者は、我々個人トレーダーの注文をインターバンク市場に取り次ぐ手数料として、いわゆるスプレッドというものをトレーダーから徴収しています。

これがFXの基本的な仕組み(=顧客の注文を処理する仕組み)です。

そして、この基本的な仕組みにのっとった取引システムをNDD方式と言い、これがグローバルスタンダードな方式となります。

 

NDD方式は主に海外FX業者が採用している方式です

 

が、国内FX業者はこのNDD方式を採用せずに、DD方式という取引システムを採用しています。

このDD方式という取引システムが”呑み行為”を可能にしている諸悪の根源であり、トレーダーとFX業者が【利益相反関係】になってしまう大元の原因となります。

ということで、DD方式を知らない方も多いと思いますので、DD方式について詳しく見ていきます。

国内FX業者が採用しているDD方式とは?

まず始めに、国内FX業者が主に採用しているDD方式について解説します。

DD方式を説明した後に、呑み行為について解説していきますので、このまま順に読み進めていってください。

DD方式とは?

DD方式とはDealing Desk方式の略で、業者内にディーリングデスクを設置してFX業者と顧客(トレーダー)とで「直接取引」する方式のことです。

OTC取引や店頭取引、相対取引とも呼ばれており、このDD方式の場合、トレーダーの取引(=あなたの注文)はディーラーであるFX業者との間で行われており、自分の注文がインターバンク市場に直接出ているわけではありません。

相対取引とは?

取引所を通さず直接売り方と買い方が当事者間で取引を行うことを指す。

FXの場合あなたがドル円を買った時の売り手はFX会社ということ。

つまり顧客(トレーダー)が儲ければ儲かるほどFX業者が損を出し、顧客が負ければ負けるほどFX会社の利益になるという【利益相反】の仕組みになる。

通常は、我々トレーダーが出した注文はFX業者を通じてインターバンク市場に流れますが、DD方式を採用している国内FX業者はトレーダーからの注文をインターバンク市場に流さずに、自社でその注文を受けて処理します。

■通常の取引の流れ(NDD方式)

■国内FX業者の取引の流れ(DD方式)

その具体的な処理方法は主に下記の3つです。

1.トレーダーの出した注文をそのままインターバンク市場に流す(=仲介)
2.そのFX業者内の顧客(トレーダー)の買い注文と売り注文をぶつけて社内で相殺する
3.トレーダーの出した注文をFX業者が呑む(=呑み行為)

この3つの処理方法の中でどの処理をすれば、

『自分たち(=FX業者)が最も儲かるのか?』

ということを業者内のディーラーが判断し、我々トレーダーの注文を処理しています。

 

我々の注文がどのように処理されているかはもちろん明らかにされませんので、完全なブラックボックスです。

 

が、その多くが2.と3.の処理をしていると言われています。

 

一番の問題行為は3.の呑み行為ですね。

 

これがDD方式と言われる取引システム(顧客の注文を処理する仕組み)の説明です。

簡単に言うと、DD方式の場合、皆さんが戦っている相手は世界中のトレーダーではなく、自身が使っているFX業者だということですね。

次に、

「なぜ国内FX業者は私たちが出した注文を素直にインターバンク市場に流さずに、自社でその注文を呑むのか?」

ということを説明したいのですが、これを理解する為には、まず「呑み行為」を分かる必要がありますので、これから「呑み行為」について解説していきます。

呑み行為とは何か?

DD方式を採用している国内FX業者がやっているとされている呑み行為について、これから説明していきます。

分かりやすいので競馬を例にして説明していきます。

例えばあなたが友人から、

これで〇〇の馬券買っておいて

と、

・馬券代の1万円

・自分の代わりに馬券を買いに行ってくれる手数料500円

を渡されたとします。

手数料500円はあなたのものですが、馬券代1万円はあなたのものではないので、あなたは競馬場やJRAが運営しているウィンズに行って頼まれた1万円分の馬券を購入する必要があります。
(※そのために500円の手数料も貰っていますしね)

が、

購入した馬券が的中することは、

「確率的にかなり低い」

ので、

どうせ当たらないだろう

と、あなたは頼まれた馬券を買いに行かずに、渡された1万円を自分の財布に入れます。

友人に、

あの馬券買っておいてくれた?

と聞かれれば、もちろん

うん、買っといたよ

と答えておきます。

競馬のレース当日、友人から買っておいてと頼まれた馬券が外れれば、あなたは馬券代1万円と手数料代500円を楽々ゲットすることができます。

友人には、

あの馬券、外れて残念だったね

とか適当なことを言っておくのですが、その裏であなたは友人から預かった1万500円を自分の懐に入れて何の苦労もせずに儲けているのです。

ヒッヒッヒ、1万円儲けたぜ!

これが「呑み行為」です。

お代わり頂けたかと思いますが、呑み行為をすれば、ただ手数料だけを貰うよりも遥かに多くの金額を稼ぐことができます。

もし「呑み行為」をせずに、友人に頼まれた馬券をちゃんと買っていたら、あなたの儲けは、

「友人の代わりに馬券を買いに行ってあげる手数料:500円」

だけでした。

ですが、呑み行為をすることで「馬券代1万円」と「手数料代500円」の計1万500円を儲けることができたのです。

つまり「呑み行為」をすれば、ダブルで儲けることができるということです。

このような呑み行為が出来るのは、馬券が的中することは確率的にかなり低いという特性があるからです。

ですから、多くの場合「呑み行為」は成功し、呑み行為をしている人は

【馬券代+手数料代】

を”ダブルで”儲けることができ、さらに馬券を買っておいてと頼んでくれる友人が増えれば増えるほど自分の利益が増えていきます。

が、

稀に馬券が的中することも当然あります。

馬券をちゃんと買っていたら、払い戻しのお金はJRA(競馬の胴元)が出しますが、呑み行為をしている場合は馬券を買っていないので、払い戻し金額は”あなたが”払わなければなりません。

例えば購入金額1万円の馬券が的中し、払い戻し金額が「10万円」だとしたら、あなたはその友人に10万を払う必要があるということです。

とは言え、多くの場合で馬券は的中しませんので、このような「呑み行為」をしていてもトータルでみると儲けることができます。

これが呑み行為と言われるものです。

呑み行為をすれば、ただ手数料を貰っているだけよりも多くの金額を儲けることができる、ということが分かったと思います。

DD方式の国内FX業者が呑み行為をする理由

これはもうお分かりだと思いますが、国内FX業者が呑み行為をする理由は、顧客からの注文をインターバンク市場に流さずに自社で呑んだ方が儲かるからです。

競馬の例でも説明しましたが、顧客からの注文を呑まなければ稼げるのは”スプレッド分だけ”ですが、注文を呑めば、

「売買差益+スプレッド」

とダブルで収益を得ることが可能になります。

・呑み行為をしない場合:スプレッドのみ
・呑み行為をした場合:売買差益+スプレッド

競馬の例では、馬券が的中するのが稀であるという確率的優位性を活かして「呑み行為」をすることができるという説明をしましたが、FXも基本的には同じです。

FXの世界は、9割の人が負けており、勝っている人は1割しかいないと言われています。

9割の人が負けているということは、彼ら【負け組】の注文をインターバンク市場に流さずに自分の所で相対取引してしまえば、トレーダー側の損失が業者にとってはそのまま利益となるのです。

国内FX業者はきっとこう思っていることでしょう。

 

顧客の注文を全部仲介していたらスプレッド(手数料)だけしか入らないけど、どうせ殆どの顧客が負けるんだから注文は自分たちが受けておけば、彼が負けた時はその損失額が全て俺たちの利益になる!

 

ヒッヒッヒ

 

 

と。

実際に、「金融先物取引業協会のデータ」と「上場している国内FX業者が公開しているIR情報」から、トレーダーの損失と国内FX業者の営業収益の相関を調べた方がいるそうですが、その分析結果が

『トレーダーの損失と国内FX業者の営業収益の相関係数は、−0.85』

だったそうです。

これが何を意味しているかというと、トレーダーの損失と国内FX業者の営業収益には負の相関関係があり、トレーダーが負ければ負けるほどFX業者は儲かっているということです。

 

相関係数は0.7以上の数値で強い相関があるそうです

 

つまり、冒頭でも言いましたがトレーダーと国内FX業者の関係性は、

・FX業者が儲ける=トレーダーが損する
・トレーダーが儲かる=FX業者が損する

という【利益相反関係】になっており、健全なパートナー関係とはとても言えません。

利益相反とは?

利益相反関係になっているということは平たく言えば、

・FX業者はトレーダーに儲かって欲しくない
・FX業者はトレーダーに損して欲しい

と思っているということです。

まさかと思ったかもしれませんが、これが呑み行為をやっている国内FX業者の現実です。

国内FX業者が、

「前年比で営業利益が2倍になりました!」

と言っているのは、

「今年はトレーダーを去年の2倍負けさしました!」

と言っているのとイコールだということです。

また、一説によると、国内FX会社は、

①稼いでいるトレーダー
②半々くらいのトレーダー
③負けているトレーダーor初心者トレーダー

という3つにトレーダー(=要するに自社の顧客)を区別し、

①稼いでいるトレーダー=注文を呑むと業者が損するので、そのままインターバンク市場に流す
②半々くらいのトレーダー=注文を呑んだり、カバー先に反対売買を出したり、社内相殺したりする
③負けているトレーダーor初心者トレーダー=注文を呑むと勝てるので完全に注文を呑む

(※もちろん一番儲けられるのは、負けているトレーダーの注文を呑むこと)

といったことをしているらしいです。

しかも、

①稼いでいるトレーダー
②半々くらいのトレーダー
③負けているトレーダーor初心者トレーダー

という区分をするために、世界標準のチャートプラットフォームであるMT4を採用せずに、わざわざ莫大な開発費をかけてまで独自の取引プラットフォームを構築し、顧客データを自社で見れるようにしているとも言われています。

 

国内FX業者がMT4を採用しないのには、こんな理由があったんですね!苦笑

 

これらのことは外部に明かされることはないので真偽のほどは不明ですが、 DD方式を採用し相対取引をして顧客の注文を呑んでいる以上、こういった噂が出てくるは当然だと思います。

 

というか、おそらくやっているでしょうね・・・。

 

だってもし私が業者内のディーラーであればそういうデータがあった方が顧客(=トレーダー)からの注文を処理しやすいですからね

 

MT4はロシアのメタクオーツ社のシステムなので、顧客が負けているか勝っているかの情報を自分達(=国内FX業者)で把握することはできません。

だからDD方式の国内FX業者は顧客データを収集するために自社のオリジナル取引プラットフォームを作っているのです。

また、これも噂ですが、データ収集だけでなく顧客ごとにスリッページや約定拒否など細かい管理もしているらしいですね。

次から次へと新機能を盛り込んできたり、ゲームみたいな見た目や管理画面にしてとにかく自社のオリジナル取引プラットフォームを使わせようとしてきますが、それは上記のような理由があるからなんです

国内FX業者のスプレッドが低い理由

通常のFX取引の流れの場合だと、

インターバンク市場におけるスプレッドが開けば、それと同じ割合でFX業者のスプレッドも開きますが(じゃないとFX業者は儲けることができない、だからNDD方式の業者は変動スプレッド)、呑み行為を行っている国内FX業者は大型指標の発表など特別な時以外はほぼスプレッドが異常に低い値で固定・安定しています。

なぜこのように異常に低い数値でスプレッドを固定できるかというと、呑み行為によって儲けることができるので、インターバンク市場におけるスプレッドが開いてもそれを顧客に転嫁する必要がないからです。

・呑み行為をしない場合:スプレッドのみ
・呑み行為をした場合:売買差益+スプレッド

ですが、呑み行為をしてトレーダーと利益相反関係になっていることを知らない多くの無知な日本人トレーダーは、低スプレッドを有り難がり、少しでも安いスプレッドの業者を選んでいます。
(※低スプレッドでも利益を出せるということはその裏であなたの注文を呑んで利益を出しているということですよ)

 

国内FX業者同士で激しい低スプレッド競争が繰り広げられていますが、これは目先のスプレッドばかりを重視する日本人が多いという背景があると思いますので、仕方ないと言えば仕方ないですね

 

ちなみにそもそものお話ですが、何のトレード技術もない下手くそな人がスプレッドの低さ・狭さを気にしても正直何の意味もないです。

負けるのはスプレッドの広さのせいではなく、自身のトレード技術力のなさです。

スプレッドの広さ・狭さを気にする前に、トレード技術を身に付けることをオススメします。

FXトレードスキルを最も早く上達させる秘訣【私が4ヶ月で勝てるようになった方法】
今回は、「FX始めて1年くらい経つけど、一向に勝てず全然上達している感じがしない。どうやったらFXのトレードスキルって上達するんだろう?何かコツみたいなものってあるのかな?」という方に向けての記事となります。トレードスキルを上達させるコツを解説していますので是非ご覧ください。

DD方式の国内FX業者がやっていると噂されている不正行為

DD方式の場合、トレーダーとFX業者は【利益相反関係】になるため、国内FX業者は自分達が損しないように(=トレーダーを負かすために)、下記の不正操作を行っていると噂されています。

【DD方式の業者が意図的に行なっていると言われている操作】

・勝ちそうな注文を拒否(=約定拒否)
・約定タイミングをずらす(=意図的なスリッページ)
・損切りラインまでレートを動かすorスプレッドを広げる(=ストップ狩り)
・不正に取引システムをダウンさせて取引させなくする(=システムダウン)

(※1つ1つを説明すると長くなりますので気になる人は検索して調べてみてください、詳しく書いてくれている記事がたくさんあります)

これも真偽のほどは定かではありませんが、

「トレーダーの損失は業者の利益」

という利益相反関係にあることを考えれば、上記のようなことをしてトレーダーを負けさせればその分がすべてFX業者の利益になる訳ですから、やっていても全く不思議ではありません。

事実、Twitter上には業者に不正操作をされたという情報が数多くあがっていますし↓

楽天FX事件という騒動も記憶に新しいですよね。

楽天FX事件とは?

2016年3月17日、楽天FXが突如としてスプレッドを1,500pips(15円)に故意に拡大し、トレーダーのポジションを根こそぎ刈り取った事件です。

楽天FXは0.3pipsの原則固定スプレッドを公言していましたので、通常の5,000倍近くにスプレッドが拡大したことになります。

BID(売値)とASK(買値)の両方とも1,500pipsに広がったため、買っている人も売っている人も根こそぎ強制ロスカットされました。

この強制ロスカットによって口座残高がマイナスになり追証(≒借金)が発生した人が数多く出てきました。

さすがに楽天は追証は請求しませんでしたが、この強制ロスカットによって狩られた分の金額は全額顧客負担(イコール楽天FXの儲け)となり、楽天FX側からは誤ったレートが配信されたとのお詫びがあっただけで、何の補償もありませんでした。

■この時のチャート

・BID(売値)のチャート

・ASK(買値)のチャート

■この時の2ちゃんねるの反応

 

システムダウンしたなんてニュースは1年に何回も見ますよね。

 

私は海外FX業者のXMを使っていますがシステムダウンして取引できないなんてことは少なくとも私が使い始めてから1回もありません(6年以上使っています)

 

もちろん今では昔よりも法整備が進んだし、SNSもかなり発達してきているので、誰にでもバレるような感じでやると悪評が広まり経営にも響いてきますから、目立たないようにやっているとは思います。

これらの不正行為は立証することが難しく、やれらても泣き寝入りするしか方法はありません。

また、自分達が意図的に不正操作をやっているにも関わらず、表面上はシステムトラブルやエラーとして取り扱われ、このようなことが起こってもFX業者側は一切の責任を追わないとの一文が取引規約に明記されていることがほとんどです。

 

本当に悪どいです!怒

 

トレーダーに不利になるような取引操作を行ってくる可能性が大いにあるので、私は国内FXは絶対に使いません

 

国内FX業者は優秀なトレーダーより初心者の”カモ”が欲しい

国内FX業者は、

「簡単に始められて、簡単に儲けられる」

とか、

「スマホで簡単FX」

みたいに、いかにもFXは簡単に儲けられ、かつスマホを使えば隙間時間を使って稼ぐことができるという触れ込みでCM・広告をバンバン流しています。
(※低スプレッドを売りにしているもの姑息なマーケティングです)

 

「FXはハッキリ言って難しいので簡単に勝てると思わないでください。勝てるようになるまで平均して3〜5年かかるのでそれくらいの期間継続してFXに取り組めるという覚悟のある人だけが始めてください」

 

と、事実を正確に伝えている業者なんてどこにもありませんよね

 

また、多くの国内FX業者が芸能人・有名人を使って宣伝しているのも目にすると思いますが、知名度の高い人を使うことで安心感や信頼を感じてしまう一般大衆をFX市場に呼び込もうとしています。

なぜ、こんなマーケティングの仕方をするかというと、答えは簡単。

初心者の”カモ”が欲しいからです。

FXを始めた初心者はほぼ負けて、半年以内に資金を溶かして退場していくことが分かりきっているので、無知で非力なカモ達に口座開設してトレードしてもらい(そして負けてもらい)たいのです。

 

多くのFXトレーダーが勉強も技術を身に付ける訓練もしないまま、自分の大切な資金をリアルトレードにぶっ込み負けています。

 

そして国内FX業者を使っている場合、その資金が渡っているのは今まさにあなたが使っているFX業者なんですよ

 

先ほどもお伝えしましたが、国内FX業者はトレーダーが出した注文を、

勝率の低い負けるトレーダー  → 呑み取引
勝率がそこそこ高いトレーダー → 呑み取引したりカバー取引したり相殺したりする
勝率の高い勝つトレーダー   → インターバンク市場にそのまま注文を流す

という処理をしており、初心者のカモ達は「勝率の低い負けるトレーダー」に分類されるので、注文を呑まれます。

トレーダーが負けるということは業者が勝つということであり、要するに下手くそなカモを集めれば集めるほど国内FX業者は儲けることができます。

だから、国内FX業社は芸能人や有名人などを使って安心させ、気軽に始めてもらえるような甘い言葉を使ってとにかく素人を呼び寄せているのです。

これが、国内FX業者の裏の悪質なカラクリです。

こんなことをされる可能性があってもまだ国内FX業者を選びますか?

私なら絶対に選びません。

 

「簡単に始められて簡単に儲けられる」といった感じで宣伝している国内FX業者のマーケティングは大問題だと思います。

 

このマーケティングの仕方は問題か否か?をFXの難しさを知っている私のインスタ読者さんに聞いた所、8割くらいの方が、

 

「問題である」

 

と答えてくれました。

 

国内FX業者の巧妙なマーケティングに騙されて、自分の大切な資金を奪われてしまう人が一人でも減ることを祈ります

 

DD方式を採用している国内FX業者を使うメリット・デメリット

では、次にDD方式を採用している国内FX業者を使うメリット・デメリットをお伝えしていきます。

まずはメリットからです。

国内FX業者を使うメリット

国内FX業者を使うメリットは以下の2つだけです。

【国内FX業者を使う2つのメリット】

1.スプレッドが安い
2.税率が低い

1つずつ簡単に説明していきます。

1.スプレッドが安い

国内FX業者は、呑み行為による売買差益で儲けていますのでスプレッドだけで儲ける必要がありません。

ですので、異常と言えるくらいの低いスプレッドを提供することができ、これはすなわちトレードする際の売買手数料が安いということですから、トレーダーにとってはメリットと言えます。

が、

・スプレッドが低くてもトレード技術がなければ絶対に負けること
・スプレッドが低い代わりにトレーダーを負かすために何をされるか分からないこと

という2つの観点から、正直大したメリットにはならないと考えています。

2.税率が低い

国内FX業者を使って利益が出た場合は、申告分離課税になりますので、所得の大小に関わらず一律20%となります。

年間5,000万稼ごうが1億稼ごうが一律20%の税金しかかかりませんので、トレードでそれなりの金額を稼げる人にとってはかなりのメリットです。

 

その代わり、それなりの金額を稼げるようなレベルになるまでに業者から何をされるかわかりませんけどね苦笑

 

対して、海外FX業者の場合は、累進課税が適用されますので稼げば稼ぐほど税率は上がっていきます。

最高税率は55%(所得税45%+住民税10%)なので、稼げるトレーダーにとってはデメリットだと言えます。

ここだけ見れば一見、税率が安い国内FX業者を使うことにメリットがあると感じられます。

が、

税率が安いというメリットを受けることができるのは、実は年間820万円以上(※月で割ると68万円ほど)稼げるトレーダーのみです。

年間820万円稼げないトレーダーは、税率が安いという国内FX業者の恩恵を受けることはできませんので、820万円すら稼げていない人が顧客と利益相反関係にある国内FX業者を選ぶメリットは、ハッキリ言ってありません。

では、なぜ年間820万円なのか?

その理由を解説する前に、海外FXで得た利益と国内FXと得た利益とでは税金の計算方法に違いがあることを理解しなければなりません。

その計算方法の違いを今から解説します。

まず海外FXですが、海外FXで得た利益は「雑所得-総合課税」になるので、通常の給与所得と同じように、

・基礎控除や配偶者控除
・扶養控除
・社会保険料や生命保険料の控除など

を年間のトレード利益から差し引き、その差し引いた額に累進課税の税率が適用されます。

ですので、実際に支払う税額は思っているよりは少なくなります。

対して、国内FXで得た利益には申告分離課税が課され、利益実額に対して控除なしで否応なく20%の税率が適用されます。

そして、海外FXと国内FXで得た利益に対する税額のブレークイーブンポイントが年間820万円くらいになるというわけです。

実際の数字を使って計算してみます。

まずは、海外FX業者を使って年間820万の利益を出した時の税額です。

【海外FXで年間820万稼いだ時の税額】

■課税所得:
820万ー48万(基礎控除)ー80万(社会保険料控除)=692万

■支払い税額:
692万×30%ー42万7,500円=164万8,000円

次に、国内FX業者を使って年間820万の利益を出した時の税額です。

【国内FXで年間820万円稼いだ時の税額】

820万円×20%=164万円

 

実際は、兼業トレーダーか専業かとか、家族がいるか独身かなどによって控除額が変わるので820万円確定とは言えませんが、だいたい780万~850万くらいの間となります

 

このように、年間820万以上稼げて始めて海外FX業者の税額の方が高くなるので、国内FX業者の方が税金が安いからお勧めだという主張は、年間820万以上の金額を稼げるトレーダーの話です。

 

年間820万未満の場合、海外FX業者(累進課税)の方が税率は安く済みます。

 

年間820万以上を稼げるトレーダーは稀だと思うので、特に経歴の浅いうちは税金面から見ても国内FXを使う理由は特にありません

 

以上、

という2つが国内FX業者を使うメリットです。

国内FX業者を使うデメリット

次に、国内FX業者を使うデメリットをお伝えしていきます。

【国内FX業者を使うデメリット】

1.利益相反関係にあるのでどんな不正操作をされるか分からない
2.年間820万以上稼げない場合は海外FXよりも税額が高い
3.借金リスクがある

1.と2.は本記事でずっと説明してきましたので、ここでの説明は割愛します。

また、3.の、

「借金リスクがある」

に関しても、FXで借金したくなければ国内FX業者を使わない方がいい理由【国内FX業者は危険】という記事で詳しく解説していますので、そちらをご確認ください。

FXで借金したくなければ国内FX業者を使わない方がいい理由【国内FX業者は危険】
多くの人は思考停止状態で国内FX業者に口座を開設しトレードをスタートしますが、借金を背負わされる可能性がありますから一度考え直した方が良いです。この記事ではいかに国内FX業者で取引することが危険であるかを解説していますので借金を負わされて人生がめちゃくちゃになる前に一読しておくことをオススメします。

…ということで、一言で言うと、国内FX業者を使うメリットはほぼ何もないということです。

唯一あると言えるのは、年間820万以上安定して稼ぐことができるトレーダーの方だけであり、そういった稼げる方にとっては国内FX業者を使うメリットはあるでしょう。

 

とは言え、借金リスクは常に抱えていることになるので、いくら毎月安定して高収入を得ていたとしても安心ではないですけどね

 

国内FX業者の呑み行為まとめ

DD方式を採用している国内FX業者がやっている呑み行為について解説してきました。

国内FX業者は顧客(トレーダー)と業者が直接取引する相対取引のため、

  • トレーダーと業者が利益相反関係になること
  • 自分たちが儲けるためにトレーダーに不利になるような不正な取引操作を行っている可能性が極めて高いこと

がお分かり頂けたかと思います。

また、

「スプレッドを異常にまで低くできる理由」

「莫大な開発費をかけてまでオリジナルの自社取引プラットフォームを作る理由」

も分かったと思います。

 

税金に関しても、年間820万未満なら国内FX業者の方が高いということも!

 

冒頭でも言いましたが、

「国内FX=安心・安全、海外FX=怪しい・怖い」

という謎の思い込みによって、FXを始めようと思ったほとんどの方は無思考で国内FX業者を選びます。

国内FX業者は、芸能人使ってバンバンCM打って知名度を上げるマーケティングを行っていますし、我々は日本人なので国内業者を選んでしまうのも分からなくはないですが、本記事の内容を参考にして、

「本当に、国内FXは安心・安全で海外FXは怪しい・怖いのか?」

ということを自分の頭で考えてみてください。

私は、

  • トレーダーと利益相反関係にあるので、自分達が儲けるために不正操作を行ってくる可能性がある
  • ゼロカットシステムを採用していないので借金リスクがある

などという理由から、どう考えても国内FX業者を使おうとは思えません。

 

不正操作の可能性や借金リスクを排除するために、業界を知っているトレーダーほど海外FX業者に乗り換えている現状がありますよ

 

もし本記事を読んで、

 

国内FX業者使うの嫌だな。ちょっと海外FX業者も視野に入れて検討してみよう

 

と少しでも思った人は、国内FXと海外FXの違いをまとめたFXの海外口座と国内口座はどっちが良いの?重要な5つの違いを解説という記事があるのでそちらをご覧頂ければと思います。

 

 

国内FX業者と海外FX業者のどっちを使うのかは最終的にはあなたの判断ですが、

『本当に、国内FXは安心・安全で海外FXは怪しい・怖いのか?』

という思考停止の思い込みを改めるキッカケになればと思い、本記事を書きました。

自分の頭で考え、自分で国内FX業者と海外FX業者のどちらを使うのかを決定しましょう。

ということで以上です。

では!

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読んだその日から即実践できる超具体的な内容に仕上げましたので、今すぐ読んでいただき是非明日からのトレードのスキル向上にお役立てください。

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