こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
今回は、
「ダブルトップ/ダブルボトムのだましを回避する方法」
を実チャートを使って解説していきます。
ネット上には、
「ダブルトップ/ダブルボトムのだましを回避する方法」
を解説しているサイトが多くあり、今回の記事を書く前にそういったサイトを上位20位まで全て見ましたが、残念ながらどのサイトでも全く【本質】を得ていない解説しかされておらず、
これじゃ、いつまで経ってもだましを回避できないわ
と思うような、内容の薄い記事しかありませんでした。
また、勝率の高いダブルトップなるものも同時に紹介されていましたが、これまた相場の本質を分かっているとは言えない酷い解説で、多くの人に誤解を与えるような内容でした。
ですので今回、月に700万~2,000万円ほど稼いでいる私が、
「ダブルトップのだましを回避する”本当の方法”と”本当に勝率の高いダブルトップ”」
をお伝えしていきますので、
ダブルトップネックライン割れで売れと書いてあったのに、そこで売ったらいきなり上昇していって「だまし」にあった。
どうしたらだましに合わずに済むのだろうか?だましを回避する方法があれば知りたい
と悩んでいる方は是非ご覧にください。
- なぜ、あなたはだましに合うのか?
- そして、どうしたらそのだましを防ぐことができるのか?
この記事を読み終えた時には、それの疑問が全てクリアになっていることをお約束します。
そもそも「だまし」など存在しない
一般的にダブルトップのだましとは下記のようなことを状態のことを指します。
このような状態のことを、多くのFXサイトでは当たり前のように、だまし、だましと書かれていますが、私から言わせるとこれは「だまし」でも何でもありません。
ただ単純に、
『上位足相場環境を読めていない』
だけであり、環境認識能力(=チャートを読む力)があなたにないだけです。
つまり、「だまし」と言っている人は、自分の環境認識能力(=チャートを読む力)の低さを”相場のせい”にしているだけであり、お門違いにもほどがあります。
このような認識でいる限り、今後FXで安定した成績を残すことは非常に難しいですので、この記事をきっかけに考えを改めましょう。
勝てない理由は常に自分にあります!
「だまし=自分の環境認識能力の低さを相場のせいにしているだけ」ということを自覚し、だましに合った!なんて思わないで環境認識能力を高めていく努力をしましょう
なぜ他のサイトを読んでもダブルトップのだましを回避できないのか?
ではまず、なぜネット検索で上位表示されているFXサイトを読んでもダブルトップのだましを回避できないのか?その理由を解説していきます。
【他のサイトを読んでもダブルトップのだましを回避できない理由】
その1.
どのサイトも単一時間足のダブルトップの話しかしておらず、どの時間足で出現したダブルトップなのか?の話が全くなされていない
(※どの時間軸でその形状が作られているか?が非常に大事なのにも関わらず・・・)
その2.
だましを回避するために最も重要なのは「上位足相場環境を把握すること」なのに、それについてどのサイトにも書かれていない
この2つの理由から、上位表示されているFXサイトを読んでも何の根本解決にもならず、ダブルトップのだましを回避することはできません。
どの時間軸でダブルトップか出たか?その時の上位足トレンドはどうなっているか?によって全てが変わってくる
検索で上位にあるどのサイトも単一時間足のダブルトップの話しかしておらず、どの時間足で出現したダブルトップなのか?の話が全くなされていないので、これらの記事を読んだところでだましを回避することはまず不可能です。
どの時間足でダブルトップが出てきたか?が非常に重要なのに、その話をしているサイトは皆無です。
ですので、それらの記事を読んでも何の根本解決にもなりません
相場はフラクタル構造になっており、上位足で見たらただの高値でも、その高値の部分を小さな時間足で見たらダブルトップになっているというのがほとんどです。
そして、その小さな時間足のダブルトップの右側のトップ内を見たら、更に小さな時間足でダブルトップができていたりします。
このようなダブルトップの中に更にダブルトップがあって、またその中に更にダブルトップがあるという構造を【相場のフラクタル構造】と言いますが、この構造を理解し、
・その時の上位足の相場環境はどうなっているのか?
を把握しないと、一生だましに合い続けます。
が、どのサイトを見ても相場のフラクタル構造についての説明はなく、単一時間足のダブルトップの話しかなされていません。
言葉で説明してもあまりピンとこないかもしれませんので、実際のチャートを使って説明しましょう。
下記チャートを見てください。
綺麗なダブルトップが形成されています。
教科書通りのことをするならば、ネックライン割れで売っていくのが正解でしょう(ピンク矢印)。
が、ピンク矢印で売った後の展開はこのようになりました↓↓
ネックライン割れで少し下げましたが、その後反転・再上昇していき、ダブルトップを形成していた高値を超えていきました。
これを見て、多くの勝てないトレーダーは、
だましだ!
と声高々に叫びますが、「だまし」でも何でもありません。
下記チャートを見てください。
これは先ほどのダブルトップが出現した時と同じ時の上位足(=大きい時間軸)チャートです。
見てお分かりの通り、上位足は完全に上昇トレンド中となっており、その押し目形成のための下げを下位足で作ってきている局面です。
上昇中の移動平均線も下から受けてきており、このまま下げていくイメージはかなりしにくいです。
つまり、上位足は完全に「買い目線」であり、下げれば下げるほど上位足からの押し目買い勢力の買いが入ってくるので、いくら下位足でダブルトップを作ってネックラインを割ってきたとしても、そのまま下方向に伸びる優位性は限りなく低いということです。
このように、
・その時の上位足のトレンドはどうなっているのか?
を把握していないと教科書通りにネックライン割れで売りエントリーしても、ほとんど上手くいきません。
上位時間軸で発生したダブルトップは信頼性が高いので「だまし」に合う可能性は低い
基本的に、時間軸が大きくなればなるほどそのチャートパターンの信頼性は上がっていきます。
つまり、
- 5分足で認識できるダブルトップよりも1時間足で認識できるダブルトップの方が、
- 1時間足で認識できるダブルトップよりも4時間足で認識できるダブルトップの方が、
- 4時間足で認識できるダブルトップよりも日足で認識できるダブルトップの方が、
信頼できるということです。
その理由は上位時間軸にいけばいくほど、見ている人が多くなるからです。
見ている人が多くなるということはより多くの人に意識されるということであり、意識されるからこそ、そのチャートパターンやラインが効くようになります
下記のチャートをご覧ください。
ドル円4時間足チャートです。
4時間足レベルで上昇トレンドを築いていたチャートが、高値Aを超えられずダブルトップを形成してこようかという局面です。
押し目Bを築き、高値A超えに挑戦してきますが、結局Aの高値を超えられずに下落してきました。
これだけ大きな時間足でダブルトップが出来るということは、
- 5分足トレーダーも
- 15分足トレーダーも
- 1時間足トレーダーも
- 4時間足トレーダーも
ほぼ全てのトレーダーが、
・あぁ、高値更新できそうにないなぁ
・あぁ、もう上がりそうにないぁ
と思い始めるということです。
つまり、ほぼ全ての時間軸において、既に買っているトレーダーは、
もう上がらなさそうだから、この辺で利食いしとくか
という感じで決済の売り注文を入れてきますし、ノーポジションのトレーダーは、
これはもう高値更新できないなぁ、この辺で売ってみるか
という感じで新規の売り注文を入れてきます。
下位足から上位足に至るまで目線が「売り」に傾いており、先ほどの章で説明したような
『下げてきたら買ってくる押し目買い勢力』
がほぼいません。
ですので、こういった誰もが認識できる上位足のダブルトップはネックラインを割ると素直に下げていくことが多く、いわゆる「だまし」には合いにくいです。
▼その後の値動き
ちなみに4時間足レベルのトレードをしていない限り、このネックライン割れで売るのは完全に遅すぎます。
後ほど詳しく説明しますが、4時間足レベルで認識できるダブルトップの右側のトップ内を見ると下位足でダブルトップを形成してきていますので、そのネックライン割れで売っていくのが正しいエントリー方法です
これに対して、先ほど説明した下位足でしか認識できないダブルトップの局面は↓↓↓
あぁ、高値更新できないなぁ。この辺で売ってみよう
と思うのは短い時間軸でトレードしている5分とか15分足のトレーダーのみであり、1時間や4時間のトレーダーはそんなこと思っていません(なぜなら、上昇トレンド中なので)。
むしろ、
よし、押し目を付けてきたぞ!どこで買おうかな
と買い場を探している局面になります。
つまり、
- 5分足&15分足のトレーダー:売りたい
- 1時間足&4時間足のトレーダー:買いたい
と、異なる時間軸のトレーダー同士でその思惑が一致しません。
思惑が一致しないということはレートが伸びないということです
そして相場というのは基本的に上位足が築いているトレンドに回帰する優位性の方が高いので、上位足が上昇トレンドを築いている時の下位足ダブルトップのネックライン割れで売ったとしても、ほとんどの場合、損切りに掛かってしまいます。
多くのサイトで勝率の高いダブルトップとして紹介されているポイントも間違い
多くのサイトで、
ダブルトップの騙しを回避するには勝率の高いダブルトップを見つけることが重要です。
そして勝率の高いダブルトップとはレジスタンスライン付近で形成されたダブルトップです。
ですから、レジスタンスライン付近で形成されたダブルトップの時にだけエントリーすれば「だまし」に合うことは少なくなります。
という説明がなされていますが、これも時間軸の話がされていないので、間違いを誘発してしまいます。
確かに上位足レベルでも認識できる大きなダブルトップがレジスタンスライン付近で形成されたのであれば、それは勝率の高いダブルトップなのでネックライン割れで売りエントリーしても構いませんが、それが下位足で形成されたダブルトップであるならば話は変わってきます。
いくらレジスタンスライン付近で形成されたダブルトップだとしても、より上位足のトレンドが上昇トレンドだった場合、ダブルトップネックライン割れで売りエントリーしても、そのまま下げていく可能性は極めて低いです。
理由は先ほどもお伝えしたように、相場というものは上位足が築いているトレンド方向に回帰していく習性があるので、下位足で一時的にダブルトップネックライン割れで下げてきたとしても、その下げは、
「上位足の上昇トレンドの押し目形成のための単なる下げ」
でしかなく、下げてきたら押し目買いしてくる勢力が大量にいるので、その買い圧力に負けてしまうからです。
ですから、ダブルトップのだましを回避したいならばレジスタンスライン付近で形成されたダブルトップかどうかよりも、
・下位足で形成されている場合の上位足トレンドはどうなっているか?
を把握することの方がよっぽど重要です。
多くのサイトでは、どの時間軸で形成されたダブルトップの話をしているのかを解説していないので、このように話がややこしくなります。
無駄な損失をなくすためにも、どの時間軸で形成されたダブルトップなのかをハッキリと明記してほしいものです。
上位足が上昇トレンド中なら下位足でダブルトップを築いても無視するのが一番ですね
結論:ダブルトップのだましを回避するためにやるべきこと
ということでここまでの話をまとめると、ダブルトップのだましを回避するためにやるべきことは、
・その時の上位足の相場環境はどうなっているのか?
を把握することです。
そして、もし下位足でダブルトップができていたとしても、その時の上位足が上昇トレンド中であれば「だまし」に合う可能性が高くなりますから、エントリーしてはいけません。
他のサイトに書かれているような、レジスタンスライン付近で形成されたダブルトップは勝率が高いからだましに合う可能性は低いといったそんな単純なものではないのです
同じチャート形状でも上位足相場環境によってトレードは全く違うものになるということを理解して、下位足の今が、上位足ではどういう位置付けになるかを常に確認するようにしていきましょう。
相場で勝ち続けるためには、「上位足の相場環境における下位足の位置付け」を常に把握するマルチタイムフレーム分析が絶対に必要。
下位足の今が、上位足ではどういう位置付けになっているのか?
多くの人はこの分析を怠り、ホント何もわかっていない状態でトレードしている。
勝てる訳がない pic.twitter.com/gyfFyO8Wyn
— 100億円トレーダー@セミリタイア中 (@million_trader8) 2019年9月26日
トレード足で同じようなチャート形状・チャートパターンとなっても、節目ライン1本の位置や上位足の相場環境によって、そのパターンのもつ優位性・トレードの組み立ては全く違ったものになります。トレード足単独では適切な判断は何もできず、結局上位足の相場環境の把握がトレードの全てとなります。 pic.twitter.com/dWfEqR0COZ
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年5月1日
トレード足で全く同じチャート形状・局面をむかえても、節目ライン1本の位置・上位足の相場環境によって、そこでの組み立て・リスクは全く違ったものになります。様々に紹介されているチャートパターンと呼ばれるものも、それが機能する相場環境なのかどうかを判断できなければ全く使えないのです。 pic.twitter.com/elWXcGNoRt
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年7月4日
三角保ち合いやペナントと呼ばれるチャートパターンの上抜けも、節目となるライン1本の位置や上位足の相場環境によって、その優位性は全く違ったものになります。トレード足単独の形状では何も判断できず、上位足の相場環境の把握がトレードの全てです。 pic.twitter.com/LcngAcSdve
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2016年11月10日
1H足で下降トレンドに入っても、それは4H足・日足レベルではどのような位置付けとなる可能性があるのか。4H足も次の下降トレンドに入るための下落となるのか、それとも4H足の次の上昇に繋がる単なる押し目形成のための下落であるのか。それによって下位足でのトレードの組み立ても、全く違ってきます。 pic.twitter.com/X3UZRxKaFZ
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年7月6日
5分足でトレンド転換し上昇しても、1H足で未だ下降トレンド中であれば、それは1H足レベルの単なる戻り目形成の上昇にもなり得ます。同様に1H足でもトレンド転換し上昇しても、それは4H足レベルの単なる戻り目形成の上昇にもなり得ます。トレード足での値動きの、上位足での位置付けを常に把握します。 pic.twitter.com/P9rdpY8FWi
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年1月23日
本当に勝率が高いダブルトップ
ダブルトップのだましを回避する本当の方法が分かったところで、次に
「本当に勝率が高いダブルトップの局面」
をお伝えしていきます。
それは下記の2つの局面です。
【本当に勝率が高いダブルトップの局面】
1.上位足レベルの大きなダブルトップの中での下位足でのダブルトップ
2.上位足レベルの戻り売りポイントの中での下位足でのダブルトップ
では、1つずつ解説していきます。
1.上位足レベルの大きなダブルトップの中での下位足でのダブルトップ
まず1つ目ですが、概念図で表すと下記のような感じです。
実チャートだとこんな感じです↓
上記のチャートを使って解説していきますね。
まず、上位足のトレンドがどうなっているかを把握するためにペイントツールで、上位足のトレンドを描いてみました。
ご覧のように、上昇トレンドだったチャートは過去から引ける節目ライン(=レジスタンスライン)に抑えられて、ダブルトップを形成してきました。
この時点で、
あれ、もう上に行かないのかな。上昇トレンドも終わりなのかな
と多くのトレーダーが思い始めるので、一部のトレーダーが利食いの売り注文を入れてきます。
売り注文が多く入ったせいでレートは一旦の下落を見せてきます。
ですが、まだ明確に上昇トレンドが終った訳ではありませんので、ここを押し目として買ってくるトレーダーも多く存在します。
ですので、□部分がレンジのような形になっているのです。
つまり、上記チャートの□部分では、
・ダブルトップで二度も頭を抑えられ、もうこれ以上「上」には行けないと判断して売ってくるトレーダー
と
・まだ上昇トレンドは崩れてないので下げてきたら買っていこうと判断して買ってくるトレーダー
が攻防している真っ最中ですね。
では、□部分を下位足のチャートで拡大して見てみましょう。
ご覧のように上位足のダブルトップの右側のトップ内を見ると更にその中で下位足でダブルトップを形成してきています。
今回例として使っているチャートに限らず、多くのチャートでこのような形(=ダブルトップの中のダブルトップ)になっていますので、ご自身でチャートを見て研究してみてください。こういうのを相場のフラクタル構造と言います。
詳しくは、FXチャートのフラクタル構造とは?【これが分からないと絶対に勝てない】をご覧ください
下位足でダブルトップを形成してくる理由は、ここを押し目だと判断して買ってくる下位足トレーダーがいるからなのですが、彼らは下位足のダブルトップネックラインの直下に損切り注文を入れています。
なぜなら、この下位足のダブルトップのネックラインを割ってくると短期的に下降トレンドに転換してきたことになり、もう買いポジションをもつ必要性がないからです。
(※厳密には押し安値を割っていないので下降トレンド転換してきていません)
ネックラインを超えて下降トレンド転換してきたということは、短期的な売り買いの攻防の決着がついて、相場参加者の目線が「売り」に傾くということです。
ネックライン割れは「高値更新を目指して頑張ったが結局ダメだった」という明らかなサインです
しかも、それが上位足レベルで認識できるダブルトップの中で行われているのですから、上位足トレーダーは、
あぁ、高値更新出来なさそうだな。もうこれ弱いな(=売り目線)
と思っていますし、下位足トレーダーも、
あぁ、高値更新出来なさそうだな。もうこれ弱いな(=売り目線)
と思っているということです。
つまり、上位足トレーダーと下位足トレーダーの【思惑】が同じだということですね
このように、上位足レベルの大きなダブルトップの中での下位足でのダブルトップネックライン割れは、あらゆる時間足のほとんどのトレーダーが同じ方向を向くことになるので伸びる可能性が高く、非常に勝率の高いポイントなのです。
▼その後の値動き
上位足レベルの大きな高値切り下げポイントや上位足レベルの三尊でも同じ
ちなみに、これは上位足レベルの大きなダブルトップに限りません。
上位足レベルの大きな高値切り下げポイント内での下位足ダブルトップや↓
上位足レベルの三尊の右肩内での下位足ダブルトップも↓
同じ理屈で、非常に勝率の高いエントリーポイントなので、併せて理解しておきましょう。
では、次です。
2.上位足レベルの戻り売りポイントの中での下位足でのダブルトップ
次に2つ目の
「勝率が高いダブルトップの局面」
ですが、概念図で表すと下記のような感じです。
実チャートだとこんな感じです↓
上位足の戻り売りポイント(=高値切り下げポイント)の中で下位足ダブルトップが出現したら、かなり勝率の高いエントリーポイントだと言えます。
上位足で戻り目を築いてくるということは、上位足は下降トレンドだということです。
下降トレンドということは、買っているトレーダーよりも売っているトレーダーの方が多い状態、かつ買いたいトレーダーより売りたいトレーダーの方が多い状態ということであり、
戻ってきたら売りたい
と考えている人が多いということです。
「下方向」への優位性が高いということですね。
そのため、意識されそうなレジスタンスラインを見つけて、そのポイントで下位足でダブルトップを築き下降トレンド転換してくるのを多くのトレーダーが待っています。
上位足の戻り売りポイント(=高値切り下げポイント)ということは、もうその時点で「下げ方向」に優位性があるということです。
その「下げ方向への優位性があるポイント」の中で、下位足が上位足の下降トレンドと同じ方向へのトレンド転換をしてくれば、下げ方向への優位性が更に高まることになります。
つまり、下位足ダブルトップのネックラインを割ってくることで、下位足も下降トレンド転換してくるので、
上位足トレーダー:売り
と両者の思惑が一致し、下方向に伸びやすくなるということです。
下位足ダブルトップのネックライン割れは、短期的に下降トレンドに転換してくるポイントですから、上位足の戻り売りポイントの中での下位足ダブルトップネックライン割れは、非常に勝率の高いエントリーポイントですね
なお、この辺りの詳しい話は、押し目買いの具体的なエントリータイミングをチャートを使って解説【高勝率です】をご覧ください。
ダブルトップのだましを回避する方法まとめ
いかがでしょうか。
「ダブルトップのだましを回避する”本当の方法”と”本当に勝率の高いダブルトップ”」
を解説してきました。
今回の話は複数の時間足の話をしなければなりませんでしたので、文字での説明は正直かなり難しかったです。
もし分からない箇所があれば、その部分を何度か読み直すか、もしくはこちらの問い合わせフォームより質問を頂けますとお答えさせて頂きます。
ということで、最後にもう一度まとめると、
「ダブルトップのだましを回避する方法」
は、
- そのダブルトップがどの時間足で形成されているか?を把握する
- 下位足で形成されている場合の上位足トレンドはどうなっているか?を把握する
- もし、上位足が上昇トレンド中なら「だまし」に合う可能性が高いのでエントリーしない
でしたね。
相場のフラクタル構造と上位足相場環境の把握、つまりはマルチタイムフレーム分析ができなければ、本当の意味でダブルトップのだましを回避することはできないということをお伝えしました。
また、本当に勝率が高いダブルトップである、
も解説しました。
是非今回の記事を参考に、今後ダブルトップが出現してきた時はしっかりと相場環境を分析して、むやみやたらにネックライン割れでエントリーしないようにしましょう。
そうするだけで「だまし」に合う可能性は低くなり、無駄な損失を負うことがなくなると思います。
ということで、今回は以上です。
それでは!
PS.
ダブルトップのだましを回避する為に必要なのは、
「マルチタイムフレーム分析」
のスキルです。
ダブルトップのだまし云々に関わらず、このFXの世界で長期的に稼ぎ続けていく為には必ずこのマルチタイムフレーム分析のスキルが必要となってきます。
そこで、マルチタイムフレーム分析の基礎から実際にマルチタイムフレーム分析を使ってエントリーしていく方法まで、これ一冊でマルチタイムフレーム分析について完全理解できるマニュアル(PDF256ページ)を作成しましたので、マルチタイムフレーム分析のスキルを高めたい方は是非手に取ってみてください。
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