こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
今回は、
FXのエントリー回数は少ない方が(or減らした方が)稼げるという意見を聞きました。
これは本当でしょうか?
FXってたくさんトレードした方が儲かる気がするのですが。。
この疑問に答えます。
結論から言うと、FXのエントリー回数は少ない方が稼げます。
厳密に言うと、”エントリー回数は少ない方が”というよりは”エントリーする箇所を厳選した方が”稼げます
FX初心者は、”やればやるほど成果を上げられる”という一般社会の働き方の常識・価値観の延長線上でFXトレードをしているので、
「FXってたくさんトレードした方が儲かるんでしょ?」
「トレード回数多い方が、儲かりそう」
という考えでFXに挑んでしまうのですが、この常識はFXの世界では通用しませんのでこの思考を持ったままではFXで安定して勝ち続けるのは100%不可能です。
ということで本記事で、
- なぜ、エントリー回数が少ない方が(or減らした方が)稼げるのか?
- なぜ、エントリー回数が多い方が稼げるという考えが間違っているのか?
この辺りを解説していきたいと思います。
「FXってたくさんトレードした方が儲かるんでしょ?」
こう思っている方は是非ご覧いただければと思います。
エントリー回数=利益ではない
多くのFX初心者は、FXはエントリー回数が多ければ多いほど稼げると思っているので、
「より多くの利益を上げるためにはトレードの回数を増やす必要がある」
と考えていますが、この考えは100%間違っています。
なぜ、間違いなのか?
さっそく説明していきましょう。
勝てるトレードチャンスなどそう頻繁にやってこない
まず大前提として知っておいて欲しいのは、
「勝てる可能性の高いエントリーポイントは、相場の中にゴロゴロとたくさん転がってるわけではない」
ということです。
勝てる可能性の高い局面なんてものはそうそう現れるものではありません。練習ソフトを使った練習・検証をしたり、リアルトレードの経験を積み重ねていけば、高勝率で優位性のあるエントリーポイントは1週間のうちにそう何回もあるものではないことに気づくと思いますよ。チャンスは本当に少ないのです
— 100億円トレーダー@セミリタイア中 (@million_trader8) 2020年8月24日
トレードスタイルにもよりますが、勝てる可能性の高いエントリーポイントなんて1通貨ペアにつき、
- スキャルピングなら1日1回か2回
- デイトレードなら1週間に1〜2回
- スイングトレードだと1ヶ月に1〜2回
あるかないかくらいの世界です。
▼私のエントリーポイントのイメージ↓(週に2回程度)
(※賢人のデイトレードTwitterより画像引用)
つまり、チャート上に現れるほとんどの値動きは、
「勝てる可能性の高いポイントではない(=負ける可能性が高いポイント)」
ということであり、そういったポイントが多くを占めるなかでわざわざエントリー回数を増やすということは、
私は負けたいです、どうぞ負けさせてください。私の大切な資金を他のトレーダーに差し上げます
と言っているようなものであり、正気の沙汰ではないというのを自覚しなければなりません。
【チャート上に現れる値動きの割合のイメージ】
①勝てる確率が高い局面:5%
②どっちに転ぶかよく分からない局面:50%
③負ける確率が高い局面:45%
FXトレーダーの目的は、
『エントリーすることではなく、利益を上げること』
ですから、わざわざ負ける確率の高いポイントでエントリーして無駄な損失を被るのは目的に反しており、
”たとえエントリー回数が減っても勝てる可能性が高いポイントが来るまでしっかり待ってそこだけを丁寧に獲りきることで結果的に利益を上げる”
のが我々の仕事です。
あなたはトレードがしたいのですか?それとも利益を上げたいのですか?
もし後者ならやるべきことは1つ。
勝てる可能性が高いポイントが来るまでしっかり待つことです
このように、
「より多くの利益を上げるためにはもっとトレードする必要がある」
というFX初心者の考えは
「相場の中に勝てるトレードチャンスなどそう頻繁にやってこない」
というチャートの事実に反するので、稼ぐにはエントリー回数を増やさなければならないという考えがなぜ間違っているのが理解してもらえると思います。
もし勝てるトレードチャンスが頻繁にやってくるのが相場なのであれば、
「より多くの利益を上げるためにはもっとトレードする必要がある」
という思考は正解になりますけどね
取引回数が少ないと稼げないように感じますが、優位性の低い局面でのトレードは当然勝率を落とし、結局その不要な損失分も勝たなくてはならず、そのための時間が最も無駄なのです。回数は減っても相場環境が整うまで丁寧に待ち、伸び易い局面だけを獲り切る方が、結果的に資金を増やす近道になります。 pic.twitter.com/E4vqICiwPH
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年6月24日
早く資金を増やすためには、少しでもトレードしなければと焦りますが、その焦りが無駄な取引を生み、結局その損失を取り戻すための余計な時間が必要になってしまいます。取引回数は減っても、優位性の高い局面でのみ丁寧に取引を繰り返す方が、結局は資金を早く安定的に増やす一番の近道となります。 pic.twitter.com/xWnZOmLZTx
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2019年2月20日
エントリー回数を増やす=負けるリスクも同時に背負っている
これも多くの人が忘れがちですが、エントリー回数を増やすということは勝つ可能性と同時に負けるリスクも背負っているということです。
しかも先程の章でお伝えしたように、
「勝てる可能性の高いエントリーポイントなんてものは、相場の中にゴロゴロとたくさん転がってるわけではない」
という事実がありますので、エントリー回数を増やすことは、勝つ可能性を増やしているというよりは、負ける可能性を限りなく高くしているということが言えます。
大きな値幅を期待できる局面が1日に何度もあるはずがなく、1週間で見ても限られています。その中でむやみに取引回数を増やすという事は、チャンスを増やす以上にリスクも増やしているのです。最終的に勝つためには、限られたチャンスを見逃さないと共に、無駄なリスクは絶対に負わない姿勢が大切です。 pic.twitter.com/AB9YtoZVQQ
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2019年7月17日
もちろん全てのエントリーで自分の売買ルールに基づく根拠あるトレード(=勝てる可能性の高いエントリーポイント)ができているならばエントリー回数が多いこと自体は問題ないのですが、多くの場合は根拠があるポイントではないのにも関わらず、
もうすぐ上がりそうだから、買いでエントリーしよう
といった感じでエントリーポイントを厳選せずに、値ごろ感でのトレードをしてしまっているのが実情だと思います。
この根底にあるのは、
「より多くの利益を上げるためにはもっとトレードする必要がある」
という考え方があるからに他ならないので、この考えを無くさない限りエントリー回数を減らしていくことはできず、トータルプラスの利益を残すことも無理でしょう。
FXの目的はエントリーすることではなく利益をあげること
当然なのですが、FXの目的はエントリーすることではなく利益をあげることです。
そして、利益を多く残すためには、利益を獲りにいくこと(=勝つこと)も大事ですが、それ以上に獲った利益を吐き出さないこと(=負けないこと)が大事です。
多くの人は勝つことばかりを考えていますが、FXというのは勝ち負けを繰り返しながらトータルで利益を出していくゲームですので、優位性が低いポイントでのエントリーを減らすだけで無駄な損失が減り、結果、トータルプラスの利益が出やすくなるという事実があります。
勝ちトレードの数はそのままでも負けトレードの数を減らせば、それだけで簡単に利益が残るようになりますよ
賢人のデイトレードさんがTwitterで呟いているように↓
勝ちもあるのに資金が増えないのは、無駄な取引・損失が多過ぎるからです。優位性が高くリスクリワードの見合う取引だけを丁寧に続けていれば、少なくとも資金を減らすことはありません。勝てる局面を探す前に、まずは優位性の低い局面を徹底的に排除する・徹底的にそこでは取引しない姿勢が大切です。 pic.twitter.com/50PCjn2Mhh
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年5月1日
エントリー回数を増やすことで利益を上げようとするのではなく、むしろエントリーポイントを厳選して負ける確率の高いエントリーを減らし、無駄な損失を徹底的に排除していくという姿勢が勝つためにはとても重要です。
『FXの目的はエントリーすることではなく利益をあげること』
という大前提を深く理解し、そのためには優位性が低いポイントでのエントリーを無くして無駄な損失を減らすのが一番の近道だということを脳内に叩き込みましょう。
何度もお伝えしているように、相場に優位性のあるポイントなんてそうそう簡単に現れないので、無駄にエントリー回数を増やしても負けて資金を失うだけです
なお、この辺の話は、FXで手っ取り早く勝つための”ある方法”を教えます【めちゃくちゃ簡単】にて詳しく解説してますので、そちらの記事も是非ご覧ください。
エントリー回数を増やすことがいかに間違っているかが分かると思います。
▼以下、参考となるTwitter発言
上手いトレーダーとは、決してエントリー回数の多いトレーダーではなく、お金を増やすのが上手いトレーダーを指しています。どういう局面がリスクが高いのかを理解し、そのリスクを極限にまで抑えながらここぞという局面だけをしっかり獲っていく。勝っている人ほど、難しい事は何もしていないのです。 pic.twitter.com/xiEfV33vK1
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年3月21日
利益を着実に積み上げ続けるには、勝つこと以上にいかに無駄な損失を出さないかが重要です。手を出してはいけない・優位性の低い局面を知り、そこは徹底的に対象から排除する姿勢が大切です。そうした局面でも時に大きく動きますが、それは結果論であり、取引しない一貫性が長期的には利益を残します。 pic.twitter.com/AyiFYeEVLj
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年9月24日
勝てないトレーダーは、とにかく勝ちを増やすことで利益を上げようとするため、取引に無理が生じます。しかしながら、資金を効率的に増やすには、負けを減らす事が本当は何より重要なのです。負け易い局面を徹底的に取引対象から排除する負け側からアプローチすることで、勝ちも自然と残っていきます。 pic.twitter.com/lwGAklweqL
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2019年7月24日
勝率が悪いと嘆くトレーダーは、限られたチャンスの中で勝ちを増やして改善しようとするため取引に無理が生じます。勝ちではなく無駄な負けを減らすことで、結果的に勝ちが残り勝率は改善されるのです。勝てるポイントを血眼になって探すより、負け易い局面を対象から徹底的に排除する姿勢が大切です。 pic.twitter.com/LJcPKshQ4R
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年6月19日
多くのトレーダーが、稼ぐにはとにかくpipsを積み重ねなければと焦り、結果無駄な取引が増えて遠回りしています。勝てるポイントを血眼になって探すより、まずは優位性の低い局面を取引対象から徹底的に一つ一つ排除する事で、勝ちを増やすのではなく無駄な負けが減ることで成績が改善されていきます。 pic.twitter.com/Ex0vQEF2kj
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年3月6日
FXで利益を上げたいならエントリー回数よりもロット数を増やす
ここまで、
- FXでより多くの利益を上げるためにはもっとエントリー回数を増やし、なるべく沢山トレードしなければならない
- トレード回数を多くしたら今よりも儲けることができる
という考えがいかに間違っているかを説明してきました。
では、FXでより多くの利益を上げるためには何が必要なのでしょうか?
それは、ロット数を増やすことです。
ロット数を増やすというのは、安定したトレードによって増えていく証拠金を元にロット数を増やしていくということです。
間違っても、自身の損失許容額を大幅に超える過度なレバレッジを掛けてハイレバトレードしろということではありませんのでご注意ください。
ご存じの方も多いと思いますが、FXの利益は、
「pips×ロット」
という公式から導き出されます。
要するに、1回のトレードで0.1ロット(=1万通貨)しか張れない人と10ロット(=100万通貨)張れる人とでは、獲得pipsは同じであっても利益の額は大幅に変わってくるということです。
例えば40pips獲れた場合、0.1ロットしか張れなかったトレーダーの利益は
「4,000円」
ですが、10ロット張っていたトレーダーの利益は
「40万円」
です。
このように、全く同じ獲得pips(=全く同じ労力)にも関わらず、利益は100倍も違ってくるのです。
この差はトレード技術の差ではなく「資金の大きさの差」です。
ですので、FXで大きな金額を稼ぐためには、
『いかに証拠金の額を大きくしていくか?』
が勝負になることを覚えてください。
いかにして証拠金の額を大きくしていくか?というと、毎月安定して利益を積み上げていくことです。
そして、毎月安定して利益を積み上げていくには、優位性の低いポイントでむやみやたらにエントリーするのではなく、できるだけ高勝率なポイントを厳選してトレードを行い、獲った利益を無駄な負けトレードによって吐き出さないようにすることが大事というのが、ここにも繋がっています。
ハッキリ言います。
FXで大きな金額を稼げるかどうかは証拠金額の大小(=ロット数の大小)によります。
いくら技術があっても証拠金が少なければロット数を張ることができないので、たいした金額は稼げません。
(※まぁそれでも地道に続けていけば証拠金額が増えてくるのでいずれ大きなロットを張れるようにはなりますが・・)
しかし、ロット数を張ることができれば、仮に毎週たった1トレードしかできず20pipsしか獲れなくても大金を稼ぐことができます。
たとえ20pipsしか獲れなくても50ロット張ることができれば、週給100万円です
そしてそのロット数を張るためには、ある程度の証拠金額が必要になります。
だからこそ優位性の低いポイントでむやみやたらにエントリーするのではなく、できるだけ高勝率なポイントを厳選してトレードを行って毎月安定して利益を出し、それを証拠金に充当していくことが大きな金額を稼ぐためにやるべきことなのです。
エントリー回数を増やしても証拠金は増えない
「相場の中に勝てるトレードチャンスなどそう頻繁にやってこない」
という相場の特性上、エントリー回数を増やすのは負ける確率の高い戦いに挑んでいるのとイコールなので、毎月安定して利益を出すどころか毎月どんどん資金を失っていく羽目になります。
そうなると証拠金額が増えないのでロット数を上げることができず、いつまで経っても大した金額を稼げないままという残念な状態が続きます。
証拠金額を増やしロット数を上げるためにも、エントリーポイントを厳選し、優位性の低いエントリーによる無駄な負けを減らすよう努めてください。
できるだけ高勝率なエントリーポイントのみを厳選してトレードを行えば、
- 勝ちトレード数は増え、
- 負けトレード数は減り、
結果として毎月安定してトータルプラスの成績を残せるので、毎月毎月証拠金額を大きくしていくことができます。
証拠金額を大きくしていくには、勝つことよりもとにかく負けないことの方が大事です
なお、この辺のことは、「高勝率トレード学のススメ」という本に詳しく載っていますので興味のある方はアマゾンでポチっておいてください。
余談:専業トレーダーはオススメしない
FXは、
「トレード技術」
と
「証拠金の大小」
によって稼ぐ金額が変わってくるので、稼いだ利益を引き出さずに再投資し、証拠金を大きくしていくことが非常に重要です。
トレード技術が同じ場合、証拠金額が多い人が楽に大きなお金を稼げてしまう世界なので、技術を身につけるのと同時に証拠金を大きくしていくことがFXでの成功の鍵なのです。
そのためは、
2:他での収入の余剰金があれば毎月追加で証拠金に充当していく
という2つのことをやるのがベストですが、専業トレーダーだとこれが中々できません。
専業ということはFXからの収入しかないということですから、稼いだ利益の一部を生活費として引き出す必要がありますし、他に収入源がないので毎月他からの収入を証拠金に足していくことも不可能です。
先ほどから言っているようにFXは資金の大小がモノを言う世界なので、仮に安定して稼げるようになったとしても、証拠金の増加スピードが遅いとロット数を増やせるタイミングも遅くなり、大きな金額を稼げるようになるまでに時間が掛かってしまいます。
ですので、私は専業トレーダーはオススメしておらず、FX以外の収入源を持つことを推奨していますし、私自身も実際にそうしています。
FX以外の収入で生活費を賄うことで無駄な精神的負担がかからないですし、余剰金があれば毎月証拠金に足していくことで証拠金の増加スピードが早くなり、ロット数も早く増やすことができるのでそれに伴いFXの利益も順調に増やせます。
私含め多くの人にとってはトレードは目的ではなく、トレードでお金を稼ぎ、
- やりたかったこと
- 欲しかった物
- 自分が求めている人生を手に入れること
が目的だと思いますので、大きな金額を稼げるようになるまでの時間を短縮するために証拠金を順調に増やせる環境を作れると良いですね。
プロフィールにも書きましたがFXで生活費を稼ごうとしてドツボにハマった私の苦い経験から断言できます。。泣
投資は、技術×元手なんです。
トレードの専門書を著した人であっても、元本を持たないトレードの専門家には意味がないわけです。
つまり金持ちになるには、技術と資金が必要です。
— きんぐすとれいる (@HigiriS) 2016年1月1日
@HigiriS しかしながら、多くの人は、技術を身に付けるための勉強を毎日必ずしていないし、
元手を集めるための方法もさして考えいません。貯金をせず無駄金を使うことも多い。
— きんぐすとれいる (@HigiriS) 2016年1月1日
エントリー回数を増やす2つの方法
「勝てるトレードチャンスなどそう頻繁にやってこないのだから、優位性の低いポイントでのエントリーを辞め、勝てる可能性の高いポイントが来るまでしっかりと待ってそこだけを丁寧に獲りきれ!(=エントリー回数を減らせ)」
ということをこれまでお伝えしてきましたが、さすがにそうは言ってもエントリー回数が少なすぎるのも問題です。
もう既に大きなロット数を張れるくらいの証拠金があるならば、例えば2週間で1回のトレード・獲得pipsは30pipsだったとしても、ある程度の金額は稼ぐことができます。
50ロット張っていたら、「50ロット×30pips」で150万ですよね。残り2週間でもう一回トレードしたら月300万です
が、
まだ証拠金が少なく張れるロット数も少ないうちはもう少しトレード数を増やして利益を積み上げていく必要がありますし、そうしたいと思うことでしょう。
そこで、高勝率なエントリーポイントという条件を満たしたままエントリー回数を増やす方法を2つ紹介したいと思います。
【エントリー回数を増やす2つの方法】
その1.監視通貨ペアを増やす
その2.時間軸を落とす
この2つです。
この2つの方法を実行すれば、高勝率なエントリーポイントという条件を満たしたままエントリー回数を増やすことができます。
とは言え、その2の「時間軸を落とす」は中級以上のレベルじゃないと実行するのは難しいので自分の技術レベルをよく理解してからやってください。
技術のない人がこれをやると無駄な損失を被ってしまう可能性が大いにあります
では1つずつ簡潔に解説していきます。
その1.監視通貨ペアを増やす
これは単純ですね。
監視通貨ペアを増やせば、その分チャンスは多くなりますので、エントリー回数を増やすことができます。
例えば、高勝率エントリーポイントが週に1回しかこなくても、
- ドル円
- ユーロドル
- ポンドドル
の3通貨ペアを見ておけば、エントリーチャンスは週に3回来ることになります。
実際はそんな単純に3倍にならないですが、あくまでもイメージです
私自身も、
・ユーロドル(EUR/USD)
・ポンドドル(GBP/USD)
・オージードル(AUD/USD)
・ドルカナダ(USD/CAD)
・ポンド円(GBP/JPY)
・ドルスイスフラン(USD/CHF)
・ユーロ円(EUR/JPY)
の計8通貨を見ており、各通貨ペアでエントリーポイントを絞りに絞って厳選していますが、それでも1ヶ月でみたらそれなりのエントリー回数になっています。
ですので、エントリー回数を増やしたければ監視通貨ペアを増やすのは1つの手です。
但し、賢人のデイトレードさんも発言しているように↓
多通貨を、全て正確に把握し丁寧に見ていくのは本当に難しく、見落としも必然的に多くなります。通貨を絞り、方法・局面を極限まで絞る。まずはその一点に集中する事で、とるべき行動もシンプルになり改善点も明確に見えてきます。そこで結果を出すと、その一点だけで他は必要ないことにも気付きます。 pic.twitter.com/YzECEQ5TgW
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年5月3日
まだ勝てていない人があまりにも多くの通貨ペアを監視すると、1つ1つの通貨ペアのチャート分析が甘くなり、優位性の低いポイントでの無駄なエントリーをしてしまう可能性があるので、
- ドル円
- ユーロドル
- ポンドドル
の主要3通貨ペアの監視に留めておいた方が良いでしょう。
正直な話、勝てない人が他の通貨ペア見たところで勝てないので、まずは1つの通貨ペアを極めることをオススメします。
それを極めたら次の通貨ペアに行きましょう
その2.時間軸を落とす
もう一つは、
「時間軸を落とす」
という方法です。
相場には、
・中期足(4時間足/1時間足)
・短期足(15分足以下)
という3つの時間軸が主にありますが、長期よりも中期、中期よりも短期と、時間軸が短くなればなるほどエントリー回数は増えていきます。
これは、
「全体の一部の部分を拡大して見てみても、そこにまた全体と同じ構造が現れる」
というフラクタル構造がチャートにも適用されているからです。
…と言われても分からないと思いますので、分かりやすく説明する為に概念図を使って説明していきます。
まずは下記をご覧下さい。
赤が4時間足の移動平均線の波、青が1時間足の移動平均線の波です。
▼実チャートだとこんな感じ↓
例えば私の場合、4時間足レベルの押し目、つまり4時間足MAに対して1時間足MAが収束→拡散してくるポイント(※下記図の□枠のピンク矢印)が鉄板エントリーパターンとなりますので、ここを逃してしまうと基本的に次のエントリーチャンスが来るまで待たなければなりません。
▼実チャート↓
ですが、
- 4時間足=上昇
- 1時間足=上昇
という完全な上昇トレンドの波を獲り逃すのはもったいなく、そういう時は時間軸を下げて短期足の15分足を見ます。
すると、だいたいの場合において下記図のように1時間足MAに対して15分足MA(オレンジ線)が押し目をつけてくるので、
▼実チャート↓
本当は4時間足レベルの押し目の根元からエントリーしたかったけど、見逃してしまったので仕方なく下記図の□部分の押し目(=1時間足レベルの押し目)からエントリーするということができます。
▼実チャート↓
そして更に短期足の1分とか5分を見ると、下記図のような感じでオレンジの15分MAに対して押し目をつけてきているので、
この小さい波(=緑線)を獲りにいくこともできます。
この辺になると完全にスキャルピングになりますね
このように、時間軸を落とせば落とすほどエントリーチャンスは増えますので、1つの通貨ペアだけに絞って時間軸をどんどん落とし、大きい波から小さい波まで全ての波を獲りに行くスタイルにしても良いと思います。
▼本来獲りたかった波↓
▼時間軸を落とすことで獲れた波↓
▼まとめ↓
但し、これをするには、
・今はどの時間軸の第何波を形成中なのか?
・そして自分はどの時間軸のどの波を獲りに行こうとしているのか?
などといったことを理解していなければならないので、正直かなり難易度が高いです。
ここまでの私の説明がちんぷんかんぷんならば、時間軸の概念(=フラクタル構造)が全く分かっていない証拠なので、「時間軸を落とす」という方法は無理なので辞めておきましょう。
…
以上、エントリー回数を増やす2つの方法、
をお伝えしました。
エントリー回数を絞り安定してトータルプラスの成績を残せている方はこの2つの方法を試してみて下さい。
まとめ
今回、
2.稼ぐためにはエントリー回数よりもロット数を上げる
3.エントリー回数を増やす2つの方法
を解説してきました。
エントリー回数が少ないと稼げないように感じますが、優位性の低いポイントでのエントリーは負ける確率の方が高いので当然勝率を落とし、これまでに獲れていた利益を吐き出してしまう可能性が高くなります。
その損失分も勝たなければなりませんから、本当に無駄です。
本文中でもお伝えしましたが、
『FXというのは勝ち負けを繰り返しながらトータルで利益を出していくゲーム』
ですから、今の勝ち数のままでも、優位性の低いポイントでのエントリーを無くして無駄な損失を減らすだけで意外とトータルプラスの利益を残せるようになります。
ということで、今日以降、
「より多くの利益を上げるためにはもっとトレードする必要がある」
という考え方を辞めて、
「より多くの利益を上げるためにはむやみやたらにエントリーをするのではなく、できるだけ高勝率なポイントを厳選してトレードを行っていく必要がある」
という考え方にシフトしてください。
この考え方が自分の感覚として腑に落ちた時、エントリー回数を増やすことがいかに愚かな行為かが分かるでしょう。
ということで今回は以上となります。
それではまた!
コメント
コメント失礼します。
4時間足レベルのトレンド転換パターンのスペシャリストになるための、「FXぷーさん式」を購入して貰える特典について、すでに「FXぷーさん式」は購入済みです。
特典がほしいのですが購入とか可能でしょうか。