FXの環境認識を正確に行うための3ステップを徹底解説【環境認識のコツを教えます】

FX中級者向け

こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら

今回は、

 

FXで安定して勝ち続けるためには環境認識が重要だということは分かるんだけど、いかんせん難しい。。

 

どのようにすれば環境認識が正確にできるようになるんだろう?

 

環境認識のコツみたいなものがあれば教えて欲しいな

 

こういった疑問に答えます。

環境認識とは?

環境認識とは、現在の相場環境がどうなっているのかを把握し、今後のトレード戦略(=シナリオ)を立てることです。

例えば下記のチャートを見て、

  • 現在の局面はどのような局面なのか?(=エントリーするに値する局面なのか?それとも待つべき局面なのか?)
  • どうなったら売っていけるのか?買っていけるのか?(=どうなるまでは待っておくべきなのか?)
  • エントリーする場合は、どのようなリスクがあるのか?
  • 上位足のトレンドと方向は合っているのか?
  • 近くに抵抗勢力はいないか?

などを把握し、トレーダーが取れる【買う・売る・待つ】という3つの行動のうち、どの行動に優位性があるかを考えていくことを言います。

おっしゃる通り、FXで安定して勝ち続けられるどうかはこの『環境認識(能力)があるかないか』で8〜9割決まるといっても過言ではなく、数あるFXのスキルの中で極めて重要なものです。

ですので、FXで稼ぎたいなら環境認識を正確にできる能力(=スキル)を身に付ける必要があります。

 

環境認識が正確にできなければ、FXで勝ち続けることはまず不可能です。

 

これは100%断定できます。

 

その理由は後述します。

 

とは言え、環境認識を正確に行うには複数時間足のチャート分析(トレンドの把握や節目の把握etc)をする必要があり、それは多くのトレーダーにとっては非常に難しいので、殆どの人が環境認識ができていない状態です。

本記事では、月に700〜2,000万円ほどの金額(※証拠画像はこちら)を安定的に稼いでいるFX歴8年の私が現在進行形でやっている”環境認識の方法”と、その”環境認識能力を身に付ける方法”をお伝えしていきたいと思います。

FXは、環境認識が正確にできればあとは短期足でエントリータイミングを図るだけの簡単な作業なので、本記事を参考に環境認識のコツを掴んでもらえたらと思います。

【FXで勝つために必要な2つのスキル】

その1:環境認識スキル
その2:短期足でエントリーするタイミングを図るスキル

それでは前置きはこれくらいにして早速本題に入っていきましょう。

なぜ、環境認識をするのか?

FXトレードの環境認識のコツ及びやり方を解説する前に、

・なぜ、環境認識をしなければならないのか?
・なぜ、FXで勝つために環境認識が8〜9割方を占めるのか?

を説明します。

環境認識とは、冒頭でお伝えした通り、今現在の相場環境がどうなっているのかを把握して、

  • どうなったら買っていけるのか?
  • どうなったら売っていけるのか?
  • どうなるまでは待つ必要があるのか?
  • エントリーする場合はどれくらいのリワードが見込めるのか?(=節目はどこか?)

など今後のトレード戦略(=シナリオ)を立てることを指します。

つまり、厳密にいうと環境認識とは、

●Step1:
現在の相場環境がどうなっているのかを把握する

●Step2:
ステップ1で把握したことを踏まえて今後のトレード戦略(=シナリオ)を立てる

という2つのステップからなっていると言えます。

 

多くの他ブログでは環境認識という言葉で1つにまとめられていますが、実際は2ステップからなっています。

 

Step2のことをシナリオ構築とも言いますね

 

そしてこの2ステップのうち、より大事なのはStep1の

「現在の相場環境がどうなっているのかを把握する」

です。

なぜなら、現在の相場環境を正確に把握できなければ

  • 何も状況が分からないままトレードしてしまったり
  • 現在の相場環境(例えば買い優勢)とは全くの真逆になるトレード(売りエントリー)をしてしまったり
  • 損切りに掛かりやすいポイントでエントリーしてしまったり

と、負ける優位性の高い行動ばかりを取ってしまうからです。

FXの環境認識=医者の診察行為と同じ

これ、医者の診察行為と置き換えて考えれば非常によく分かります。

 

お医者さんも実は診察の時に環境認識をしているのです

 

我々が病院に行き診察を受ける時って、医者は私たちにいろいろと体のことを聞いてきますし、いろんな医療機器を使って我々の体をチェックしてきますよね。

あれは何をしているかというと、どの薬を使えば治る可能性(優位性)が高いかを判断するための認識(=把握)作業をしているのです。

つまり、医者がやっていることって、

●Step1:
診察することで、あなたの体の状態がどうなっているのを認識(=把握)し、

●Step2:
それに見合った薬を出す(もしくは必要な処置をする)

というまさにFXでいうところの環境認識をやっているのです。

環境認識が正確にできない医者は患者に対して適切な薬を出すことができませんから、患者の病気を治すことができません。

病院に行ったけど全然治らず、別の病院に行って診察を受けたら前回とは違うことを言われて違う薬を出されすぐに治った、という経験があなたにもあるかもしれません。

 

他にも、本当はガンなのに最初に見てもらったお医者さんはそれを見つけられず、でもなんか体調が悪いからと別の医者で見てもらったらガンだということが分かりその場で入院になった。みたいなことをたまに聞きませんか?

 

要するに、医者によって環境認識能力に差があり、環境認識能力がショボい医者もいるということです。

 

この環境認識能力が秀でていて、かつ、選ぶ薬が的確な医者が名医と呼ばれるのです

 

医者が我々を診察し体の状態を認識(=把握)してどの薬を出すかを判断するように、FXトレーダーも現在のチャートがどのような状態になっているかをまず把握し、その結果を受けて、

  • どうなったら買っていけるのか?
  • どうなったら売っていけるのか?
  • どうなるまでは待つ必要があるのか?
  • エントリーする場合はどれくらいのリワードが見込めるのか?(=節目はどこか?)

と、【買う・売る・待つ】という3つの行動のうち、どの行動に優位性があるかを判断していくのです。

だから、環境認識のStep1、

「現在の相場環境がどうなっているのかを把握する」

ということが非常に大事であり、FXで勝つために環境認識が8〜9割方を占めるとお伝えしたのです。

 

これができないとその後の判断が何もできないor全て間違っているということになりますからね

 

FXの環境認識の重要性が分かったところで、次章からは具体的な環境認識のやり方・コツについて解説していきたいと思います。

※注意:

環境認識とは、

Step1:現在の相場環境がどうなっているのかを把握する
Step2:ステップ1で把握したことを踏まえて今後のトレード戦略(=シナリオ)を立てる

の2ステップのことを指しますが、本記事では分かりやすく説明するために、Step1の、

「現在の相場環境がどうなっているのかを把握する」

ということだけ環境認識として話をします。

ですので、ここから以降”環境認識”という言葉が出てきたら、それは全て

「Step1:現在の相場環境がどうなっているのかを把握する」

だけを指していると考えてください。

FXの環境認識をする3ステップ

では、ここから具体的な環境認識のやり方・コツを解説していきます。

 

あくまでも私がやっている環境認識の方法です。

 

巷のFXブログでは環境認識はこうするのが正解!みたいな記事が多いですが、環境認識のやり方に正解も決まった方法もありません。

 

本記事も環境認識の正解を解説するのではなく、私のやり方をお伝えするだけです

 

私がやっている環境認識の方法は下記の3ステップです。

一応3ステップにして順番に並べてみましたが、Step2とStep3は同時並行で見ていく感じです。

 

私はもう慣れているので一度に全て見ています

 

Step2が終わってからStep3に進むといったような明確な順番がある訳ではないので注意してください。

 

ちなみに、多くの人が出来ていないのが「Step2:上位足の節目の把握」です。

 

Step1のトレンドの把握は皆さん結構出来ていますが、それだけで終わり、Step2とStep3をすっ飛ばしてしまっている印象です。

 

だから勝てません

 

では、1つずつ順番に解説していきます。

Step1:上位足のトレンドの方向確認・トレンドの有無の確認

最初に、上位足のトレンドの方向確認・トレンドの有無の確認をしていきます。

今回は私の環境認識のやり方を紹介しますので、その為に私のエントリーポイントを知っておいてもらえると理解しやすいのですが、本記事で全てを紹介することは不可能ですので、まずはこちらのマニュアルをダウンロードして予め私のエントリーポイントを確認しておいてください。

このマニュアルをご覧いただくと分かりますが、私は4時間足の方向に逆らわないというトレードをしています。

 

たまにイレギュラーで

 

「4時間足下降(上昇)トレンド中の戻り目(押し目)形成のための上げを1時間足レベルのトレンド転換から獲りに行くトレード」

 

という4時間足の方向に逆らったトレードもしますが、稀です。

 

4時間足の方向に逆らわないトレードをするために環境認識を行いますので、私の場合の上位足とは、日足・4時間足となります。

週足は、週足レベルの節目が近くにあったり、週足MAが接近してたりしてきている状態の時はチェックします。

1時間足も当然見ますが、4時間の方向に1時間の方向が合致してくるポイントはどこなのか?ということをチェックしているだけであり、4時間の方向に思いっきり逆らった方向を向いている時はチェックすらしません。

トレンドの方向・有無の確認の方法

トレンドの方向・有無の確認は、

  • ダウ理論
  • 移動平均線
  • エリオット波動
  • トレンドライン
  • チャネルライン

などを使って行います。

これらを日足・4時間足・1時間足で丁寧に見ていき、その時間軸でのトレンドの方向・有無を確認していきます。

例えばこんな感じです。

▼日足

日足はダウ理論から見ると上昇トレンド中で買い目線ということが言えますが、直上に週足レベルの抵抗帯があること(※こういったことを認識するのが次のStep2で話す節目の把握)や既に大幅上昇(日足レベルの第9波)しており日足MA(青線)も伸びきっていることから、高値掴みになるリスクが高い相場環境だということが判断できる。

▼4時間足

4時間足をダウで見ると(青線)、直近ではネックラインを割って短期的には下降トレンドに突入してきたかに見えるが、もう少し大きな単位で4時間足のダウを見ると依然として上昇トレンド中であり(※押し安値を割っていないため)、下げてくると買ってくる勢力がいるとことが分かる。

とは言え、日足でも既に第9波、4時間足でもそれなりに上昇し週足レベルの抵抗帯付近で止まってダブルトップを築いていることから、売り圧力も強くなってきており、トレードするのは難しい局面であることが判断できる。

上げれば売り勢力の売りが、下げれば押し目買い勢力の押し目買いが入ってくるような難しい局面。

▼1時間足

1時間足はダウだけで見ると(青線)、戻り高値を超えて安値切り上げポイントを形成し、1時間足MAも下からレートを受けてきているので上昇トレンド中。

多くの人はここで、

「上目線、押し目買いポイントを探すぞ!」

という風に目線を固定してしまうが、直上には週足レベルの抵抗帯があり、日足・4時間ともに大幅上昇した後なので利益確定の売りも出てきやすくここから更に伸びていく優位性は低いと判断できる。

それにプラスして4時間足レベルの高値切り下げポイント(赤線)の中で1時間足ダブルトップを形成してこようかという局面もであるので、このネックラインを割ってくると1時間足レベルで短期的に下降トレンドに突入することになり下方向への優位性が出てくる。

が、

先ほど4時間のところでお伝えしように大きな単位では4時間足は依然として上昇トレンド中であるので、下げれば押し目買いしてくる勢力がおり、素直に下げる優位性は低いということが分かる。

こういった感じで、各時間軸のトレンドの方向・有無を把握して、どの方向にトレードすることが優位性があるのか?を判断していきます。

なお、こういった複数時間軸を見て各時間足のトレンドの方向・有無を確認することをマルチタイムフレーム分析と呼びますが、

『マルチタイムフレーム分析の能力=環境認識能力』

と言えますので、FXの世界で勝ち続けたければ必ずマルチタイムフレーム分析をマスターするようにしてください。

マルチタイムフレーム分析については、マルチタイムフレーム分析が出来なければFXで勝つことは不可能【勝ちたいならマスターすべし!】にて詳しく解説しています。

 

 

そちらをお読みいただき、マルチタイムフレーム分析について理解を深めていきましょう。

各時間足でトレンドの方向が違うとき、どういう風に考えればいいのかということを詳しく解説していますので、是非ご覧ください。

Step2:上位足の節目の把握

上位足のトレンドの方向・有無を確認したら次に行うのが、節目の把握です。

環境認識の際にこの「節目の把握」が抜けている人が非常に多いですが、「節目の把握」をせずにトレードするから負けてしまいます。

 

私のエントリー添削を受けている生徒さんも、この節目の把握が出来ていないせいで負けるケースが非常に多いです

 

節目といっても多くの人はピンと来ないと思いますので、別の言葉で言い換えます。

節目の把握とは、すなわち【抵抗勢力が近くにいるかどうかの把握】を指します。

抵抗勢力とは?

抵抗勢力とは、あなたが買いポジションを持っているなら「売り勢力」のこと、あなたが売りポジションを持っているなら「買い勢力」のことです。

上昇トレンド中だから上目線、下降トレンド中だから下目線といった感じで目線を固定してトレードしている人をよく見かけますが、こういった人達に共通するのは、

「トレードしようとしているポイントの近くにある節目(=抵抗勢力)を把握していない」

ということです。

例えば、下記チャートのようにいくら4時間足・1時間足ともに上昇トレンド中で押し目を築いてきたとしても、直上に日足レベルの高値ライン(=節目)や下げている日足MA(=節目)があれば、そこから伸びる優位性は限りなく低いです。

①4時間足・1時間足ともに上昇トレンド中なので買っていけそうな押し目だが↓

②実際は上昇することなく下落していった↓

③の理由は買いエントリーした直上に日足レベルの戻り売り勢力(=抵抗勢力)がいたから↓

なぜなら、このような局面は、

  • 日足トレーダー:売りたい
  • 4時間足以下のトレーダー:買いたい

と両者の思惑が異なり、上位足である日足のトレンドの方が強いため、たとえ4時間足レベルの大きな押し目であっても日足の下降トレンド(=戻り売り勢力)のパワーには負けてしまうからです。

 

基本的に短期足・中期足(※この場合1時間&4時間足)の動きは全て長期足(※この場合日足)に呑まれるカタチになることを覚えてください。

 

長期足は常に短期足・中期足を支配しています

 

トレードが下手な人は、抵抗勢力が近くにいるポイントでエントリーしてしまっていることが多いので、節目を把握することを覚えれば負けを減らせます。

また下記チャート図のように、いくら日足・4時間足・1時間足全ての時間軸で上昇トレンド中であっても、直上に何度も抑えらているような強めの週足・日足レベルの高値ラインがあるならば、短期足で押し目をつけてきて上方向へ優位性があっても、そこから伸びる可能性は限りなく低いです。

▼週足チャート(上昇トレンド中)↓

▼日足チャート(上昇トレンド中)↓

▼4時間足チャート(上昇トレンド中)↓

▼1時間足チャート(上昇トレンド転換で買いエントリー)↓

なぜなら、週足・日足レベルのレジスタンスラインは多くの人が意識するポイントですから、そのライン直下にはそこからの反転を期待した新規の売り注文が既に相当溜まっていますし、

日足・4時間足・1時間足全ての時間軸で上昇トレンドということは既に下から買っていてまだ利確していないトレーダーが大勢いるということなので、含み益を抱えた彼らの利確の売り注文もこのライン直下には溜まっているからです。

節目(=抵抗勢力)を把握していれば、上記のような局面で買いのエントリーを控えたり、レジスタンスラインでの反転を想定し4時間足が下げ方向を確定するタイミングを待って売りエントリーするといった判断をすることができます。

また、仮にそういった局面で買っていくとしても、

 

直上に日足レベルのレジスタンスラインがあるので、短期的にサクッと利確してポジションを手仕舞いしておこう

 

という判断もでき、買いエントリーした直後は含み益があったけれど、その後急落してしまい結局損切りで終わってしまったというようなことがなくなります。

このように、FXで安定して稼ぎ続けていくためには

「上昇トレンド中だから上目線、だからここは絶好の押し目買いポイントだ!」

といった単純な認識ではなく、

「上昇トレンド中だから一応上目線だけど、すぐ近くにレジスタンスラインがありそこから日足レベルの戻り売り勢力による売りが入ってくる可能性があるので、この押し目は買わない方がいいな or 買ったとしてもすぐに反転してくる可能性があるのでライン到達でサクッと利確した方がいいな」

という感じで、【トレンドの方向・有無+節目(=抵抗勢力)】の2つを把握しながら環境認識をしていく必要があるのです。

 

私のエントリー添削を受けてくれている生徒さんの中でも、

 

「上昇トレンド中なので上目線、だから押し目買いを検討」

 

といった感じで節目の把握をせずにトレンドだけを把握してトレードされている方は非常に多いですが、皆さん負けています(※エントリー添削ではそこを指摘して修正してもらいます)

 

トレードはこの「節目の把握」ができると面白いほど勝てるようになります。

なぜなら、節目の把握ができると、

  • その押し目が強いか弱いか(=逆行しにくいかどうか)
  • その後のレートが伸びるか伸びないか(=伸びるかどうか)

が分かるので、

  • エントリーしてもいい押し目なのかどうか?
  • エントリーした場合、短期的にサクッと利確するべきなのか?利確を伸ばして大幅に利益を獲得すべきなのか?

という判断ができるようになるからです。

ということで、多くの人が出来ていないこの「節目の把握」、是非今日から環境認識する際に意識してやってみてください。

節目の把握はどういう風にやるかの方法論についてはめちゃくちゃ長くなるので割愛しますが、

  1. 過去からよく効いているレジサポライン
  2. (週足/)日足/4時間足レベルの高値or安値ライン
  3. 日足MA/4時間足MA
  4. フィボナッチの半値ライン

などが節目になり得るので、自分でチャートにそういったラインを引きつつ、そのライン付近でレートがどのような反応を示すのかを観察しましょう。

FXは【技術職】なので、ブログなどで解説された記事を読むより、実際のチャートを見て、そして自分でラインを引いて試行錯誤することが自分の血肉となります。

節目について参考になる記事があるので、一応貼っておきます。

 

Step3:そこが伸びる押し目・戻り目かどうかの確認

環境認識の最後にやるのが、

「そこが伸びる押し目・戻り目かどうかの確認」

です。

 

このステップはStep2の節目の把握を完了すればほぼ同時に分かることなので、先ほどの章の解説と少し被ります

 

ここでやることは、

を把握することです。

①逆行しにくいかどうかを把握する方法

「逆行しにくいかどうか?」

は、多くのトレーダーは気にしていない(=把握していない)ように感じます。

 

ほとんどの人は、伸びるかどうかだけを考えていますからね!

 

ですが、トータルで負けないトレードをするにはその押し目・戻り目は逆行しにくいかどうか?を考える方が遥かに重要です。

 

逆行しなければ仮にあまり伸びなくても薄利・薄損で逃げることができますから、損切りにかかっても損を少なくすることができます

 

私は押し目・戻り目を見る時に、この「逆行しにくいかどうか?」をかなり意識していて、押し目・戻り目を見る時は以下の要素があるかを必ず確認しています。

【逆行しにくいかどうかを把握する方法】

1.水平ライン(トレンドライン含む)に支えられているか?
2.上位足の移動平均線に支えられているか?(&グランビルの法則)
3.下位足がトレンド転換してくるまで待っているか?
4.フィボナッチによる支えがあるか?
5.近くに抵抗勢力がいないか?(※Step2で解説した節目の把握)

これらの要素が重なっていればいるほど逆行しにくいので、押し目・戻り目を見る時はこの5つの要素を確認するようにしています。

なお、この辺詳しくは押し目買いの成功確率を上げる5つのコツを伝授【これで押し目買いのだましを回避できる】にて解説しているので是非ご覧ください。

 

 

 

上記記事は押し目買いを例にして解説してますが、戻り売りも全く同じ原理です

 

②伸びるかどうか?を把握する方法

これは先ほどの、

「Step2:上位足の節目の把握」

の章で解説しましたが、エントリーしようとしているポイントの近くに強い節目(=抵抗勢力)がないかどうかを確認することで、

1.エントリーしてはいけない押し目・戻り目
(=抵抗勢力が強いor距離が近すぎる)

2.エントリーしてもいいが利が乗れば早目に決済すべき押し目・戻り目
(=抵抗勢力までの距離がちょっとはある)

3.エントリー後、利を伸ばして大幅に利益を獲得することができる押し目・戻り目
(=抵抗勢力が弱いor距離が遠い)

の3つのうちどの押し目・戻り目に該当する可能性があるかを把握します。

※注意:

「把握します」と簡単に書いていますが、実際の相場ではそんなに簡単に把握することができませんし、私も100%の確率で把握できている訳ではありません。

ですが7~8割くらいの精度で把握できるようになる必要はあると思いますし、そのための訓練をしなければなりません。

この辺りの訓練方法は次章で解説していきます。

つまり、

「Step2:上位足の節目(=抵抗勢力)の把握」

ができないと、

  • その押し目・戻り目は強いか弱いか
  • そこからレートが伸びるか伸びないか

が分からないということです。

上位足の節目の把握をしていなければ、仮に、押し目・戻り目のような局面をチャートから見つけられとしてもすぐに逆行してしまうような押し目・戻り目だったり、また、伸びるか伸びないかを把握できていないのでどこで利確したらよいのかが分からなかったりします。

このように、Step2の節目を把握することは「Step3:そこが伸びる押し目・戻り目かどうか」を判断する材料となり、ひいてはそれがトレードの勝敗に繋がりますので、非常に重要です。

なぜ、多くの人が勝てないのか?

それは節目(=抵抗勢力)の把握をしていない(orできない)ので、今回トレードしようとしている押し目・戻り目が、

1.エントリーしてはいけない押し目・戻り目
2.エントリーしてもいいが利が乗れば早目に決済すべき押し目・戻り目
3.エントリー後、利を伸ばして大幅に利益を獲得することができる押し目・戻り目

の3つのうちどの押し目・戻り目に該当するかを判断できないからです。

ということで、現在進行形で私がやっている環境認識の3ステップを紹介してきました。

最後にもう一度まとめると、

【FXの環境認識をする3ステップ】

Step1:上位足のトレンドの方向確認・トレンドの有無の確認
Step2:上位足の節目の把握
Step3:そこが伸びる押し目・戻り目かどうかの確認

(※それぞれの項目にジャンプすることができるようにしていますので、忘れた項目があればクリックしてください)

この3ステップでしたね。

これが環境認識のやり方の正解!という訳では決してないですが、月に安定して100~150万円を稼ぎ続けている(※しかもこれからどんどん増えていきます)私の環境認識の方法ですので、環境認識が上手くいかないと感じている方にとっては多少は参考になるかなと思います。

では、次に、

「FXの環境認識能力を身に付ける方法」

について簡単に解説し、本記事を終わりたいと思います。

FXの環境認識能力を身に付ける方法

FXで勝ち続ける為に最も重要なスキルである「環境認識能力」を身に付けるには下記の2つの方法があります。

では、1つずつ解説していきます。

その1.自分で勉強+練習をして試行錯誤しながら身に付ける

FX環境認識能力を身に付ける方法その1は、

「自分で勉強+練習をして試行錯誤しながら身に付ける」

です。

冒頭でも言いましたが、環境認識能力はFXで儲ける為に8~9割を占める最重要スキルですから、本記事を読んだ程度で身に付くような簡単なものではありません。

 

一朝一夕で身に付くものではないですよ

 

地道に勉強を続けながら、練習ソフトorデモトレードを使ったトレード練習やリアルトレードでの検証を行い、自身のトレードを分析して何が間違っていたか?今後どこを改善していけばいいのか?等を考えることで徐々に身に付いてくるものです。

勉強よりも練習に時間を割くべき

特に重要なのは、どれだけ多くの時間チャートを見続け、そして練習してきたか?ということです。

多くの人は環境認識能力が著しく低いですが、当然といえば当然です。

なぜなら、皆さん勉強をするだけで、環境認識能力を身に付けるための練習をしないからです。

FXにおける練習とは?

FXにおける練習とは、FX教材などで勉強したことを実際のリアルトレードで使えるようになるために、

  1. FX練習ソフトやデモトレードなど実際に動いている「先の見えないチャート」を使って環境認識の練習をしたり、
  2. エントリーポイントを見つけて、そのポイントでエントリーから決済までを行う売買練習をしたり

することを言います。

ポイントは、「先の見えないチャート」を使って、というところです。

練習というのは、どれだけ本番と同じようにできるかが大事なので、結果が分かりきっている過去チャートを使って練習してもほとんど意味はありません。

詳しくは、リアルトレードでも勝てる正しい検証方法3つを徹底解説【間違った検証をしても意味がない】をご覧下さい。

リアルトレードで勝てるようになる正しいFX検証方法3つを徹底解説【間違った検証をしても意味がない】
今回は、「FXは検証作業が大切だ!とか1にも2にも過去検証!などいうように検証の重要性が説かれているけど、どのような検証をすればいいのだろう?結果の出る検証の方法が知りたいなぁ」という疑問に答えます。FXで安定して勝てるようになる為に検証作業(=練習)は必須ですが、正しい検証の仕方を書いているサイトがありませんでしたので、今回徹底解説していきます。

ロクに練習もせずに環境認識能力がないうちからいきなりリアルトレードをするので、皆、資金を溶かして退場していくのです。

ちょっと考えてみてください。

練習なしに勝てる業界なんてこの世にありますかね?

例えばバスケのプロになりたれけば、

  • ドリブル練習
  • シュート練習
  • 走り込み
  • 筋トレ
  • 本番さながらの練習試合

などなど、日々の猛練習が必要です。

来る日も来る日も地道な練習をやることで、だんだんと実力がついてきて試合に出ることができます。

つまり、地道で辛い練習の積み重ねがあるからこそ、実力もついてくるし、試合にも出れるようになる、そしてその試合でも勝てるようになるのです。

これは別にバスケやスポーツに限らず、プロと呼ばれる職業に就く人にとっては当たり前のことです。

環境認識能力を身に付けたければ、とにかく練習しよう

FXも同じです。

環境認識能力を身に付けるための練習をしていない人は、環境認識能力が身に付くはずがなく、当然リアルトレードで勝てるはずがないのです。

環境認識能力を身に付けたければ、

  • マルチタイムフレーム分析ができるようになる練習
  • 各時間軸のトレンドをダウや移動平均線などから把握する練習
  • 水平ラインを引いて節目を把握する練習
  • そこが伸びる押し目かどうかを判断する練習

などの環境認識能力を身に付けるための「様々な練習」を何度も繰り返して体に染み込ませ、ようやく環境認識のスキルを身に付けることができるのです。

だからトレードで稼げるようになりたいあなたは、勉強だけで終わらず必ず実際のチャートを使って環境認識能力を身に付けるための「様々な練習」を行いましょう。

多くの人は、勉強だけして分かった気になって練習しませんから、練習した人は勉強だけしている人達とは比較にならないスピードで環境認識能力を身に付けることができます。

 

「早く環境認識能力を身に付けられる=早く稼げるようになる」ということですよ!

 

なお、これらの練習をデモトレードでやると途方もない時間がかかってしまうので、短期間で圧倒的な量の練習が積めるFX練習ソフトを手に入れることをオススメします。

詳しくは、

検証ソフトはFXの上達のために必要なのか?【結論:必要です】

なぜ、FX練習ソフトを使えば早く稼げるようになるのか?【理由は3つ】

をご覧下さい。

デモトレードはリアルチャートと同じ速度でチャートが進みますので、とんでもない時間を無駄にしてしまいます。

あなたの人生は【有限】ですから、たかだかFXごときに時間を奪われるのはもったいないです。

趣味の時間だったり、家族との時間だったり、そういう時間を大切しにして欲しいです。

その為には、最短・最速で環境認識能力を身に付ける必要があり、それを叶えてくれるツールがFX練習ソフトです。

まだお持ちでない方は、是非、検討なさってください。

その2.私のエントリー添削を受けて短期間で身に付ける

FX環境認識能力を身に付ける方法その2は、

「私のエントリー添削を受けて短期間で身に付ける」

です。

エントリー添削の詳細はこちらで確認できます

その1で説明した方法は、自分の力だけで勉強・練習・分析と、全てをやるものなのでどうしても自分の実力に起因します。

トレンドや節目を間違って把握してしまってもそれに気付かず、なかなか間違いを正すことができないという状態が続いてしまう可能性が大いにあります。

つまり、

  • 本来改善しなければならないところを見逃して放置してしまう
  • 逆に改善しなくてもいいところ(=正しいところ)を改善すべき点だと勘違いしてしまう
  • 環境認識の方法が間違っていることが分かったとしてもそれを改善していく方法が分からない

という可能性が非常に高く、せっかく

『環境認識能を身に付ける為に勉強+練習が必要だ』

ということを知り、実際にそれをやっていたとしても有効に活かしきることができません。
(※もしくはとんでもない時間が掛かってしまいます)

そこで活用して頂きたいのが、私が現在無料で提供している個別エントリー添削サービスです

 

 

これは言ってみれば、環境認識能力に対する個別アドバイスとも言え、あなたの環境認識の間違いを一発で指摘し、改善策までを提示するサービスです。

 

このサービスを受ければ、自分では気づかなかった環境認識の間違いを即座に把握でき、改善することができます

 

事実、このサービスを既に受けてくれている生徒さんから、

添削ありがとうございます。

まず最初に、改めて、本当にありがとうございます。

スゴすぎます。

明らかに有料商品レベルです。

視野が狭く多面的というか広くチャートが見れてないということがよく分かります。

「一番の理由は直上に週足の抵抗帯上限ラインがあり、」

本当にそうです。

言われてからもう一度見ると、一瞬でそう思います。

なんで見えてないんだろう・・・と自分に呆れます・・・

「理由を分かった上でリスクを呑んでなら買っていける局面」
「直上に週足抵抗帯上限ラインがあり反転してくるリスクがあることなどを把握された上でエントリーしているならば」

ここまでの理解があって買ったわけではないので、ダメですね・・・怖すぎです・・・

利確については、自分が何が分かっていないのかが分かっていなかったので、頂いたご指導を基に勉強に励みます。

上記のような感想を日々頂いており、自分では気付けなかった環境認識の間違いが私のエントリー添削を受けると一発で分かるというのが理解してもらえる思います。

  1. 自分の環境認識のどの部分が間違っていたのか?
  2. それを改善する為にはどうすればいいのか?

この2点を個別アドバイスするのがエントリー添削サービスですので、より早く効率的に環境認識できる能力を身に付けたいという方にはとてもお勧めですのでよかったらやってみてください。

自分で一から試行錯誤をして頑張るよりも、遥かに時間を短縮することができます。

個別エントリー添削サービスの詳しい内容はこちら
(※既にサービスを受けている方達の感想や実際の添削事例も見ることができます)

FXの環境認識まとめ

いかがでしたでしょうか。

かなり長くなってしまいましたが、月に100~150万円を安定して稼ぎ続けている私が現在進行形でやっている”環境認識の方法”と、その”環境認識能力を身に付ける方”法をお伝えしてきました。

最後にもう一度まとめておきますね。

記事の中でもお伝えしましたが、環境認識能力はFXトレードの勝敗を8~9割決定づける極めて重要なスキルで、決して一朝一夕で身に付くものではありません。

 

ましてや勉強だけで身に付けられるなんてことは100%ありません!

 

本記事でお伝えした方法をベースに関連知識(ダウ理論や移動平均線・エリオット波動など)をしっかりと覚え、得た知識を使って環境認識能力を身に付けるための練習・訓練を必ず行ってください。

【FXの練習ができる環境】

1.FX練習ソフト
2.少額リアルトレード
3.デモトレード

(※オススメはFX練習ソフトを使った練習。理由は短期間で圧倒的な量の練習を積めるから)

環境認識をマスターしたければ、本記事でお伝えしたようなことを毎日継続するしか方法はありません。

また、お医者さんの例で説明しましたが、環境認識は全ての始まりですので、この環境認識能力が身に付いていなければ、FXで安定して勝ち続けることは絶対に不可能です。

練習・訓練は正直しんどいし、すぐにリアルトレードしたいなと思う日もあるでしょう。

ですが、練習・訓練をしないと環境認識能力は一生身に付きませんし、それはイコール一生勝てないということです。

「環境認識能力を身に付ける練習・訓練をせずにリアルトレードを行い、相場に時間とお金を払い続け最後には全ての資金を失う」

FXの世界は、このような負け組トレーダーばかりですが、この長文の記事をここまで読んでくれたあなたにはそんな風に終わっていってほしくありません。

絶対に負け組トレーダーのようにはならないよう、リアルトレードに挑む前にまずは【環境認識を正確にできる能力】を身に付けるための練習・訓練を積みましょう!

 

あなたが【環境認識を正確にできる能力】を身に付けた時、相場いうあなた用のATMから好きな金額をいつでも自由に引き出せるようになりますよ!

 

ということで長くなりましたが以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では!

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