こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
新事業を開始するにあたって新たにドバイ法人を設立しました。
※補足
ドバイに法人を設立すると、
- 居住ビザ(2年間有効・更新可能)
- エミレーツID(UAEの国民IDカード)
の2つが取得でき、ドバイに住むことも可能になります。
今の所ドバイに住むことは考えていませんが、将来的にはドバイ移住もするかもしれません
ということで、本記事で、
- ドバイ法人設立にかかった費用総額
- ドバイ法人の毎年の維持費
- ドバイ法人設立完了までにかかった日数
- ドバイ法人設立の8ステップ
を紹介したいと思います。
Googleで、
「ドバイ法人設立 費用」
「ドバイ法人 維持費」
などと検索しても、ほとんどがエージェントや代行業者の宣伝が混じった情報ばかりです。
現段階では、
私はこのようにドバイ法人を設立しました!法人設立完了までかかった実際の費用とスケジュールはこんな感じでした!
というような生々しい情報がなかったので、実際にドバイ法人を設立した経験を余すところなく全て公開していこうと思います。
ドバイ法人の設立を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
ドバイ法人設立にかかった費用総額
次の章で詳しくお伝えしますが、ドバイ法人を設立するには下記のステップを踏む必要があります。
【ドバイ法人を設立する8ステップ】
Step1:ドバイ法人を設立代行してくれるエージェントを見つける
Step2:法人設立の場所やライセンスを決める
Step3:法人設立に必要な情報を入力して提出する
Step4:ドバイ政府側から署名を求めるフォームが登録メアドに届くのでそれに署名する
Step5:法人設立の完了
Step6:ドバイに入国し健康診断&指紋登録を行う
Step7:居住ビザとエミレーツIDを取得する
Step8:法人の銀行口座を開く
ステップ5まではドバイにいなくても日本国内(※私の場合はタイ国内)から完了できるのですが(しかもエージェントがほぼ全てやってくれます)、Step6〜8の、
- 居住ビザ取得
- エミレーツID取得
- 法人銀行口座開設
を完了するためにはドバイに入国・滞在する必要があります。
上記を踏まえて、本記事では、
「ドバイ入国までにかかった費用」
と
「ドバイ入国後かかった費用」
を分けつつ全ての費用を公開します。
1. ドバイ入国までにかかった費用
まずは、ドバイ入国まで、すなわちStep5「ドバイ法人設立完了」までにかかった費用です。
ドバイ法人設立はエージェントがほぼ全てしてくれますので、これはすなわちエージェントに払った費用ということです。
日本人向けのドバイ法人設立サポートエージェントがいくつかあるので、お願いするエージェントによって若干値段は変わってきますが、私が依頼したエージェントの場合は、
- ドバイ法人設立
- 居住ビザ取得
- エミレーツID取得
- 法人銀行口座開設
- 個人銀行口座開設
までを全てやってくれて、48,000ディルハム(192万円)でした。
ちなみに、48,000ディルハムのうち、25,400ディルハム(約103万円)がエージェントのフィーでそれ以外がドバイ政府に払う申請費用や発行手数料などです
外国のエージェントの方が安いみたいですが、英語が得意な人以外は多少高くてもストレスなく日本語のやり取りができる日本人エージェントにすることをお勧めします。
英語ができない人が「安いから」という理由で外国のエージェントを使うと、英語でのやりとりにかなり消耗すると思います。
2. ドバイ入国後かかった費用
次にドバイ入国後にかかった費用です。
皆さんが知りたいはこちらではないでしょうか
ドバイ入国してから法人銀行口座開設まで(=ドバイ滞在)にかかった費用の総額は下記です。
- 飛行機代:151,265円
- ホテル代(24泊25日):294,461円
- 食事代:52,560円
- タクシー代:35,800円
- エミレーツID用の写真代:1,000円
- SIM代:17,447円
- その他雑費:15,520円
合計:568,053円
ホテルをどのランクのホテルにするのか?食事をどこで食べるのか?によってかなり金額は変わってくると思います。
私が泊まったホテルは3〜4星ホテルで一泊9,000円〜1万5,000円前後、食事は一度も高級なところに行きませんでしたので結構安く済ませることができました。
ちなみにドバイは鬼のように外食が高いので、ある程度のレストランでばかり食事をしていると食事代がとんでもなく高くなります。
今回知り合った半年ほど前にドバイ移住してきたお金持ちの方(※家族4人)は毎日食費が5万円以上かかったと言っていました汗
3. ドバイ法人設立完了までにかかった費用総額
ということで、ドバイ法人設立完了までにかかった費用総額は、
248万8,053円
でした。
これを高いと取るか安いと取るかは人それぞれですが、ドバイが無税である限り、今後ずっと無税メリットを享受できますから私は安いと思います。
ドバイ法人の毎年の維持費用
ドバイ法人を維持するためには、
- ライセンス更新料
- 税務申告料(確定申告)
の2つを毎年払い続け必要があります。
ドバイは法人税は0%ですが、その法人を維持するためのライセンス料を毎年ドバイ政府に支払なければなりません。
その金額はどこのフリーゾーンに法人を設立したかによって変わってくるのですが、一般的には年間100万円程度です。
また、今までは不要でしたが、2023年6月から全てのフリーゾーンでから税務申告が義務付けられましたので確定申告も必要となります。
確定申告は業者に外注することになると思いますが、その費用はだいたい30万〜70万円程度です。
ということで、
- ドバイ政府に支払うライセンス料:年間100万円程度
- 確定申告の費用:年間30万〜70万円程度
合計:130万〜170万円程度
がドバイ法人を毎年維持するための費用です。
私は「ライセンス更新料」「税務申告料(確定申告)」ともに、今回ドバイ法人設立をお任せしたエージェントに任せる予定ですが、2つ合わせて150万円ほどとのことです
ドバイ以外に住んでいる場合は6ヶ月に1回入国しないといけない
完全にドバイに移住して居住されている方には関係のない話ですが、私のように
- 居住はタイ
- 法人はドバイ
という場合は、ドバイ法人を維持するために(※厳密には居住ビザを維持するために)6ヶ月に1回ドバイに入国する必要があります。
入国して1日で帰国しても問題ないのですが、とにかく6ヶ月に1回ドバイに来る必要があります。
その分の飛行機代やホテル代が更に追加で必要なので、ドバイ以外に住んでいる方はこの費用も頭に入れておいてください。
私は半年に一回、ドバイに入国するついでに家族でヨーロッパ旅行をしようと考えています。
ドバイからヨーロッパは割と近いですからね。
とは言え、半年に一回の入国を続けるのはさすがに面倒くさいので、10年間有効なゴールデンビザ(※半年に一回の入国をする必要なし)を取得する予定です。
ゴールデンビザの取得ができたらまたブログで紹介しますね。
ドバイ法人設立完了までにかかった日数
次に、ドバイ法人設立完了(=法人銀行口座開設完了)までにかかった実際の日数を時系列で紹介したいと思います。
実際の日数を時系列で紹介している人はいないと思いますので、参考になると思います。
6月30日(金):複数のエージェントに打診開始
7月28日(金):今回の法人設立を依頼したエージェントに申し込み
7月31日(月):エージェントに全費用を入金
8月3日(木):エージェントが用意するフォームに必要情報を入力&必要書類提出(※と言ってもパスポートだけ)
8月16日(水):会社設立完了
8月21日(月):Eビザ(入国ビザ)発行
9月4日(月):ドバイ入国&健康診断&エミレーツID用の写真撮影
9月6日(水):指紋登録
9月12日(火):居住ビザ発行
9月21日(木):エミレーツID受け取り&個人・法人の銀行口座開設(※個人の銀行口座は即時開設)
9月22日(金):法人口座の開設完了
9月23日(土):個人の銀行口座のデビットカード受け取り
9月25日(月):法人の銀行口座のデビットカード受け取り
9月28日(木):バンコクへ帰国
このようなスケジュールでした。
エージェントにお金を入金してから2ヶ月弱で、
- ドバイ法人設立
- 居住ビザ&エミレーツID取得
- 個人&法人の銀行口座開設
ができました
会社設立自体は数日程度で完了しますが、居住ビザ&エミレーツIDの発行はドバイ入国後の手続き開始だし、個人・法人銀行口座はエミレーツIDがないと口座開設できないので、最低でも3週間程度はドバイに滞在する必要があります。
ドバイ法人設立の8ステップ
次は、
「ドバイ法人設立の8ステップ」
を詳しく見ていきます。
【ドバイ法人設立の8ステップ】
Step1:ドバイ法人を設立代行してくれるエージェントを見つける
Step2:法人設立の場所やライセンスを決める
Step3:法人設立に必要な情報を入力して提出する
Step4:ドバイ政府から署名を求めるフォームが登録メアドに届くのでそれに署名する
Step5:法人設立の完了
Step6:ドバイに入国し健康診断&指紋登録を行う
Step7:居住ビザとエミレーツIDを取得する
Step8:法人の銀行口座を開く
Step1:ドバイ法人を設立代行してくれるエージェントを見つける
ドバイ法人の設立代行エージェントは日本人・外国人含めてかなりの数ありますので、まずはエージェントを見つけるのが最初のステップとなります。
ちなみに私は料金というよりも、レスポンスの速さに重点をおいて探しました。
(※知識はどのエージェントもほぼ同じだと思います。)
意図のすれ違いをなくしたい(※無駄な労力を使いたくない)&トラブルなくスムーズに法人を設立したかったので、日本人エージェントしか探しませんでした
具体的には同じ内容の相談メールを複数のエージェントに一斉に送り、早く返信があった上位3社から
- 人柄や質問のしやすさ
- その後のやり取りでの返信の丁寧さ・速さ
などを比較検討し、今回依頼したエージェントに決めました。
Step2:法人設立の場所やライセンスを決める
このステップ2はステップ1と同時並行的な感じなのですが、ステップ1でエージェント何社かとやりとりする過程で、
- どのフリーゾーンに法人を設立するか
- どのライセンスを取得するか
などを決めていきます。
なので、このステップ1とステップ2は同時並行で進んでいきますね。このステップ1とステップ2のやり取りをしながら最もしっくりくるエージェントを決めてください
Step3:法人設立に必要な情報を入力して提出する
ステップ1とステップ2までで、
- どのエージェントに依頼するか
- どのフリーゾーンに法人を設立するか
- どのライセンスを取得するか
を決めたら、依頼するエージェントに入金します。
入金後、エージェントからドバイ法人設立に必要な情報を入力するフォームが送られてくるのでそこに必要情報を入力していきます。
ちなみに私が入力した情報は、
- 希望する会社名
- 現住所
- 株主数や資本金
- メールアドレス
- 国籍や性別
などなどでした。
必要書類の提出は、
- パスポートの顔写真ページのコピー
- 証明写真
のみでした。
Step4:ドバイ政府から署名を求めるフォームが登録メアドに届くのでそれに署名する
ステップ3の入力フォームに必要事項を記入したら、エージェントが法人設立・ビザ申請の作業を開始してくれます。
その過程で直接私のサイン(署名)が必要なものが登録メールアドレスに送られてきますので、そこにサインをします。
(※ライセンスの申請が認められたので、ご本人の署名が必要ということでSignatureという所にサインしていきます)
Step5:法人設立の完了
サインをした後、しばらく待てば法人設立完了です。
法人設立完了したらエージェントから下記の書類がPDFで送られてきますので、大事に保管しておきましょう。(※法人銀行口座開設の際に必要となります)
- GOS:会社設立カード
- ULA:オフィスのリース契約書
- MOA & AOA:会社定款
- COF – DIGITAL:設立証明書
- LIC NEW – DIGITAL:会社ライセンス
(※各フリーゾーンによって発行される書類は変わってきます)
法人設立完了後、数日で下記のEビザ(入国ビザ≒入国許可書)が発行されますので↓
発行されてから60日以内にEビザを持ってドバイに入国し、健康診断や指紋登録を行います。
なお、Eビザはデータで送られてくるのでそれを印刷して持っていきます。
法人設立自体は本当にあっけなくサクッと終了します。
やることも必要情報を入力&提出するくらいであとは全てエージェントがやってくれますので、自分自身がやることはほぼ何もありません
ということで、次のステップです。
Step6:ドバイに入国し健康診断&指紋登録を行う
印刷したEビザをもってドバイに入国します。
当たり前ですが、パスポートも忘れずに
ドバイに着いたら、入国審査のカウンターで印刷したEビザにスタンプを押してもらいます。
(※指紋登録の際に必要です)
ドバイ入国後にやるべきタスクは下記の5つです。
- 健康診断
- エミレーツID用の写真撮影
- 指紋登録
- エミレーツIDの受け取り(※居住ビザはデータで送られてくるので現物の受け取りはありません)
- 個人・法人銀行口座の開設
健康診断とエミレーツID用の写真撮影・指紋登録が終わらないことには、居住ビザもエミレーツIDも発行されませんので、この3つを最短で終わらせましょう。
私は健康診断&エミレーツID用の写真撮影はドバイに着いたその日に行い、指紋登録はドバイに着いた翌々日に行いました。
この辺のスケジューリングや予約は全てエージェントがやってくれますので自分自身で何か手続きをする必要はありません。
自分自身はエージェントから指定された場所に行くだけですし、健康診断&指紋登録ともにエージェントもその場所に来てくれます。
エージェントによっては泊まっているホテルにまで来て送迎してくれるところもあるみたいですが、私は指定された場所まで自分でタクシーで行きました
ちなみに私が実際に健康診断&指紋登録を受けた流れを紹介します。
【9月4日(月)】
14時頃:ドバイ空港着
16時まで:エージェントに指定された健康診断会場へ空港からタクシーで向かう
16時:エージェントと合流し、健康診断を受ける(血液検査とレントゲン検査だけ、5分ほどで終了)
16時30分頃:健康診断会場近くの写真スタジオでエミレーツID用の写真を撮影する
17時頃:ホテルに向かう
【9月6日(水)】
16時30分まで:指紋登録の会場にタクシーで向かう(※この時にスタンプを押してもらったEビザが必要です)
16時30分:エージェントと合流し指紋登録を行う(5分ほどで終了)
17時頃:ホテルに向かう
Step7:居住ビザとエミレーツIDを取得する
- 健康診断
- エミレーツID用の写真
- 指紋登録
の3つが終わればあとは何もやることがないので、居住ビザとエミレーツIDが発行されるまで待つだけです。
居住ビザが発行されるまではUAE国外には出られないので注意!
私の場合は、上記3つが終わってから6日後に居住ビザ発行、居住ビザが発行されてから9日後にエミレーツIDを取得できました。
9月6日(水):指紋登録
9月12日(火):居住ビザ発行
9月21日(木):エミレーツID発行&受け取り
居住ビザはデータで送られてきますが(原本なし)、エミレーツIDは日本で言うマイナンバーカードみたいなものなので、一旦エージェントの住所に郵送されます。
そしてそれをエージェントから直接受け取る形です。
Step8:法人の銀行口座を開く
エミレーツIDを取得したら銀行口座が開けますので、最後にやるステップは法人の銀行口座の開設です。
これを自力でやろうとすると恐らく無理&めちゃくちゃ時間がかかると思いますが、だいたいのエージェントが特定の銀行とのコネクションを持っているので、一応の審査はあるものの割と早く法人口座を開くことができます。
私の場合は、新興のネットバンクで口座開設をしたので申し込みをした翌日には開くことができました
法人銀行開設の際に、
- GOS:会社設立カード
- ULA:オフィスのリース契約書
- MOA & AOA:会社定款
- COF – DIGITAL:設立証明書
- LIC NEW – DIGITAL:会社ライセンス
この辺の書類(※データ、原本は不要)が必要になってきます。
ドバイ法人設立・居住ビザ取得にかかった費用まとめ
いかがでしたでしょうか。
エージェントでも代行業者でもない私が実際にドバイ法人を設立した際の費用や日数・設立の流れを紹介してきました。
あくまでも一例であり、
- どのエージェントを使うのか?
- どこのフリーゾーンに法人を設立するのか?
によって金額もスケジュールも多少変わってくるでしょうが、大まかな費用や流れは理解できたかと思います。
ドバイ法人を設立しようとしている方は参考にしていただけますと幸いです。
何か不明な点がありましたらこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
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