FXトレーダーにオススメの海外移住先はこの国!【移住に必要なビザとその費用も全て公開】

FX中級者向け

こんにちは、2021年4月にバンコクに移住した100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら

FXで安定して稼げるようになると重くのしかかってくるのが日本の高い税金。

国内FX業者を使っていると20%、海外FX業者ならば最大55%もの税金を取られてしまいます。

例えば年間3,000万円稼いだ場合、国内FX業者だと600万円、海外FX業者だと約1,100万円ものお金が手元から無くなることになります。

 

600万円〜1,100万円があればそこそこ良い暮らしができますよね。

 

またそのお金を証拠金に充当すれば稼ぐ金額を大きくできます。

 

いずれにせよお金でお金を稼ぐトレーダーにとって税金は資産構築の邪魔になります

 

節税のために海外移住を検討しているトレーダーが多いと思いますので、本記事ではFXトレーダーにオススメの税金が安い移住先3つを紹介したいと思います。

 

オススメの海外移住先だけでなく、移住するために必要なビザやその費用も詳細に公開しますので、海外移住を検討されている方にはかなり参考になると思います!

 

2021年現在はコロナ禍で気軽に移住できるような環境ではありませんが、いずれコロナが落ち着いた時にすぐに移住できるように今からリサーチをしておきましょう。

キャピタルゲイン課税が安いもしくはゼロの国は世界中に結構ありますが、本記事ではその中でもビザが取得しやすく移住を実現しやすい(=あまりお金がかからない)国に絞ってオススメ移住先3つをピックアップしました。

海外移住を検討されている方は参考になさってください。

資産を構築したいならキャピタルゲイン課税が無税の国に移住すべき

まず大前提として、FXトレードを通じて莫大な資産を築きたい、つまり資産を構築することを人生の最優先に置いているなら絶対にキャピタルゲイン課税が無税の国に移住すべきというのが私の持論です。

▼キャピタルゲイン課税が無税の国

国名 税制
シンガポール 非課税
マレーシア 非課税
UAE(ドバイ) 非課税
香港 非課税
スイス 非課税
タイ 海外証券を使い年度内に出た利益を同一年度内にタイ国内に持ち込まなければ非課税
フィリピン 外国籍の居住者でフィリピン国外で発生した所得は非課税

その理由は、FXで稼いで資産を作りたい方は税金が安い国に海外移住すべき【資産家になりたいなら日本を脱出しよう】にて詳しく解説していますが、一言で言うと、

「全く同じ能力・同じ利益を得ていても税率の違い(=住む場所の違い)によってその資産額にかなりの違いが出てくる」

からです。

もしあなたが資産を構築することを人生の最優先課題と考えているのならば、キャピタルゲイン課税がゼロの国に移住し、資産を蓄えるべきです。

 

私自身も資産を構築することを人生の最優先課題としていますのでバンコクに移住しました。

 

また、2023年9月にドバイの居住ビザ&エミレーツIDを取得しましたので3〜4年後にはドバイに移住する予定です(が、娘たちの学校があるのでまだドバイ移住するかは未定)

 

なお、全く同じ成績・全く同じ儲けを出した場合の「日本」と「キャピタルゲイン課税が無税の国」との蓄積資産額の違いはこちらの記事にグラフ付きで詳しくまとめています。

 

 

全く同じ利益を得ていても税率の違いによってこんなにも資産額に違いが出てくるということがよく理解できると思うので、是非読んでいただきたいです。

資産の構築を人生の最優先課題とせず、家族・友人たちと住み慣れた日本で生きていくためならトレードで儲けた分の高い税金も厭わないと考えている方は、資産構築目的で海外移住する必要はないでしょう。

海外に移住すると分かりますが日本ほすど住みやすい国はありません。

FXトレーダーにオススメの海外移住国3選

それではキャピタルゲイン課税が無税の国で、かつビザが取りやすく移住を実現しやすいFXトレーダーにオススメの移住先3つを紹介したいと思います。

【FXトレーダーにオススメの移住先】

1. ドバイ(UAE)
2. バンコク(タイ)
3. クアラルンプール(マレーシア)

この3つです。

FXトレーダーの移住先としてよく紹介されているシンガポール・香港などは確かにキャピタルゲイン課税は無税ですが、ビザ取得のハードルが高く(=ビザの許可が降りにくい)、投資家ビザなどお金を積めば取れるビザも億単位のお金が必要になります。

既に億以上の潤沢な資産があり、年収も数千万後半〜億以上の方であれば移住可能でしょうが、まだトレードの月収が100〜200万円程度(貯金も1,000万円程度)でこれから資産を構築する段階にいるトレーダーの場合、シンガポール・香港へ移住することはかなり難しいです。

▶︎シンガポールのビザ情報を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

しかもシンガポール・香港は家賃も物価も高いので節税メリットを享受するには相当な額を稼いでいる必要があります

 

というわけで、本記事で紹介するオススメの移住先とは、

  • 現在のトレード収入が月100〜200万円程度
  • 貯金もそこまでないのでこれから資産を構築する

という段階にいるトレーダーにとってのオススメだということです。

それでは次章から1つずつ詳しく見ていきましょう。

トレード収入を毎月100〜200万円程度安定的に出せるようになり、かつ資産の構築を現時点での最優先事項として置いているならば、キャピタルゲイン課税が無税の国にすぐに移住すべきというのが私の考えです。

理由は単純で、その方が早く資産を構築できるからです。

かの有名な与沢翼さんが4年で80億もの資産を構築できたのは税金を一円も払わず稼いだお金を全額再投資することができたからです。

オススメの移住国その1:ドバイ(UAE)

FXトレーダーにオススメの移住国その1はドバイ(UAE)です。

※2023年10月2日追記※

私も2023年9月にドバイの居住ビザ&エミレーツIDを取得しましたので、もういつでも住める状態です。が、バンコクが気に入っているのでまだドバイ移住はしません。おそらく移住するのは3〜4年後だと思います。

 

 

ドバイはキャピタルゲイン税はもちろんのこと、法人税・所得税・固定資産税・自動車税・相続税・贈与税・タバコ税などありとあらゆる税金がない地球上最強のタックス・ヘイブン(税金天国)です。

2018年より消費税(VAT)5%が導入されましたので完全に無税国家という訳ではなくなりました。

※2022年2月8日追記

2023年6月から法人税が導入されることが発表されたみたいです。

  • 法人税率:9%
  • 2023年6月から導入予定
  • 条件を満たしたフリーゾーン法人は除外される(おそらく多くの外国人が拠点を置くフリーゾーン法人は法人税法から完全に除外される可能性高し)

そのイメージからかセレブしか住んでいないような国と思われがちですが、家賃は東京よりも若干安く、物価も東京の1.3倍程度なので(タクシー・電車などの交通費は日本より安い)別にお金持ちだけが住める街という訳ではありません。

 

外食はめちゃくちゃ高いですが、産油国なのでガソリン代はかなり安いです!

 

建物やビルも最新のデザインのものが多く、街の作りもめちゃくちゃかっこいいので、街を歩くだけでテンションが上がります。

 

私も3回ドバイに行ったことがありますが、ただ街を歩くだけでテンション爆上がりでした!

 

またペルシャ湾という綺麗な海のビーチがすぐ近くにあり、世界最高の都市&綺麗なビーチが共存する世界でも類を見ないかなり魅力のある街です。

ドバイに移住するためのビザ

ドバイに移住するための主なビザは、

  • 不動産ビザ
  • 起業家(就労)ビザ
  • リモートワークビザ
  • フリーランスビザ

の4種類ありますが、不動産ビザは100万AED(=約4,000万円)以上の居住用不動産への投資が必要なので却下。

2021年3月から始まったリモートワークビザも有効期間が1年で延長なし(※1年後に再申し込み)、かつドバイの無税メリットをあまり享受できないのでこれも却下。

フリーランスビザも、ドバイ政府にフリーランサーとして認められているのは、テクノロジー、メディア、教育などの分野のみでトレーダーは現時点において認められていないので却下。

ということでFXトレーダーの場合、ドバイのフリーゾーンに自身がオーナーの法人を設立して起業家ビザ(※2年間&更新可)を取って移住するのが一般的です。

 

なお、ドバイは学生ビザと保護者ビザという組み合わせで移住することができませんので(学生ビザはあるので子供だけ移住することは可能)、ご家族で移住の場合も基本的には起業家ビザを取得する必要があります。

 

起業家ビザを取得すれば同時に家族のビザも取ることができます

 

私も2023年9月にドバイに法人を設立し居住ビザを取得しましたので、その内容を知りたい方はドバイ法人設立・居住ビザ取得にかかった費用を全て公開!【設立スケジュールも紹介】の記事をご覧ください。

 

移住にかかるビザ取得費用&年間経費

起業家ビザの取得にかかる費用とその法人を維持するための年間のライセンスフィーを紹介します。

 

キャピタルゲイン課税はゼロですが、フリーゾーンに作った法人を維持するためにライセンス更新料を毎年ドバイ政府に支払う必要があります

 

どこのフリーゾーンで法人を設立するかによって起業家ビザの費用が多少変わりますが、概ね下記のような感じです。

【1年目】

  • 法人の設立費用:約200万円
  • 法人設立の際の資本金:約150万円
  • ビザ取得費用:1人約20万円

▶合計:370万円

(※ビザ取得費用は1人につき約20万円なので、例えば妻と娘2人の計4人で移住する場合はビザ取得費用に80万円かかり、合計430万円になります)

【2年目以降】

  • 法人の年間ラインセンス料:約135万円

1年目はフリーゾーン法人を設立するための費用や資本金・ビザ取得費用がいるので400〜500万円近くかかってしまいますが、2年目以降は年間ライセンス更新料:135万円以外にかかるコストはありません。

つまり、年間135万円以上の税金を日本で納めているトレーダーならばドバイに移住するメリットがあると言えます。

ただ、タイやマレーシアのように物価がめちゃくちゃ安い訳ではありませんから(外食は特に高い)、節税以上に支出が増えてしまう可能性もあり、私の個人的感覚では年間5,000万円以上トレード収益がある方じゃないとドバイ移住は厳しいかなという印象です。

別に移住してもいいのですが、5,000万円以上のトレード収益がないとドバイっぽいセレブな生活はできないと思います。

起業家ビザ取得にかかる費用にプラスして賃貸の初期費用&民間の医療保険代も掛かってくるので、移住時には1,000万円弱くらいは出ていくと思っておいてください。

噂に聞いた話だとドバイの賃貸は月額払いという概念がなく年間一括払いか半年払いしかないみたいです

ドバイのメリット・デメリット

最後に税金以外のドバイ移住のメリット・デメリットを簡単にお伝えします。

メリット

  • ビザが比較的取得しやすい
  • 街がかっこいい・オシャレ・綺麗
  • 家賃が東京より若干安い(ジム付き・プール付き)
  • 日本以上に治安が良い
  • ヨーロッパや東南アジアに行きやすい
  • 10月〜3月は日本の春・秋のような気候で気持ち良い
  • アクティビティが豊富にある(=飽きない)
  • 国際都市なので外国人に対する差別があまりない
  • 英語が通じる
  • ガソリン代が安い
  • 地震がない
  • 子連れに優しい
  • 政府が優秀
  • ITがかなり進んでいる

デメリット

  • 夏は異常とも言える暑さになる(6月〜9月は日中の気温は45℃以上になるので外を歩けません)
  • 日本人が少ないので日本食や日本人向け病院などがあまりない
  • アラブ人やインド人・パキスタン人特有の慣習やガサツさに慣れる必要がある
  • 車社会なので車を持っていないとかなり不便
  • 外食/嗜好品は高い(※外食のコスパはかなり悪いです)
  • 日本食も高い
  • 在住外国人の生活レベルに合わせると、教育費やベビーシッター代が高くつく(シッター代だけで年間150万〜とも聞く)
  • 英語が話せないと結構厳しい

オススメの移住国その2:バンコク(タイ)

オススメの移住国その2はバンコク(タイ)です。

 

私も2021年4月に家族でバンコクに移住しました。

 

詳しくは、FXで稼げるようになったのでタイバンコクに移住しました!をご覧ください

 

バンコクは旅行や出張で行ったことがある方が多いと思いますので説明不要ですが、物価が日本と比べて安くそれでいて日本と同等のクオリティーもしくはそれ以上のものも多いため、同じ年収でも生活の質が上がります。(※とは言え、最近はもうそこまで安くなくなっています)

特に家賃に関してはジム・プール・ラウンジ付きのタワーマンションに東京の1/2程度の金額で住めるので、かなり良い住環境で質の高い生活を送ることができます。
(※但し、最近は物価もかなり上がってきているので昔ほど贅沢はできなくなってきています、日本と同等の生活をするならおそらく日本以上にお金がかかると思います)

また、メイドさんも月2万円程度から雇えますので、家事から解放され自分にとって価値のあることだけに時間を割くことができるようになります。

キャピタルゲイン課税に関しても、外国の証券会社を使い、年度内に出た利益を同一年度内にタイ国内に持ち込まなければ非課税なので、事実上税金はかかりません。

つまり、稼げるトレーダーにとってはタックス・ヘイブンとなります。

 

その代わりトレードで得た利益をその年に使えませんので、ある程度の貯金があることが前提となります。

 

とは言えバンコクだと500万円程度あればある程度の良い暮らしができますので特に問題ないかと。。

 

バンコクに移住するためのビザ

タイは比較的ビザが取りやすい国ですので様々なビザ取得の選択肢がありますが、FXトレーダーが移住する場合、おそらく下記のいずれかになるでしょう。

【独身の場合】

  1. タイランドエリートを取得
  2. 自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらう

【子供なし夫婦の場合】

  1. 夫婦でタイランドエリートを取得
  2. 夫婦で語学学校に通って学生ビザを出してもらう

【子供あり夫婦の場合】

  1. 家族全員タイランドエリートを取得
  2. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、親は保護者ビザを発行してもらう
  3. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、親はタイランドエリートを取得
  4. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、親も自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらう

この中で一番万能なのはタイランドエリートというビザです。

これはタイ政府にお金を払えば長期滞在ビザが取得できるというもので、一番安いGOLDというランクだと90万バーツ(約360万円)を払えば5年間はタイに居住できます。

▼タイランドエリートの会員ランク比較&値段表

GOLD  PLATINUM DIAMOND RESERVE
(※招待制)
価格 90万バーツ
(約360万円)
150万バーツ
(約600万円)
250万バーツ
(約1,000万円)
500万バーツ
(約2,000万円)
滞在年数 5年 10年 15年 20年

移住にかかるビザ取得費用&年間経費

移住にかかる費用は独身か子なし夫婦か子あり夫婦かによって変わってきますので、それぞれの費用をお伝えします。

独身の場合の費用
子なし夫婦の場合の費用
子あり夫婦の場合の費用

(※それぞれの項目にジャンプすることができるようにしていますので、気になる項目があればクリックしてご確認ください)

独身の場合

独身の場合、

  1. タイランドエリートを取得
  2. 自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらう(※お勧めしない)

の二択ですが、タイランドエリートを取得する場合、一番安い「GOLD」ランクのもので90万バーツ(約360万円)を払えば5年間はタイに住むことができます。

GOLD  PLATINUM DIAMOND RESERVE
(※招待制)
価格 90万バーツ
(約360万円)
150万バーツ
(約600万円)
250万バーツ
(約1,000万円)
500万バーツ
(約2,000万円)
滞在年数 5年 10年 15年 20年

自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらう場合は、どの語学学校に行くかによって金額は変わってきますが、平均的には25万円ほどだそうです。

※注意:

ただし語学学校からビザが出るのは10ヶ月〜1年程度で、かつ、翌年もその語各学校がビザを出してくれるとは限らないので短期の移住ならこの方法でも問題ないですが、長期的に移住する場合はこの方法はおすすめしません。

子供なし夫婦の場合

子供なし夫婦の場合も、独身と同じく、

  1. 夫婦でタイランドエリートを取得
  2. 夫婦で語学学校に通って学生ビザを出してもらう(※お勧めしない)

の二択になりますが、夫婦でタイランドエリートを取得する場合、一番安い「GOLD」ランクを2人分取得する必要がありますので、180万バーツ(約720万円)を払えば5年間はタイに住むことができます。

GOLD  PLATINUM DIAMOND RESERVE
(※招待制)
価格 90万バーツ
(約360万円)
150万バーツ
(約600万円)
250万バーツ
(約1,000万円)
500万バーツ
(約2,000万円)
滞在年数 5年 10年 15年 20年

語学学校に通って学生ビザを出してもらう場合は、独身×2の金額です。

子供あり夫婦の場合

子供あり夫婦の場合、

  1. 家族全員タイランドエリートを取得
  2. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、その保護者として保護者ビザを発行してもらう
  3. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、保護者はタイランドエリートを取得
  4. 子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、親も自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらう(※お勧めしない)

の四択です。

お金があるなら家族全員タイランドエリートを取得するのが一番良いでしょう。

例えば家族4人の場合、一番安い「GOLD」ランクを4人分取得する必要がありますので、合計360万バーツ(約1,440万円)を支払えば5年間はタイに住むことができます。

次に、2.の子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい、その保護者として保護者ビザを発行してもらう場合にかかる金額です。

 

私たち家族はこの方法でバンコクに移住しました!

 

ただ、ビザの延長手続きなど面倒なことが多そうなのでいずれ夫婦のタイランドエリートを取得する予定です。

 

子供はインターナショナルスクールに通う限り学生ビザが簡単に取得できるので子供分のタイランドエリートを取得するつもりは当面ありません

 

必要な費用はインターナショナルスクールの金額次第ですが、娘達(8才と5才)が通っているインターナショナルスクールの金額は娘2人で年間400万円ほどで、バンコクのインターの中では中堅の部類です。

学費を払うことで学生ビザと保護者ビザを取得できるので、子あり家族の場合これが最も安く移住できる方法です。

次に、3つ目の、子供をインターナショナルスクールに入れて学生ビザを発行してもらい保護者はタイランドエリートを取得する場合のだいたいの金額は、

・子供のインターナショナルスクール代(1人あたり):80〜350万円
・夫婦のタイランドエリート:約720万円
・合計:800〜1,070万円

です。

もちろん、

  • 子供をどのインターナショナルスクールに通わすのか?

によって多少金額は上下しますが、概ねこのような金額になると思います。

注意点はバンコクのインターは毎年値上がりしているということですね。

200万円以上の学校が普通で、100万円程度で通わせられる学校は少なくなってきているようです。

 

どのビザを取得するか色々と考えましたが、我が家は教育のためというのも移住の大きな理由で、コロナ禍にも関わららずこのタイミングで移住したのは娘が小学校に上がるタイミングを狙った訳なので、

 

「学生ビザ+保護者ビザ」

 

が一番しっくりきました。

 

最後の4つ目、子供をインターに入れて学生ビザを発行してもらい、親も自分が語学学校に通って学生ビザを出してもらうの金額は下記のような感じです。

・子供のインターナショナルスクール代:80〜350万円
・夫婦の語学学校代:50万円
・合計:130〜400万円

ただし、これも3.同様に、

  • 子供をどのインターナショナルスクールに通わすのか?
  • 夫婦の語学学校はどのランクの学校に通うのか?

によって多少金額は上下します。

年間経費はタイランドエリートは最初にお金を払って取得するだけなのでゼロ、学生ビザや保護者ビザは延長手続きの際に1人あたり9,000円かかる程度となります。

バンコクのメリット・デメリット

バンコクのメリット・デメリットは下記のような感じです。

 

人気の駐在先No.1のバンコクですから、例えば奥さんが海外に抵抗のある方だとしてもかなり住みやすいと思います!

 

メリット

  • 物価が比較的安い
  • 家賃や交通費は日本とは比べ物にならないほど安い(※特に交通費は異常など安いです笑)
  • メイドや車付き運転手も月2〜3万円から雇える
  • 人が優しい(特に子連れに異常に優しい)
  • 日本食や日系スーパーがたくさんある
  • 日本語の通じる病院がたくさんある
  • 20-40代の日本人も多いので友達ができやすく外国に住むのに抵抗がある奥さんでも楽しめる
  • デリバリーが発達しているので外に出なくても生活用品が揃う
  • 1年中暖かい
  • 日本人に対して好意的
  • タイ国内や近隣の東南アジアへの旅行がめちゃくちゃ安い
  • タイ国内の有名ビーチリゾート地にすぐ行ける
  • 地震がない
  • 食事が美味しい

デメリット

  • 空気が汚い
  • 道が汚い
  • トイレの紙が流せない(ただし、最近は流せるようになってきています)
  • 日本食や輸入品は高い
  • 交通事故死亡者数が世界2位(バイクの運転が荒い)
  • 日本より不衛生(街が汚い)
  • 駐在さんのように毎日レストランで外食♪毎日カフェめぐり♪のような暮らしをしているとそんなに生活費は下がらない

オススメの移住国その3:クアラルンプール(マレーシア)

オススメの移住国その3はクアラルンプール(マレーシア)です。

物価がバンコクよりも安く、特に家賃に関しては相当安いので10万円出せば日本では考えられないような高級マンションに住むことが可能です。

 

私の知人は月10万でプール4個・ジム2個・ヨガルームにスカイラウンジ/パーティールーム付きの2LDKのタワーマンションに住んでいます。

 

東京だと月10万ではしょぼいワンルームマンションにしか住めませんよね・・・

 

また、言わずもがなキャピタルゲイン課税が無税なので、ある程度質の高い暮らしをしながらお金を貯めるのにはもってこいの国だと言えます。

クアラルンプール(マレーシア)に移住するためのビザ

クアラルンプール(マレーシア)に移住するためのビザは、FXトレーダーの場合おそらく下記の2つになると思われます。

1.MM2H(長期滞在ビザ)
2.ラブアン法人を作り就労ビザを取得

MM2Hはご存知の方も多いと思いますが、マレーシア政府が推進している外国人向けの長期滞在ビザのことで、MM2Hを取得すると10年間マレーシアに居住することができます。

 

MM2Hは永住権ではありませんので、10年以上マレーシアに住みたい場合10年後に更新する形になります

 

次に、ラブアン法人を作り就労ビザを取得する方法ですが、ラブアン法人とはマレーシアのタックスヘイブンであるラブアン島で設立できる特別な法人のことを指します。

そのラブアン法人の設立登記が完了すれば、就労ビザが発行されますのでそのビザをもってマレーシアに移住することが可能です。

が、

ラブアン法人は2020年度の税制改正により設立・維持要件が非常に厳しくなりましたので、正直あまりオススメしません。

ラブアン法人の法人税は3%とかなり安いですが、その優遇措置を受けるためには、

  • ラブアン島にオフィスを構えないといけない
  • ラブアン島で最低2人以上の社員を雇用していなければならない
  • 必ず秘書会社を雇わなければならない
  • 毎年会計監査を実施しなければならない

と、年間の維持費&作業量が結構かかってしまいます。

法人税3%は確かに安いですが、そもそもマレーシアはキャピタルゲイン課税がゼロな訳ですから、わざわざ高い維持費を払ってラブアン法人を設立するメリットはほぼありません。

タイのように「学生ビザ+保護者ビザ」のセットで移住することも可能ですが、マレーシアは子供が何人いようが保護者ビザの発行は1名のみですので、この方法で家族全員で移住することは不可能です。

例えば子供2人が学生ビザを取得した場合、タイでは子供1人につきそれぞれ保護者ビザがおりますので家族全員で移住できますが、マレーシアでは保護者ビザが1人にしか発行されませんので、どちらかが日本に取り残されることになります。

移住にかかるビザ取得費用&年間経費

MM2Hおよびラブアン法人設立にかかる費用を紹介します。

MM2H

MM2Hのビザを取得するには、

  1. 収入証明
  2. 資産証明
  3. マレーシアでの定期預金作成

の3つの条件をクリアすることが必須となります。
(※これ以外にも様々な条件がありますが、ここでは割愛します。実際のMM2Hビザ情報は政府公式サイトやMM2Hのエージェントにお確かめください)

▼MM2H取得の条件

条件 概要
収入証明 月120万円以上の収入があること
年金だと月30万円の収入があること
資産証明 約4,500万円以上
定期預金作成 約3,000万円以上

このようにMM2H取得にはかなりのお金がかかります。

とは言え、3.のマレーシアでの定期預金作成は、資産証明に使ったお金を使うことができますので、約4,500万円以上の資産をお持ちの方ならMM2Hのビザを取得することができます。

 

まぁ、一言でいうと貧乏人は来るなってことですね

 

※注意!

専業トレーダーの場合、給与明細や源泉徴収票などの正式な収入証明がないためMM2Hのビザ取得が難しくなる場合があります。

FX業者のMT4月次レポートを収入証明として申請することはできますが、それが正式な書類として認定されるかどうかは不明です。

ラブアン法人

次にラブアン法人を作り就労ビザを取得する場合の費用です。

一概には言えませんが、だいたい下記のような感じです。

【1年目】

  • 法人の設立費用:約50万円
  • 法人設立の際の資本金:約300万円
  • レンタルオフィス代:約5万円
  • 雇用した社員の給料:約150万円
  • 秘書会社:約30万円
  • 会計監査を行うための税理士代:約30万円
  • ビザ取得費用:1人約25万円

▶合計:590万円

【2年目以降】

  • レンタルオフィス代:約5万円
  • 雇用した社員の給料:約150万円
  • 秘書会社:約30万円
  • 会計監査を行うための税理士代:約30万円

▶合計:215万円

(※これにプラスして法人税3%が毎年かかります。例えば年間2,000万円のトレード利益があがった場合は60万円を支払わなければなりません)

 

維持費が掛かりすぎてあまり旨味がありませんね・・・

 

クアラルンプールのメリット・デメリット

クアラルンプールのメリット・デメリットを簡単に紹介しておきます。

メリット

  • 物価が安い
  • 家賃が驚くほど安い
  • 人が優しい
  • 1年を通じて暖かい
  • マレーシア国内のビーチリゾート地にすぐに行ける
  • 近隣の東南アジアへの旅行がめちゃくちゃ安い
  • 親日国である
  • 英語が通じる
  • 地震がない
  • 英語教育/外国語教育が盛ん
  • 中華系が多いので口に合う食事も多い

デメリット

  • ビザがドバイ/タイに比べて取得しづらい
  • イスラム国家なのでお酒が高い
  • 日本食が高い
  • 治安が悪い
  • 車社会なので車がないと不便
  • 街が汚い
  • 空気が汚い
  • ヘイズがある

FXトレーダーにオススメの移住先まとめ

FXトレーダーにオススメの海外移住国3つを紹介しました。

移住に必要なビザからそれにかかる費用までかなり詳細にお伝えしましたので、海外移住を検討されている方には参考にしていただけたらと思います。

 

個人的にオススメなのはドバイとバンコクです!

 

それぞれの国にメリット・デメリットがありますので、ご自身の生活スタイルや価値観などに合わせて自分に合う国を検討してみてください。

また、本記事で紹介した国以外にも世界にはたくさんのタックス・ヘイブンがありますので、本記事と合わせて調査してみてはいかがでしょうか。

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