こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
今回は、
目の前にエントリーチャンスが来ているのに、
「負けて資金が減るのが怖い…」
と思ってしまい、どうしてもエントリーできない。
でも、FXはエントリーしないことには稼ぐことができないので、エントリー恐怖症を克服したい。
どうすればいいの?
この疑問に答えます。
エントリーチャンスが来ているのに、負けるのが怖くてエントリーするのを躊躇してしまう現象を巷では、
「エントリー恐怖症(=通称タジタジ病)」
と言いますが、この現象は、ある程度の知識と経験を積んできた中級トレーダーによく起こります。
なぜなら知識が増えれば増えるほどいろんなことが分かってくるので、過去の損切り経験を思い出したりして
「また負けて資金を失うのではないか・・」
と恐怖感情が芽生え、エントリーが怖くなってしまうからです
実際に私もこの「エントリー恐怖症」は経験しており、その時は、
エントリーチャンスが来ているのに、負けるのが怖くてエントリーするのを躊躇してしまう
↓
躊躇した時に限って自分の思い描いた通りの動きをして「やっぱりエントリーしておけば良かった!エントリーしていたら勝てたのにクソ!」とめちゃくちゃ悔しい思いをする
↓
「次のエントリーチャンスでは絶対に躊躇なくエントリーするぞ!」と心に決める
↓
次のエントリーチャンス時に勇気を出してエントリーするが、エントリーした時はたまたま損切りに掛かる
↓
損切り後のエントリーチャンスでまた負けるのが怖くなりエントリーを躊躇してしてしまい、勝ちトレードを逃してしまう
↓
「これではダメだ」と思い、次のエントリーチャンスで勇気を出してエントリーするも、またも損切りに掛かってしまう
↓
「なんでだよ!なんで俺がエントリーした時に限って損切りになるんだ!俺には貧乏神が付いているに違いない!怒」と憤りながらも、だんだんとエントリーすることが怖くなってくる
↓
上記のようなことを繰り返しているうちに、エントリーに対して過剰な恐怖心が芽生え、全然トレードができなくなる
といった感じで完全に重症化していました苦笑
このように、
- お金が減るのが怖くてエントリーできない
- エントリーチャンスが来てもエントリーボタンを押すのを躊躇してしまう
というのは、ある程度の知識と経験を積んだ中級トレーダーに割と起こることですが、この症状を克服しないことにはFXで安定して勝ち続けることは不可能です。
ということで今回は、
エントリーが怖い・・・。
と感じてしまっている方に向けて、その原因と解決策をお伝えしていきたいと思います。
今現在、エントリー恐怖症にかかってしまっている方は是非参考になさってください。
【本記事で分かること】
・エントリー恐怖症の原因
・エントリー恐怖症を解決する方法(1つだけ)
・間違ったエントリー恐怖症の解決方法
エントリー恐怖症の原因はたったの1つ
それでは、まず最初にエントリー恐怖症になる原因をお伝えします。
エントリー恐怖症になる表面的な原因はいくつかありますが、突き詰めると本質的な原因はたったの1つしかありません。
それは、
「自分のトレード手法(=売買ルール)に確信がない」
これだけです。
自分の手法に確信があり、トータルで勝てることが分かっていればエントリーに躊躇しない
負けるのが怖くてエントリーできないのは、
「自分のトレード手法(=売買ルール)に信頼がない」から、つまり、勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信がないからです。
「FXは1回1回の勝ち負けではなくトータルでプラスになればいい」
と中級の人ならば頭ではトータルプラスの考え方が分かっているはずだと思いますが、実際のトレード時にエントリーへの恐怖心が生まれるのであれば、それは自分の手法(=売買ルール)に確信がない証拠です。
あるいは、環境認識の判断に自信がないために、
本当にここでエントリーしてもいいのだろうか?
という不安や迷いが頭に浮かび、その結果、
ここでエントリーしてもいい気もするけど、うーん、どうだろう?なんか負ける気もするし、やっぱり辞めておこう
と、目の前にエントリーチャンスが来ても売買ボタンを押すのを躊躇してしまいます。
これらは全て、自分の手法(=売買ルール)に信頼がなく、勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的にはトータルで勝つことができるという【確信がない】からです。
自分の手法(=売買ルール)に確信があり、勝ち負けを繰り返しながらも最終的にはトータルでプラスになるということが分かっていれば、1つ1つのトレードに一喜一憂することなく、チャンスが来たら躊躇することなくエントリーすることができます。
優位性のある局面でエントリーしても負けてしまうことは当たり前にあるからこそ、それでもその手法を繰り返していけば最終的にはトータルで勝つことができるということを自分の実体験として知っておくか否かがエントリーへの恐怖心の有無に直結するのです。
「なんだかんだありながらも、自分の売買ルールを守っていれば結局トータルでは勝てるんだな!」
という実感を持てない限り、エントリー恐怖症は治らないと思います
やればやるほど利益が出ると分かりきっていたら?
例えば、ここに勝率60%、リスクリワード1:2の手法(=売買ルール)があるとします。
リスクリワード1:2ですので、勝つ時は「2」、負ける時は「-1」だということです。
つまり、10回勝負した時の収支は、
2回目:負け-1
3回目:負け-1
4回目:勝ち2
5回目:勝ち2
6回目:勝ち2
7回目:勝ち2
8回目:負け-1
9回目:負け-1
10回目:勝ち2
となり、トータルでは、
負け:-4
と、8のプラス収支が出ます。
(※実際はたかだか10回程度のトレードでこんなに綺麗に勝ち6回・負け4回にはなりませんが、イメージを掴んでもらうためです)
100回トレードした場合は、
負け:-40
と80のプラス収支となります。
【勝率60%のリスクリワード1:2の売買ルール(100回トレードした場合)】
▶︎勝ちの合計額
60回×2=120
▶︎負けの合計額
40回×1=40
▶︎差し引きトータルの利益
+80
勝率50%でも、100回トレードした場合、利益は「100」で損失は「-50」の差し引き「50」の利益となります。
【勝率50%のリスクリワード1:2の売買ルール(100回トレードした場合)】
▶︎勝ちの合計額
50回×2=100
▶︎負けの合計額
50回×1=50
▶︎差し引きトータルの利益
+50
つまり、この手法(=売買ルール)通りのことをしていればやればやるほど利益がでるということです。
やればやるほど利益がでるという手法(=売買ルール)があるのに、あなたはそれでもエントリーを躊躇しますか?
いえ、やればやるほど確実に利益が出るんですから、きっと躊躇せずにエントリーすると思います。
つまり、エントリーへの恐怖心が生まれるのは、
- 勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信がない
- やればやるほど利益がでるという確信がない
ということであり、自分の手法への信頼が欠けていることが全ての原因なのです。
FXに絶対はないから負けることもあるけれど、
「これ(自分の手法)を続ければ最終的には利益が出るんだ」
と自分の手法への信頼ができれば、エントリーに躊躇するということはなくなります
巷では、エントリー恐怖症になる原因として、
・負けたくなさすぎる
・1回1回のトレードに固執しすぎている
・損切り=経費だということが分かっていない
・連敗期にぶつかり大きなドローダウンを経験した
など、様々な理由が解説されていますが、
- ロットサイズを大きくしてしまうのも、
- 負けたくないと思ってしまうのも、
- 1回1回のトレードに固執しすぎしまうのも、
- 損切り=経費だということが分からないのも、
- 連敗期を経験して怖くなってしまうのも、
突き詰めると、
「勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信がない=自分への手法への信頼がない」
ということに集約されます。
勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信があれば、
- ロットサイズを大きくして1回のトレードで稼ごうと思うことも、
- 負けたくないと思うことも、
- 1回1回のトレードに固執しすぎることも、
- 損切り=経費だということが分からないことも、
- 連敗期を経験してトレードが怖くなることも、
全てなくなります。
ですので、
俺がエントリー恐怖症になるのは、自分の手法に信頼がなく、勝ち負けを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信がないからなんだ
ということはまずは理解しましょう。
ここを理解することから解決への道が始まります。
では、エントリー恐怖症になった原因が分かったところで、それを克服するにはどうすればいいのか?
次章からそれを解説していきたいと思います。
エントリー恐怖症を克服する方法=反復練習のみ
では、いよいよここからエントリー恐怖症を克服する方法を解説していきますが、エントリー恐怖症を克服する方法はたった1つだけです。
それは、自分の手法に信頼が持てるまで、つまり、勝ち負けを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信を得られるまで【徹底して練習を繰り返すこと】です。
具体的に言うと、練習ソフトを使って本番さながらの模擬トレードを何度も何度も何度も何度も何度も何度も行い、その手法の勝率や平均リスクリワード、最大ドローダウン、最大連敗数などのデータを取り、改善し、手法の精度を高めていきます。
そして、
「あ、負けても入るべきところで入り続けたら余裕で勝てるな」
「連敗期来て負けまくっても、最後にはトータルで勝てるな」
という実体験を何度も何度も経験し、自分の手法への確信を強めていってください。
実際に私がエントリー恐怖症を克服できたのも、練習ソフトを使って6通貨ペア×10年分(計:60年分)のトレード練習を行い、
あ、負けても入るべきところで入り続けたら最終的には勝てるんだな
という成功体験を何度も何度も経験し、手法への確信を自分の身体に覚えこませたからです。
いくら、
「FXは1回1回の勝負にこだわる必要はなく、トータルで利益を出せば良い」
ということが”理屈では”分かっていたとしても、その感覚を自分の実体験として落とし込めていなければエントリーへの恐怖心は消えません。
私の師匠である賢人のデイトレードさんがTwitterでつぶやいていましたが↓
利益を着実に積み上げているトレーダーは、もう勝っても負けても特に何も感じなくなっています。直近で損失を出しても、自身のトレードを続けていれば最終的には利益が残ることが分かっており、ただすべき時にすべき事を淡々と行うだけなのです。個別の結果に一喜一憂し、影響されることがないのです。 pic.twitter.com/gLTQuX6ybY
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年10月8日
この境地になるまで練習を繰り返し、自分の手法に対して深い確信を得ないことにはエントリー恐怖症を克服できないでしょう。
この境地になれていますか?
もしなっていないなら、おそらくこの先も勝ち続けることは不可能です。まずは練習を積み、この境地になるまで鍛錬しましょう
FXトレーダーは【技術職】なので、いくら頭で分かっていても勝てません。
頭でわかっていることを、反復練習によって自分の実体験として落とし込み、自分の手法への信頼を構築しないとエントリーへの恐怖心は無くならないし、絶対に勝ち続けることはできません。
大切なポイントなので、再度、お伝えしておきます。
『確信レベルまで落とし込まないと、あなたは必ず不安になり、エントリーへの恐怖心は消えることはありません』
不安を払拭する方法は【反復練習】をして、
勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるんだな
という成功体験を何回も経験し、自分の手法(=売買ルール)に確信を得るしか方法はありません。
言葉にして説明すると当たり前のことなのですが、この当たり前のことをどれだけ愚直に実行できるかどうかが勝ち組トレーダーと負け組トレーダーとの分水嶺となります。
分かった気にならずに是非しっかりと反復練習を積んで欲しいと思います。
…と、ここまで言ってもおそらく9割の人はやりませんので、やった人だけが一握りの勝者になることができます。
皆やらないので、やったもん勝ちです。
一握りの勝者になれば自分が理想として思い描いている人生を実現することができますよ!
なお、この辺に関しては、
▶︎FXで多くの人が勝てない5つの理由【1割の勝ち組トレーダーになるには?】
▶FXで稼ぐためにメンタルは一切不要です【メンタルを鍛える必要は全くない】
▶なぜ、FX練習ソフトを使えば早く稼げるようになるのか?【理由は3つ】
にて詳しく解説していますので、ご覧になっておいてください。
間違ったエントリー恐怖症の解決方法
最後に、エントリー恐怖症の解決策として巷のFXサイトでよく紹介されている間違った解決方法をお伝えします。
巷のFXサイトでよく紹介されている間違ったエントリー恐怖症の解決方法は下記の2つです。
【間違ったエントリー恐怖症の解決方法】
これらの解決方法はよく紹介されていますが、何の解決にもなりませんので無視してください。
では、1つずつ解説していきます。
1.メンタル回復のためにトレードを一定期間休む
多くのFXサイトで紹介されていますが、圧倒的に無意味です。
トレードを休んだところで、勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信を得ていなければ、トレードを再開したらまたエントリー恐怖症になるだけです。
というか、トレードを休んだくらいでメンタルの回復なんてしませんし、そもそもトレードにメンタルなど不要です
本記事でも何度もお伝えしていますが、エントリー恐怖症の根本的な原因は、
『自分の手法に信頼がなく、勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという確信がない』
からであり、それを克服するためにはひたすら練習を繰り返して、
「あ、負けても入るべきところで入り続けたら余裕で勝てるな」
「連敗期来て負けまくっても、最後にはトータルで勝てるな」
という成功体験を何度も経験して、自分の手法への確信を実体験として落とし込む以外に方法はありません。
それをしないで、メンタルの回復とかいった謎の理由でトレードを休むのは何の解決にもなっておらず、ただトレードに背を背けているだけです苦笑
多くのFXサイトで紹介されているので信じてしまうのも無理はないですが、自分の手法への確信を得るしかエントリー恐怖症を直す方法はありませんので、
「トレードを一定期間休む・トレードのことを考えない」
といった馬鹿げたことをしないようにしましょう。
2.ロットサイズを減らす
これも無意味です。
ロットサイズは、自身の1トレードあたりの最大損失許容額から計算すべきであり、エントリーへの恐怖心があるからという理由で減らすべきではありません。
また、仮にロットサイズを減らして1トレードあたりの損失額が少なくなったとしても、最終的にトータルで勝てるという確信を得ていなければ、エントリー恐怖症が完全に治ることはありません。
結局負ける金額が減ったところで、トータルで勝てるかどうかの確信がなければ、負けることが怖いということは変わらないので、1つ1つのトレードの勝ち負けを意識せざるを得なくなり、結局エントリー恐怖症が続くことになります。
ですので、ロットサイズを減らすことを検討する前に、最終的にはトータルで勝てるという自分の手法への確信を得るための反復練習を必ず行うようにしましょう。
FXエントリー恐怖症まとめ
FXトレードでエントリーが怖いと感じる原因は、
「自分のトレード手法に信頼がなく、最終的にトータルで勝てるという確信がないから」
です。
そのため、1つ1つのトレードの勝ち負けを意識してしまい、エントリーへの恐怖心が生まれてしまいます。
最終的に勝てるかどうかが分からない状態でトレードをしているので、目の前の損失の可能性に激しい恐怖を感じてしまうのです
これがエントリー恐怖症の正体です。
これを克服する方法はたった1つ。
勝ち負けを繰り返しながらも最終的にはトータルで勝つことができるという確信を得られるまで徹底して練習を繰り返し、自分の手法に信頼を持つことです。
これ以外に解決方法はありません。
いくらトレードはトータルで勝てばいいということを心に言い聞かせても、それを自分の実体験として落とし込めていなければエントリー恐怖症が消えることはないのです。
本文中でもお伝えしましたが、
利益を着実に積み上げているトレーダーは、もう勝っても負けても特に何も感じなくなっています。直近で損失を出しても、自身のトレードを続けていれば最終的には利益が残ることが分かっており、ただすべき時にすべき事を淡々と行うだけなのです。個別の結果に一喜一憂し、影響されることがないのです。 pic.twitter.com/gLTQuX6ybY
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2020年10月8日
↑この境地にならない限り、エントリー恐怖症を克服することは不可能でしょう。
ですので、
- お金が減るのが怖くてエントリーできない
- エントリーチャンスが来てもエントリーボタンを押すのを躊躇してしまう
という方は、練習ソフトを使って本番さながらの模擬トレードを繰り返し行い、
負けても入るべきところで入り続けたら最終的にはトータルで勝てるんだな
という実体験&確信を得られるようになるまでひたすらトレード練習をしてください。
勝ったり負けたりを繰り返しながらも最終的には勝てるという成功体験を何度も経験して、自分の手法に対して心からの確信を得た時に初めて、エントリー恐怖症を克服できると思います。
自分のトレード手法に確信が得られるまで、とにかく練習を繰り返していきましょう。
ということで本日は以上となります。
では!
P.S.
話がややこしくなるので本文には書きませんでしたが、エントリー恐怖症のもう一つの重大原因として、
「エントリーポイントの判断に自信がないために、本当にここでエントリーしてもいいのかどうか迷いや不安が生じる」
というものがあります。
ですが、これも単なる練習不足です。
練習ソフトを使ったトレード練習を何度何度も行ってトレード経験を積めば、そこがエントリーすべきポイントなのかどうかの判断のレベルが上がってくるので、
本当にここでエントリーしてもいいのだろうか?
という不安や迷いがなくなり、自信を持ってエントリーすることができるようになります。
このように、エントリー恐怖症は練習不足からくるトレード技術の無さに起因していますので、反復練習を行い己の技術を身につければ全て解決します。
ということで、練習をして自分の実力をつければ解決しますので、ごちゃごちゃと御託を並べる暇があったら練習ソフトで練習しましょう。
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