こんにちは、100億円トレーダーです。
(※顔写真付きの詳しいプロフィールはこちら)
今回は、
FXで勝つためには汚いチャートの時は無視してキレイなチャートでのみトレードしなさいということを聞きますが、キレイなチャートって具体的にどんなチャート?なぜ、キレイなチャートでだけトレードする方が良いの?
という疑問に答えます。
質問の通り、FXはきれいなチャート形状の時でだけトレードした方が勝てる確率が高く、安定した成績を出しやすいです。
反対に、汚いチャートの時にトレードすると負ける確率が非常に高いです。
私もチャートが綺麗かどうかは結構気にしていて、汚いチャートの時はトレードしないようにしてます。
では、なぜ綺麗なチャートの時にトレードすると勝てる確率が高くなり、汚いチャートの時にトレードすると負ける確率が高くなるのか?
そこには【明確な理由】が存在しますので、それを今回の記事で解説していきたいと思います。
今回の記事を読めば、
「キレイなチャートの時のみにトレードした方が安定した成績を出しやすい理由」
が分かりますので、安定して稼ぎたい方は是非ご覧ください。
ちなみにこの記事を書いている私は、現在FXトレードで月に100万~150万の収益を出しており、今回の記事に書いてある内容を意識しながら日々トレードしています
キレイなチャート・汚いチャートとは?
まず最初に、
「キレイなチャート・汚いチャート」
とは、どんなものか?それを解説してきます。
一言で言うと、キレイなチャートとは【節目が綺麗なチャート(=ラインが綺麗に引ける)】のことを指します。
反対に、汚いチャートというのは【節目が汚いチャート(=ラインが全く引けない)】のことを指します。
節目が綺麗かどうかが、『キレイなチャート』と『汚いチャート』とを分けるということです
言葉で説明してもよく分からないと思いますので、実際のチャートを使ってキレイなチャートと汚いチャートを見ていきましょう。
キレイなチャート
キレイなチャート(=ラインが綺麗に引ける)とは下記のようなチャートです。
節目節目で綺麗に反転していっているのが分かると思います。
なぜ、こんなに綺麗に節目(=ライン)で反転していくのかは後ほど解説します
上記はトレンド相場におけるキレイなチャートの例ですが、レンジ相場でのキレイなチャートはこのようなチャートです。
上に引いているレジスタンスライン、下に引いているサポートラインで綺麗に反転して規則正しく上昇と下落を繰り返していますね。
これだけ規則性が高いレンジ相場であれば、サポートライン付近で買い、レジスタンスライン付近で売りというトレードがしやすいと思います。
汚いチャート
反対に、汚いチャート(=ラインが綺麗に引けない)とは下記のようなチャートです。
節目となるラインを綺麗に引けず、ゴチャゴチャして方向感がないことが分かると思います。
また、レンジ相場でも汚いチャートはあります。
こんな感じですね。
ラインがほとんど引けないので、もはやレンジというよりかは、訳の分からない相場といった方が良いかもしれませんね。
…
以上、キレイなチャートと汚いチャートをそれぞれ見てきました。
では次に、
「なぜ、キレイなチャートの時にトレードすると勝てる確率が高いのか?」
その理由を解説していきたいと思います。
キレイなチャートの方が勝てる確率が高い理由
キレイなチャートの方が勝てる確率が高い理由、それは、
「大部分の相場参加者が節目(=ライン)をハッキリ認識できるので、そこに注文が溜まりやすいから」
です。
キレイなラインが引ける局面では、ライン上に分かり易く損切りや決済・新規の注文が集中し、そこを抜けるとそれらの注文を巻き込んでレートは勝手に伸びていきます。ラインが引きにくい・分かり難い局面では、トレーダー達の思惑・注文位置もバラけてしまうため、値動きも荒れやすくなってしまいます。 pic.twitter.com/OYlNg9Vu6p
— M.HASEGAWA (@Fx_Trader_Style) 2018年4月10日
このツイートにあるように「注文が溜まる」ということは、多くの人のお金が同じ方向に動くということなので、一方方向にレートが伸びやすく勝ちやすいのです。
では、どこにどんな注文が溜まるのでしょうか?
実際のチャートを使って具体的に見ていきたいと思います。
1.戻り売りを狙っているトレーダー達の新規の売り注文
例えば、下記のチャートをご覧ください。
サポートされていた節目ラインを突き破って(ピンク矢印)、下降トレンドに突入してきたチャートです。
下降トレンド突入後は、節目を綺麗に描きながら誰でも分かる下降トレンドを築いていますね↓↓↓
下降トレンドということは、買っているトレーダーよりも売っているトレーダーの方が多い状態、かつ買いたいトレーダーより売りたいトレーダーの方が多い状態なので「下方向」への優位性が高いということです。
ですから、多くの相場参加者の目線は「下目線」になっており、
戻ってきたら売りたい
と考えています。
そのため、意識されそうなレジスタンスライン(※今回の場合は赤ライン)を見つけて、そのポイントに新規の売り注文を入れてきます。
しかもこれだけ節目が綺麗(=分かりやすい)だと、より多くのトレーダーがハッキリと認識することができますから、注文数も多くなります
これが節目(=赤ライン)付近に入る注文その1です。
節目が綺麗だからこそ皆が意識し、意識するからこそその部分に注文が溜まるという訳です。
では、次の注文です。
2.逆張りで買っているトレーダー達の利益確定の売り注文
節目付近に溜まる注文は、戻り売りを狙っているトレーダー達の新規の売り注文だけではありません。
下記のチャートをご覧ください。
□部分で囲った部分が上昇していますよね。
上昇しているということは、ここで買ったトレーダー達がいるということです。
ここで買うトレーダーはどのようなトレーダーかと言うと、逆張り系のトレーダーです。
実際には、『逆張り系トレーダー達の買い注文』+『これまでの下落で利益を得ていた人達の利益確定の買い注文』という2つの買い注文によって□部分で囲った部分は上昇しています
ですが、ここで買った逆張り系トレーダー達は【下降トレンド中】だということが分かっていますので、ポジションを持ち続けて大きく稼ごうとは思っていません。
彼らは下降トレンド中の戻り目形成の為の上昇を短期的にサクッと獲りにいっているだけですので、買いポジションを持った後すぐに、戻り売りが入ってくるであろう節目ライン付近(=赤ライン)に利益確定の売り注文を入れています。
また、利益確定の売り注文を赤ライン付近に入れていなかったトレーダーも、レートが赤ライン付近まで来ると、
やっぱりこのラインで止まりそうだな。そもそもトレンドは下降トレンドだしこの辺でそろそろ利確しとくか。ポチッ
という感じで、利食いの売り注文を出してきます。
このように、誰が見ても分かる節目である赤ライン付近には、
2.逆張り系トレーダー達の【利益確定の売り注文】
という2つの売り注文が溜まっていくことになります。
そして、実はこの赤ライン付近では、この2つの売り注文以外に更にもう1つ売り注文が入ってきています。
どんな注文か分かりますか?
この「もう1つ売り注文」が何か分かる人は、トレード中級レベルだと言えるでしょう。
では、その「もう1つ売り注文」は何なのか?
今から説明していきます。
3.前回の安値で買ってまだ損切りしていない未熟なトレーダー達の建値逃げの売り注文
赤ライン付近に溜まるもう1つの売り注文、それは、
「前回の安値で買ってまだ損切りしていない未熟なトレーダー達の建値逃げの売り注文」
となります。
下記のチャートをご覧ください。
□部分でレートが上がっていますよね?
ここでレートが上がっているということは、買ったトレーダーが大勢いるということです。
□部分で買ったトレーダーは基本的に赤ライン直下に損切りの売り注文を入れていますが↓↓↓
一部の未熟なトレーダー達は赤ラインを割った所で損切りすることができずに、未だにポジションを保有しています。
赤ラインを割る時に一気に下落しているのは、□部分で買ったトレーダー達が入れてた損切りの売り注文を巻き込むからです
そのようなトレーダーは当然含み損を抱えているので、
うわぁ、どうしよう。。このまま下がっていったらどんどん含み損が拡大してしまう。うわぁぁー、頼むから戻ってきてくれぇぇー
とビクビク震えています。
そしてそんな願いが通じたのか、レートはそのまま下がることなく運よく彼らが買った赤ライン近辺まで戻してきました。
彼らはホッとして、
ふぅー、良かった。。一時はどうなるかと思ったがこれでプラスマイナスゼロで逃げられる。さっさと決済しよう
という感じで、建値逃げの売り注文を出してきます。
(※実際にはプラスマイナスゼロではなく、薄損で逃げる感じですね。とは言え大きな含み益を抱えていた時よりは遥かに小さな損で逃げられるので決済してきます)
よって、赤ライン付近までレートが戻ってくると、
「損切りできない未熟なトレーダー達の建値逃げの売り注文」
が多く出てくることになります。
このように、この誰もが認識できる節目である赤ライン付近には、
2.逆張り系トレーダー達の【利益確定の売り注文】
3.まだ損切りしていない未熟なトレーダー達の【建値逃げの売り注文】
という3つの売り注文が溜まることになり、トリプルの売り圧力が掛かってくるので赤ラインで反転後、レートは素直に下げていくことになります。
(※その下げていく様子をみて売ってくるトレーダーもいますので、売りが売りを呼び下落していきます)
こうなるのは全て【誰もが認識できる綺麗な節目を築いてきている】からです。後述しますが、節目が綺麗じゃないとトレーダーはどこに注文を入れれば良いのか迷いますので、こんなに注文は集中しません
このように節目が綺麗なチャートだと、多くの相場参加がその節目を意識しそこに注文が溜まっていきますので、一方方向に進む値動きになる確率が高くなるのです。
要するに、綺麗なチャートは誰が見ても分かる節目があるので大勢のトレーダーから意識されやすく、相場参加者の思惑が一致しやすいということですね。
思惑が一致するということはそこに注文が集中するということであり、注文が集中するということは、注文が集中した方向に素直にレートが進みやすいということです
レンジ相場でも「注文の集中」が起こるので同じ
これはレンジ相場でも同じです。
下記のチャートのように規則性のあるレンジ相場だと、多くの相場参加者がレンジの上限と下限をハッキリと認識することができるため、そこに注文が溜まり、素直な動きをしてくれる可能性が高いです。
汚いチャートでトレードしても負ける理由
では、次に汚いチャートでトレードしても負ける理由を見ていきます。
チャートが汚いということは、大部分の相場参加者が節目(=ライン)をハッキリ認識できないので、各トレーダーの注文がバラバラにしか入らず、レートが一方方向に進みにくいということです。
要するに注文が集中しないということですね
下記のチャートをご覧ください。
節目がよく分からず、綺麗なラインも引きにくいですよね。
トレンドもよく分かりませんので、上目線でチャートを見れば良いのか?下目線でチャートを見れば良いのかも各トレーダーで意見が別れるところだと思います。
ですので、
ここは上目線でしょ
と買ってくるトレーダーもいますし、
いやいや、ここは下目線でしょ
と売ってくるトレーダーもいますので、トレーダーの思惑が一致せず、注文が集中しません。
先ほどの綺麗なチャートだと、誰が見ても分かる下降トレンド&誰もが意識できるレジスタンスラインがあったので戻り売りをしやすかったですが、この汚いチャートだと戻り売りしようにも、意識されそうなレジスタンスラインがありませんから注文を入れにくいです。
しかも、トレンドもよく分からない局面ですから、
戻ってきたら売りたい
と戻り売りを考えているトレーダーの数自体が少ないので、注文数も少ないです。
このように、ラインが綺麗に引けない汚いチャートは大勢の相場参加者の思惑が一致せず注文が集中しないため、レートが一方方向に伸びづらい&荒れる可能性が高くなります。
こうした理由から汚いチャートの時にトレードしても勝てる確率はかなり低いのです。
汚いチャートだから注文が集中しないのか?注文が集中しないから汚いチャートになってしまうのか?
どちらが先なのかは分かりませんが、とにかく節目が分からず綺麗なラインが引けない汚いチャートの時は負ける確率が高いのでトレードしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、キレイなチャートの時にトレードした方が勝てる確率が高い理由を解説してきました。
最短・最速で勝ち組FXトレーダーになる方法【圧倒的な近道教えます】でも書きましたが、FXトレードの目的はお金を増やすことであり、どんなチャート局面で獲れるようになることではありません。
ですので、レートがどちらに転ぶか分からない汚いチャートの時にわざわざトレードして無駄な損失を出すリスクを追う必要は全くなく、相場参加者の思惑が一致して注文が集中することでレートがその方向に伸びやすいキレイなチャートの時のみにトレードすることを徹底するべきです。
汚いチャートの時は、節目がハッキリ分かるキレイなチャートを形成してくるまでボケっーと待っておきましょう
そうすることで、勝ちは増え、無駄な負けは減るので、安定したトレード成績を残すことが可能になります。
特にFX初心者の方は、安定して資金が増えるという成功体験を積むために、取引回数が減ったとしても「きれいなチャート」でのみトレードされることをオススメします。
ということで今回は以上です。
では!
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