こんにちは、100億円トレーダーです。
(※詳しいプロフィールはこちら)
2020年5月5日のポンド円(GBP/JPY)のトレードについて、上位足相場環境の把握からトレード足への落とし込み、仕掛け・決済までを簡単に見ていきたいと思います。
今回も1時間足レベルのトレードとなります
では、日足から順番に見ていきましょう。
日足
日足では、日足レベルの押し安値を割ってきていますので下降トレンド中となります。
つまり、基本的には「売り目線」だということですね
また、週足で見ても週足レベルの戻り売りポイントとなっており、その週足レベルの戻り売りポイント(=高値切り下げポイント)の中で日足レベルで認識できる大きなWトップを形成してきていますので、相当上値が重いことが分かります。
なおかつ週足レベルの高値切り下げポイント(=日足レベルで大きなWトップを形成している所)は、週足レベルの高安値の半値(フィボ50%)ラインでもあるので、レジスタンスとしてはかなり強固なラインとなります。
日足の移動平均線(青線)を見ても、レートを上から押さえ、移動平均線の向きも水平からやや下向きになりつつありますので、その期間内の終値の平均値がどんどん下がってきているということが分かります。
つまり、買うトレーダーより売るトレーダーの方が多い状況が続いているということであり、日足レベルでは「売りへの優位性が強い」ということになります。
ということで4時間足を見ていきます。
4時間足
4時間足は、よく分からないトレンドとなっておりますが(トレンドレス)、直近安値を割ってくれば下降トレンド転換してくる局面となります。
4時間足で下降トレンドに転換してくれば、週足・日足の方向と同じ方向を4時間足でも向くことになり、下げ方向への優位性が高まります。
上位足の方向と同じ方向を下位足で築いたときに、その方向に行きやすい確率的優位性が高くなります
ですので、下降トレンド転換が確定するピンク矢印の部分で売り注文を仕掛けました。
イメージとしては、4時間足の第3波を獲りにいくトレードとなります。
(※下記チャート図の□部分を獲りにいくトレード、グランビル第3波)
ちなみにこのブログで何度も言っていますが、どの時間軸のどの波を獲りにいくのかを分かっていない方はまず勝つことはできません。どの波を獲りにいくのかが分かっていなければ、どこに損切りラインを入れ・どこで利確するかも分からないので値動きにあたふたするだけのトレーダーになってしまいます
なお、今回売りエントリーをした局面は、
・日足MAに対して4時間足MAが収束から拡散していくポイントでもあり、
・4時間足MAに対して1時間足MAが収束から拡散していくポイントでもあるので、
グランビルの中のグランビルということになり、下げ方向への優位性は非常に高くなります。
■4時間足チャート
■1時間足チャート
1時間足
そのような上位足相場環境の中、4時間足レベルの高値切り下げポイントの中で1時間足レベルのWトップを形成してこようかという局面になりましたので、1時間足でもトレンド転換が確定するネックライン割れに売り注文を仕掛けました(ピンクの矢印)。
少々ダウのカウントが難しいですが、私のダウのカウントでは、まだ1時間足レベルの押し安値を割っていない為、1時間足では上昇トレンドとなります。
(※あくまでもダウ理論だけから判断した場合)
つまり、注文が入る前の時点では、
・日足=下降トレンド
・4時間足=トレンドレス
・1時間足=上昇トレンド
となり、上位足と下位足の思惑が一致していません。
「上位足と下位足の思惑が一致していない=レートが伸びにくい」ということです
ですが、今回売り注文を仕掛けたピンク矢印のラインを割ってくることで、
・日足=下降トレンド
・4時間足=下降トレンド突入
・1時間足=下降トレンド突入
と、全ての時間足の方向が「下」を向き始めますので、上位足トレーダーと下位足トレーダーの思惑が一致し、下げ方向への優位性が非常に高まることになります。
ですので、その下げ方向への優位性が高まるポイントで売りエントリーしました。
結果
注文が入った後はレートが伸びていきましたので、1時間足レベルで高値を切り下げるごとに決済ラインを移動させていきました。
そして、引き下げていた決済ラインに引っかかりここで全決済されました。
これで今回のトレードを完結させました。
ということで今回のリアルトレード解説は以上となります。
何か参考になれば幸いです。
なお、私のトレード手法の全てはこちらのマニュアル(PDF127ページ)に記載していますのでトレンドフォローで安定して勝ち続けたい方は是非手に入れておいてください。
コメント