【リアルトレード】ポンド円(2020.6.8)4時間足レベルの押し目形成のための下げをサクッと獲りにいったトレード

リアルトレード

こんにちは、100億円トレーダーです。
(※詳しいプロフィールはこちら

2020年6月8日のポンド円(GBP/JPY)のトレードについて、上位足相場環境の把握からトレード足への落とし込み、仕掛け・決済までを簡単に見ていきたいと思います。

 

今回のトレードは、4時間足レベルの押し目形成のための下げをサクッと獲りにいったトレードです。上位足のトレンドに逆らったトレードですので割とリスク高めのトレードとなります

 

では、日足から順に見ていきましょう。

日足

日足は上昇トレンド中(青線)です。

また、週足で見ても上昇トレンド中(赤線)であり、基本的な目線は上となります。

が、

これまでの一気の上昇で抵抗帯&日足・週足レベルの下降トレンドラインに到達、かつ日足MAからもかなり乖離しています。

よって、これまでの上昇で買いポジションを持っていたトレーダー達の手仕舞いの売り注文が出てくる可能性が高く、今回のトレードはその手仕舞いの売り注文に便乗したトレードとなります。

4時間足

4時間足で見ても完全に上昇トレンド中です。

が、

・既に大幅に上昇していること(=買いポジションが溜まっている)
・日足/週足レベルの抵抗帯に抑えられていること

等から、短期的に下降トレンド転換してくれば、これまでの上昇で買いポジションを持っていたトレーダー達が【利益確定の売り注文】を出してくる可能性は非常に高いです。

 

あなたがもし今回の上昇の下の方から買いポジションを持っていたとしたら、そろそろ利食いしようかなぁと考え始めますよね?あなたと同様に多くのトレーダーもそのように考えるので、この辺りは潜在的に売り圧力が強い状態です

 

とは言え、4時間足レベルでは上昇トレンド中であるため、下げてきたら押し目買いをしてくる勢力がいるので、青の4時間足MA付近までの「下げ」をサクッと獲りにいくトレードとなります。

今回のトレードは、4時間足レベルの押し目を形成する為の下げを獲りにいくトレードであり、完全に上位足のトレンドに逆らったトレードです。

ですので、割とリスクは高めですが、これまでの一気の上昇で相当買いポジションが溜まっているので、下げ始めると追随して【利益確定の売り注文】を出してくるトレーダーが多くいることは簡単に予想できます。

よって、その売り注文に便乗して儲けさせてもらおうというトレードとなります。

ちなみに上昇トレンドとは言え今回のような高値圏で買うのはNG

今回のような高値圏で買うのは完全にNGという話を軽くしておきます。

確かに上昇トレンド中ですので、目線を上に持ち、買いを検討する姿勢は正しいです。

ですが、レートが伸びきっているという現象の裏にある大衆心理や注文状況を考えれば、このような局面でエントリーしてはいけないことが分かります。

まず、レートが伸びきっているということは、既に下から買っているトレーダーが大勢おり、かつそれらの買いポジションを持っているトレーダー達の多くがまだ【利益確定(=手仕舞い)の売り注文】を入れていないということです。

そして、利益確定の決済をまだしていないということは、近い将来、【利益確定の売り注文】が入るということであり、潜在的に売り圧力が強い状態です。

ですので、これ以上レートが伸びづらいです。

しかも、もう既に多くのトレーダー達が買いポジションを持っていて、かつまだ決済をしていませんので、更に追加で買う余力が残っておらずこれ以上レートを上昇させる力も残っていません。
(※なおかつ今回の場合は、日足・週足レベルの抵抗帯にしっかりと抑えられている)

 

あなたがもし下記チャートの□部分から買っていたとして、ピンク矢印の所で買いますか?って話です。むしろどこで利食いしようかなぁと考え始めている段階ではないでしょうか

 

つまり、

既に買っているトレーダーが大勢いるからレートが伸びている

ここから更に買うトレーダーがいるか?

いない、いたとしても僅かである

むしろ、抵抗帯で抑えられてレートが上げ止まりの気配を見せてきたので皆利食いを考え始める

買いポジションを持っていた人達の利食いは売り注文なので、潜在的な売り圧力が強い

そういった手仕舞いの売り勢力が多く存在するので、レートはこれ以上伸びにくい

というのが、レートが伸びきっている裏の大衆心理と注文状況です。

しかもこれにプラスして、

 

さすがに上げ過ぎでしょ

 

と考える逆張り系トレーダー達も少し上げ止まったのを確認して売ってくるので、そういった売り注文も入ってくることになります。

更に更に、今回の私がエントリーしたように、1時間足レベルの短期的なトレンド転換を確定させるポイントで新規の売り注文を入れてくるトレーダーも多くいるので、この高値付近にはかなりの売り注文が溜まっていることが分かります。

要するに、レートが伸びきっている局面というのは、

①既に買いポジションを保有しているトレーダーの利益確定の売り注文
②逆張り系トレーダーの新規の売り注文
③短期的なトレンド転換を確定させたことを確認して売ってくるトレーダーの新規の売り注文

というトリプルの売り圧力により、ここから更に伸びる優位性は限りなく低いので、買いエントリーしたら逆行し即損切りということになりやすいです。

トレンド方向にトレードしているのに、よく逆行してきて損切りに掛かってしまうという方は、このようなレートが伸びきった局面でエントリーしていることが原因です。

今回の記事を読めば、それがいかに間違っているかが分かると思いますので、今後そういったトレードはしないように心がけていきましょう。

1時間足

そのような上位足相場環境の中、1時間足レベルで短期的に下降トレンド転換してくるネックライン抜け(=ピンク矢印の所)に売り注文を仕掛けました。

 

1時間足レベルで引けてたチャネルラインの上限(=黒い太線)でレートが止まっていることも、今回売りやすかった要因ですね

 

しっかりとしたダウで見ると、1時間足レベルの押し安値を割っておらず、未だ1時間足レベルでも上昇トレンド中であるため1時間足の押し安値ライン付近まで来ると押し目買いが入ってくる可能性もあります。

また、その押し安値ラインがちょうど4時間足MAとがっちゃんこするようなポイントであり、4時間足レベルの押し目買いも同時に入ってくることが予想されますので、このライン到達で半分決済して、残り半分はどこまで伸ばせるかを見ていきたいと思います。

15分足

今回は上位足のトレンドに逆らったトレードとなるため、足を落として15分足でエントリーしました。

15分足の値動きを細かく見ながら、反転してくる気配を見せたら即効で決済する予定です。

結果

1回目の利益確定ポイント

想定通り、1時間足レベルの押し安値のラインにレートが到達しましたので、ここで半分決済しました。

残り半分は、15分足のダウが崩れるところで決済していきたいと思います。

2回目の利益確定ポイント

その後はレートが更に伸びていったので、15分足で高値を作るたびに決済ラインを移動させていきました。

そして引き下げていた決済ラインに、残り半分のポジションも引っかかりそこで全決済となりました。

■決済ポイントまとめ

■今回のトレードのリスクリワード

ということで今回のリアルトレード解説は以上となります。

何か参考になれば幸いです。

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